彼の前でネガティブ発言ばかりしてしまうのをやめたい…【令和乙女のハッピーサプリ~もっと幸せになる方法】
「不安でたまらない」
「ネガティブなことを言ってしまう」
「嫌われたくないけど、やめられない」
つらい夜を過ごしているようですね。ネガティブな考えというものは、なかなか頭から離れてくれないものですから。
今日は大切なことを二つお伝えできればと思います。
まず将来の不安に関して、けっこう彼と関係がないケースも多いということです。例えば、お金のことや、仕事のことなど。
本質的には、これは貴女の問題です。彼は関係ありません。貴女が、貴女の人生の問題として、どう乗り越えるのかを試されているわけです。平たく言えば、こうした悩みが問題で、彼にネガティブをぶつけちゃうのは可哀想なのですね。
もちろん落ちこんでいるときに、話を聞いてもらったり、アドバイスを求めたりするのは良いでしょう。それだけで落ち着くこともありますよね。その場合も「私の問題だから、彼に気持ちをぶつけるのは違うかも」というブレーキの意識を持つことは大切です。
逆説的に、この意識を持つことが悩みの解決のはじまりでもあります。自分がどのように動くべきなのかを考えるスタートになるからです。
ちょっと厳しいですが、関係を保つために、この視点はすごく大切です。彼の存在に支えられて、貴女が、貴女の人生の課題を解決できることを願っています。
そして大切なことが、もう一点あります。
先ほどの悩みと違って「私と彼」という関係において生まれるものもありますよね。
いわば恋愛そのものの不安と言えるでしょう。結婚の話が進まないこと、連絡のペースが遅いとか、好きでいてくれているのかとか。これは二人の問題です。
つまりは、まずは悩みが生まれたら、先ほどのように考えて「一人の問題」と「二人の問題」のどちらが原因の不安なのかを見分けることが大切なのですね。
さて、この場合の不安は、ちゃんと彼に伝えていいものです。ただし、伝えるには準備が必要です。
いちばん大事なのは「不安だ」という気持ちだけをぶつけないことです。スカッとするかもしれませんが、関係は悪化しちゃいます。彼を疲れさせることになるからです。
代わりに「何が不安なのか」「何をしたら不安が消えるのか」を言葉にして伝えましょう。
たとえば「正直、会う頻度が少ないのが不安なんだよね」「週に一度は会えたら安心する。無理なら電話したい」「年内を結婚するかどうかを考える期間にしたい」みたいに。できるだけ具体的に伝えること。それが上手な相談のしかたです。
ぼんやりした不安は、強敵です。正体がつかめないから、どこまでも大きくなる。
だから言葉になるまで考えることが大切なのです。そこまで考えたものを伝えるからこそ、彼も理解してくれて、貴女が望むような反応を返してくれるのです。自分も何かわかっていない、もやもやを、もやもやのままぶつけると彼はパニックになるしかありませんから。
書き出してみるのもいいかもしれません。友だちに話して整理してみるのもいいでしょう。もっと一人で考えてみるのも有効でしょう。
彼はあなたの味方です。それは絶対に真実です。でも、だからこそ、どう扱っていいかわからない荷物は、分けて、減らして、整えてから渡してみてくださいね。
貴女に幸せがおとずれるように祈っております。

(@ASD_ELEGANT)
マジシャン&恋愛コラムニスト。女性メディアに連載中の「読むだけでモテる恋愛小説・わたしは愛される実験をはじめた。」が2020年に書籍&漫画化。自身のSNSが「恋が叶うオンライン恋愛神社」と呼ばれだし、恋に悩める乙女たちの参拝メッセージによってDMが24時間ナイアガラの滝のように流れている。この瞬間にも流れている。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。