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2016年05月09日

東大生の8割は鉛筆を正しく持っている。点数UPにつながる鉛筆の正しい持ち方とは?

Girl with pen
東大生の8割は鉛筆を正しく持っているといいます。東大に合格するためには相当な学習量が必要なのは皆さんもご存知の通り。ノートに大量の文字を、長時間効率よく書き続けるためには、正しい「持ち方」、「姿勢」、文字を書く時の「リズム・テンポ」の3つを心がけることが大切なのだそう。
ではその大切な3点について、どうすれば正しく身につくのかを、書写ラボ代表「速書・書写書道教育研究家」の河野玄龍先生に聞いてみました。

「持ち方」「姿勢」「リズム・テンポ」の練習で、くせのある丸文字がスマートな文字に!

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では心がけるべき3つの点を、さらに詳しく紹介していきましょう。

①持ち方

まずは持ち方から。長時間書き続けても疲れない、正しい鉛筆の持ち方をマスターしましょう。

正しい持ち方、通称「卵持ち」

まず、親指と人差し指でマルを作ります。
そのマルに中指、薬指、小指をくるっとまーるく包み込むように添えます。
赤ちゃんの柔らかく小さな手を優しく包み込むように、指先全部をすべて柔らかくふわっと持つのがコツです。

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「卵持ち」は、ピンポン玉くらいの球をふわっと握ると、感覚がつかめますよ。

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「指全体を軽く添える」感覚は、輪ゴムを使ってつかみましょう。

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この持ち方だとずいぶん軽く握っている感じになります。ふだんの筆圧が強い方だと「本当にこれで文字が書けるの?」と心配になるかもしれませんが、安心してください! 実は、文字を書く時に、ペン先を紙に押し付ける必要はないのです。紙の上に鉛筆の先をすっと置いて、滑らせるだけで書けるものなんですよ。

書き方

そーっと載せて、すべって止まる。これが文字を形作る、“タテ・ヨコの線”を描く時の基本です。
この練習で柔らかく、しなやかな線が書けるようになります。

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②正しい姿勢

東大生はノートをフル活用して記録していくもの。講師の話を聞きながら、黒板、教科書、参考書…と周りの情報を常にキャッチするためには視野を広くとる姿勢を保つことが大切です。これは、早く効率よく書くことにもつながりますから、ぜひマスターしておきましょう。

まず、お腹と机の間におにぎり一個分取ります。

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次に、両脇の下も、おにぎり一個分あけて、ペン先はお腹から30センチ程度離れたところへ。正面より約4-5センチ右側へ置きます。

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机と腕のラインはナナメ45度を意識して。漢字の「八」の字をイメージするといいですよ。これだけで、ぐっと文字がキレイに変わります。しかも、ノートを取っている姿もカッコよく決まりますよ。

③リズム・テンポ

東大を目指す受験生の学習時間は1日に10時間以上といわれるほど、相当長いものです。長時間書き続けるコツは「リズムに乗って、テンポよく」筆を運ぶこと。最初から速くは書けないものですので、段階を追って練習するのがコツです。

まずは、1秒あたり1本の線を書くスピードから練習してみましょう。

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テンポを作りやすいように、漢字の「二」を2秒で書くことからから始めます。このスピード感は、(言葉にすると)「いーち、にーい」くらいの感覚です。
次に、「二」を一秒で書くスピードで。(言葉にすると)「いちに、いちに」くらいの感覚。
こうして徐々にスピードアップして1秒で3-4本の線を書く意識をしていくといいですよ。慣れてくれば、写真のような画数の多い漢字もスムーズに書けるようになってきます。

1秒で5-6本の線を書くくらいまでスピードアップできると、講義なども楽々ノートを取れるようになるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 長時間書き続けても疲れにくく、効率よく見やすくきれいな字を書き進めるコツをつかむことが、テストなどの点数アップにもつながるもの。鉛筆やペンの正しい持ち方をマスターすれば勉強がより一層楽しくなるかもしれませんね。

河野玄龍先生sennsei
速書・書写書道トレーニング教室、「書写ラボ東京」主宰。東京学芸大学書道科卒。書道教育を約30年間にわたり研究・実践し続け、文字を速く・正確・きれいに書くための教材とトレーニング法を開発し、平成25年に日本初の特許を取得、幼児~成人・高齢の方まで全国に書写ラボグループを展開、『河野式速書トレーニング法』『河野式速書トレーニング教材』の普及に尽力し、「手書き力」そのものを高める指導を行うことで、「感性」と「能力」が習得できる独自の教育法の普及に尽力している。速書・書写書道書写は“脳内トレーニング”や“知的筋力トレーニング”ととらえ、大学生向けの、バイト応募や就活で使える履歴書の文字指導なども行っている。

取材協力/速書、書道トレーニング教室 「書写ラボ」http://syosya-labo.com/
取材・文/中島典子 撮影/八木虎造

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