彼と同棲するときに気をつけること【令和乙女のハッピーサプリ~もっと幸せになる方法】
彼と同棲を始めるのですね。
ドキドキとワクワクが混ざって、家具を選ぶだけでも嬉しくなってしまいますね。
ふたりで暮らすというのは、やっぱり特別なことです。だけど、いざ暮らしはじめると「あれ、こんなはずじゃなかったのにな……」と思う瞬間も出てくるかもしれません。そんな悲しい未来は避けてほしいと思います。あらかじめ心がけておきたいことをシェアしますね。
大前提として、恋人というのは「いちばん親しい他人」だという意識を持ちましょう。めちゃくちゃ大事なことなのです。
家族でも、同級生でも、親友でもありません。別々の人生を歩んできたふたりが同じ空間で暮らすのですから多少の違いやズレがあるのは自然なことです。
この「違って当たり前」という感覚がすごく大切なのです。
もはや「同棲はシェアハウスである」と考えるくらいで良いでしょう。
つまり、お互いにプライベートなエリアと時間を尊重するということです。くれぐれも常に一緒にいることが〝愛〟だとは考えないでください。たぶん、それは現実的に不可能ですから。
むしろ一人でカフェに行ったり、黙って読書をしたり、それぞれの部屋にこもったりする──そんな過ごし方をお互いに大切にしましょう。
そして、もうひとつ。同棲から結婚までたどり着いたカップルの多くが口をそろえて言うのが「同棲期間を決めること」の大切さです。
なんとなく始めて、なんとなく時が過ぎて、なんとなくドキドキが薄れて別れる──これも案外よくある話です。そんなのは寂しいですよね。だからこそ例えば「二年後に結婚するかを決める前提で、同棲するってことでいいかな」といった約束をしておくと、お互いの意識がズレにくくなります。
同棲の「ただ一緒にいたいから生活を共にする」という意味に「結婚までの道のり」という意味をプラスしてしまうイメージです。結婚生活のお試し期間という感じです。
この作戦を使うと、いわゆる「いつ結婚の話を切り出したらいいのかわからない」という恋愛の悩みもクリアできます。自動的に結婚への道を歩めるからです。
同棲は、恋人関係から、一歩だけ結婚に向かって進んだ関係です。そう考えることが大切です。
同棲をうまくいかせるコツは「お互いのプライベートを尊重すること(いつも一緒でないといけないという意識を変えること)」と「同棲の期間を決めてからスタートすること」です。
このふたつを意識すると、ふたりの関係は、同棲だけではなくて、もっと長く、もっと心地よく育っていきますよ。どうか素敵な新生活になりますように。応援しています。

(@ASD_ELEGANT)
マジシャン&恋愛コラムニスト。女性メディアに連載中の「読むだけでモテる恋愛小説・わたしは愛される実験をはじめた。」が2020年に書籍&漫画化。自身のSNSが「恋が叶うオンライン恋愛神社」と呼ばれだし、恋に悩める乙女たちの参拝メッセージによってDMが24時間ナイアガラの滝のように流れている。この瞬間にも流れている。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。