付き合う前のデートは面接試験!合格のために気をつけること│浅田さん@令和の魔法使い
ねえ、これから恋をしようというお嬢さん。
大人や学校は、恋愛の方法を教えてくれません。なのに、ある日、まわりが急に「恋人はいて当然だよね」という空気をかもしだしてくるのです。ビックリしますよね。
とはいえ、生きている限り、恋をしたくなるのも確かでして。
でも実際、どうやって恋をすればいいんでしょうか。
ご安心ください。
このコラムでは「恋をするために知っておくべきこと」をお伝えしようと思います。学校や大人が教えてくれない──恋を叶える方法を──お届けしようというわけです。
今回は「付き合う前のデートで気をつけること」を解説します。
大切なデートの前に思いだしていただければ幸いです。ぜひ、これからの恋に役立ててください。本当にね。
デートは付き合うために開催される面接試験である
ちょっと怖い見出しからはじめてしまいました。
とはいえ、すごく大事なことです。
テレビドラマや、J-POPの歌詞では「デート!デート!デート!」と、くりかえし登場しますが、まず言葉を定義しましょう。
ちょっとクドく書けば「付き合う前の段階で、男女ふたりで行動して、お互いの相性をチェックすること」なのですね。
いわば面接試験なのですよ。デートしたからと、好きになる必要もないですし、付き合わないといけない理由にもならないのです。例えると「ちょっと楽器を持って、セッションして、バンドを組むか決めようぜ」くらいの感じです。
だからこそ忘れてはいけないことがあります。
それは「むこうに審査されるだけでなく、こちらも審査する側である」というもの。
デート中は「嫌われないかな……」と相手の反応ばかり気になるかもしれません。しかし貴女も「この男子は恋人にふさわしいか?」を審査する側でもあるのですね。
あくまで関係は対等です──そうじゃないですか。むこうだって、ビクビクしてたりするわけですよ。そう考えると、ちょっと気が楽になるかもしれませんね。
デートは「楽しませてもらうもの」ではない!?
好きな人とのデートはめちゃくちゃ楽しいはずです。
想像するだけでもドキドキしますよね。
しかし「デートはドキドキさせてもらうもの・楽しませてもらうもの」と考えるのは危険です。
受け身になってしまうから。そのままでは、デートの行先や、食事の話題を丸投げすることになります。つまり「しんどさ」を男子に与えてしまうのですね。
せっかくの面接試験も(デートのことですよ!)落ちてしまうかもしれません。
・道のりも自分で調べてシェアする
・会話も率先して話題を提供するようにする
これは「お互いにとっての面接試験」です。対等な関係として、貴女もしっかりアクションするようにしましょう。
気は早いですが、この「対等な関係として動く」というマインドは、彼と付き合ったあとに幸せな恋愛を続けるために、めちゃくちゃ重要なことなのですね。
ふとした瞬間に「自分だけ〝楽しませてもらう側〟になってないかな。こっちも〝楽しませる側〟にまわらないと……!」と考えられるようになれたら怖いものなしですよ。
彼とふたりで恋愛を学んでいけばいい
恋は自分からも行動できると成功率が上がるのです。
これには他の理由もあります。
そもそも「男子だって恋愛のことはマジでなにもわからない」からなのですよ。
貴女と同じように、恋愛といわれても、本当になにをしていいかわからないのです。友人や先輩やネットで調べた情報でがんばって、どうにかカッコつけているだけなのですね。そこに気づいてあげられると強いですよ。
相手は恋愛のプロではない、と覚えておきましょう。
だからこそ、恋愛やデートを丸投げしてはいけない、ともいえますね。彼にだって、正解はわからないのですから。困ってしまうはずです。なかなか進展しないとかね。
貴女も悩みながら提案することが大事なのです。
そうやって、彼とふたりで恋愛を学んでいけばいいんじゃないでしょうか。
それがデートというものだと思うのです。
貴女の恋が叶えられることを祈っております。

(@ASD_ELEGANT)
マジシャン&恋愛コラムニスト。女性メディアに連載中の「読むだけでモテる恋愛小説・わたしは愛される実験をはじめた。」が2020年に書籍&漫画化。自身のSNSが「恋が叶うオンライン恋愛神社」と呼ばれだし、恋に悩める乙女たちの参拝メッセージによってDMが24時間ナイアガラの滝のように流れている。この瞬間にも流れている。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。