【試験対策】暗記には“青”が効果的!? 記憶力がアップすると噂の「青ペン勉強法」とは!?
学生のみなさんは、もうすぐ試験! 効率よく暗記する勉強法として話題なのが「青ペン暗記術」。ご存じの人もいると思いますが、実際に青ペンで何をすればどんな効果がでるの? そんな疑問を早稲田塾の創業者、相川秀希さんの著書『頭がよくなる青ペン書きなぐり勉強法』から探ってみました。
なぜ、“青ペン”がいいのか
●リラックスできる鎮静効果があり“集中力”が高まる
青という色は興奮した気持ちを鎮めて落ち着かせる効果があります。興奮した気持ちで勉強をすると気が散って集中力が高まりません。しかし、青文字で勉強することで心が沈静し、リラックスした状態で集中することができ、記憶力が高められるのです。
●普段と違う色の印象効果があり“記憶力の向上”にプラス
通常、勉強するときの文字は黒、強調したい部分は赤や蛍光マーカーなどを使う人が多いと思います。そうした配色に慣れていると青一色で書かれた文字は新鮮で印象に残るはず。とりわけ記憶したいものに対して、青字で書き連ねることが記憶力の向上につながると考えられています。
青ペン勉強法に必要なのはこの2つ!
1.青ペン→使いきった達成感を味わいやすいモノを選ぶ
オススメは“ゲルインキ”で“スケルトンタイプ”の青ペン。ペンのインクは油性、水性、ゲルなどがありますがポイントはインクの減りが早いということ。インクが早く減れば減るほど「ペンを一本使い切った=たくさん勉強した」という達成感をより早く得られるため、減りの早いゲルインクを選びましょう。
そして、インクの減りが目に見えて分かるスケルトンタイプにすれば「インクが減った分、頭に入っている」とテンションもあがるはずです。
2.A4サイズのノート→勉強量を実感しやすい
コピー用紙やルーズリーフなど1枚ものの用紙では途中でなくなったりして、書いた実感が得られにくい。「ノート1冊書き切った」「10冊書いた」など“勉強をした”ことの実感を得ることで、意欲も上昇していきます。使い切ったノートを貯めて成果を“見える化”することが自信になります。
そして、大きいサイズのノートのほうが、より多くのことを書けるのでA4サイズにしましょう。小さいノートだと「こんなことまでは書かなくていいや」と思う口実になってしまうことがあるからです。
いざ、実践! 見開き2Pで1テーマをまとめると効果大!
記憶したい語句や文章を青ペンでノートに書く。これだけです。ただ、ひとつ注意したいのはひとつのテーマを見開きでまとめること。そうすると見開きで完結され、内容を俯瞰的に見ることができます。
まとめ
著書内では、実際に塾生たちと青ペン効果を検証したエピソードが披露されています。その結果、見事東京大学に現役合格した生徒も多かったとのこと。また、テレビ番組で検証した際は、青、黒、赤のペンで試したモニターの7割の人が青ペンが一番記憶できると回答したそう。
今日からでも試せる青ペン勉強法! 今回の試験は青ペンで記憶力をメキメキあげていってください!
文:中屋麻依子
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。