スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2021年12月17日

継続力を面接・履歴書で自己PRしたい。魅力的に伝わる方法とは。例文つき

継続力 面接 履歴書 自己PR 新卒 転職 アルバイト タウンワークマガジン townwork
大学時代や就職した会社で何かを継続して頑張った経験を、採用面接や履歴書でアピールしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。継続力は、社会に出て働く際に長期的な目標を達成するために必要になるほか、難しい課題を解決したり、高度なスキルを身につけるときにも役立つ能力です。この記事では、採用面接や履歴書で継続力をアピールする方法を紹介します。

継続力は自己PRとして強みになる

新卒入社の社員が3年以内に離職する割合が大卒で約32.0%(令和元年・厚生労働省調べ)ということからも、企業にとって長く働き続けてくれる人材は魅力的です。また、「課題を解決するための努力が続けられる」「与えられた仕事をやり遂げられる」など、さまざまな形で継続力は求められています。継続力をアピールすることは、「この人なら入社後頑張ってくれそうだ」と思ってもらえ、自己PRとして有効です。ただしアピールの仕方で面接担当者に与える印象が変わるため、上手な伝え方を知っておきたいものです。

継続力のオリジナルの自己PR文を作る手順

継続力を自己PRとしてアピールするなら、自分にどんな継続力があるのか自己分析をして、言語化しておきましょう。①いつ何で、②どんな継続力を発揮して、③どんな結果を得たか振り返ります。注意したいのは、「〇〇を続けていました」など、ただ続けたという内容だけでは企業に響く自己PRにはならないということ。必ず具体的なエピソードを交え、入社後にどう活かせるか説明するようにします。

次に、継続力の整理法を説明します。

①継続力をいつ、何で発揮したかを考える

まず、いつ、何で継続力を発揮したのか書きだします。「大学の頃のアルバイト」は「大学4年間続けた塾講師のアルバイト」、「小さな頃から続けた習い事」は「小学校1年生から続けたサッカー」と伝えたほうが印象に残ります。また、就職や転職時なら、大学時代や前職など出来るだけ近い時間軸でのエピソードを伝えましょう。

「何で」の例)

アルバイト
前職
学業・資格
部活・サークル
スポーツ
趣味
語学・留学
など

②どんな継続力を発揮したか、別の言葉で言い換えてみる

次はどんな継続力が自分にあるか、継続力という言葉以外で言い替えます。継続力をアピールする人が多い中、継続力がありますと伝えても面接担当者の印象に残りにくいです。例えば「英語の勉強を中学1年生から続けている」と言うより、「私は目標を立て、実現に向けコツコツ努力することができます。中学1年から10年間毎朝30分英語の勉強を続けました」と言ったほうが印象はよくなります。このとき「高校卒業までに準1級を取得しようと決めたため」など、それを続けた理由があると説得力が増します。

継続力の言い換え例)

粘り強さ
忍耐力
計画性
コツコツ続けられる
アプローチ方法を変えた
さまざまな工夫ができる
など

③どんな結果を得られたかを挙げる

どんな継続力があるかが整理できたら、次にどんな結果を得たか考えます。ポイントは具体的な数字や他者からの評価を入れることです。「東京都大会で3位だった」「営業成績で部内トップになった」「アルバイト先で〇〇賞をいただいた」「一緒にやった人から〇〇と褒められた」などです。明らかな数字や評価を出せない場合は、継続する前後で何がどう変化したか具体的に挙げましょう。

得た結果例)

スキルアップ
資格取得
人間関係の構築
結果や順位
成績アップ
など

最後の締めとして、継続した努力や結果を入社後どう活かせるか伝えられるとベターです。企業はエピソードから入社後、企業にどんなプラスをもたらす人材になってくれるのかを見極めています。自分の可能性を面接担当者にアピールしてください。

面接・履歴書で継続力を自己PRする例文

履歴書の自己PR欄に書く際や面接で聞かれたときのために、自分がアピールしたい継続力を事前に文章化しておきましょう。

例文1)前職×アプローチ変える×人間関係

「私の強みはうまくいかなくても、アプローチを変えながら努力できるところです。前職では営業として法人営業部に所属していましたが、成績が上がらない日々が続いていました。訪問数を増やし、話を聞くことを心がけましたが、効果は出ませんでした。そこで以前同じクライアントを担当していた先輩に相談したところ、忙しい人なので訪問数を増やすと逆に負担になる、それよりクライアントが抱えている課題を一緒に解決していきたいことを伝え、多くの提案をするほうがいいと教えてもらい、訪問の際には提案を2パターン持参するようにしました。結果、その年の3月には月間MVPを取ることができました。どんな状況でも諦めず、さまざまな方法で問題解決をする姿勢は、メーカーの商品開発の場でも活かしていけると確信しています」

例文2)部活×忍耐力×成績アップ

「私は粘り強く努力を重ねることができます。大学でバレーボール部に所属していましたが、毎年全日本大学選手権で6位以内に入る強豪で、同レベルの結果を求められる状況でした。しかし私の学年は県大会3位が最高の成績でした。このままでは悔しいと学年で話し合い、動画を撮ってサーブやレシーブのフォーム改善をしたり、毎日10キロのランニングを行い、練習後も残って自主練をしました。課題をこなせないメンバーには携帯で連絡を取ったり、実際に会って声をかけたりして、全員が同じ目標に向かって進めるよう努力しました。結果、翌年には県大会優勝、全国大会で6位に入ることができました。御社の営業職においても、自ら努力を重ね、周囲を巻き込み粘り強く頑張りたいです」

例文3)学業・資格×コツコツ×資格取得

「私は決めたことに対してコツコツ取り組むことが得意です。大学の授業で簿記検定を受けることになったのですが、どうせチャレンジするなら1級を目指そうと思い、検定日から逆算して毎日1日3時間、課題を決めて取り組みました。しかし、アルバイトなどで時間が取れないことも多く、1年目は不合格でした。そこで、無理な計画はやめ、アルバイトで時間が取れないときは15分でもいいので毎日コツコツ勉強することを心がけた結果、翌年無事合格することができました。経理の仕事もコツコツやることが大事だと思いますので、私の強みを活かせるのではないかと思います」

まとめ

継続力はうまくアピールすることができれば、高い評価を得ることができる長所です。今回紹介したポイントを押さえ、「この人ならこの会社で頑張ってくれそうだ」と思ってもらえるような自己PRを目指してください。

早速バイトを探してみよう