絵心がなくても大丈夫! 誰でも手帳をかわいくアレンジできる、3色ボールペンイラストの描き方
手帳は学校の用事やバイトの予定などを書き記すのに欠かせないアイテム。毎日使うものだからこそ、予定をキレイにかわいく書きたいですよね。
そこで、ボールペンイラストに関する本を数多く出されているイラストレーターの坂本奈緒さんに、手帳がかわいくなる簡単なイラストの描き方を教えていただきました。
定番の予定はイラスト化すると手帳がかわいくなる!
頻繁に手帳に書き込む予定は文字の代わりにイラストを使ってアイコン化すると、ぐっと華やかな印象に。アイコンなら手帳の小さいスペースでも描きやすいですし、ひと目見て何の予定かがわかります。
予定別、絵心がなくてもかわいく描ける3ステップ
坂本さんに学生さんの予定に合ったアイコンを教えていただきました。絵が苦手な人でも描けそうなものをおすすめしていただいたので、早速、描き方を一緒にみていきましょう。
バイト
1.青ペンで「B」の字を丸で囲み、下に向かって真っ直ぐの縦棒を描く
2.黒ペンで縦棒から右斜め上方向に4本の平行線を引き、その選を2本ずつ「く」の字でつなぐ
3.2でできた旗の中に黒ペンでそれぞれ時間を記入する
デート
1.赤ペンで「さんかく」を横に2つ描く
2.縦長の「さんかく」を中央の接点から斜め下に2つ描く
3.「さんかく」の内側に太いラインを1本ずつ描き足す
ショッピング
1.赤ペンで横長の「しかく」を描く
2.横長の「しかく」の右端に縦線を引き、長方形をつくる。底辺を利用して「さんかく」を描き、その中心部分から上に向かって線を引く
3.横長の「しかく」の上線部分に2つの半円でバッグの取っ手を描く。青ペンでバッグの側面に行き先を描く
レポート
1.赤ペンで横長の「しかく」を描き、その上に二重の半円を描くとクリップが完成
2.クリップの端と端を囲むように、黒ペンで大きな「しかく」を描く
3.「しかく」の中に三重線を引き、締切日などを書く
テスト
1.青ペンで「さんかく」、続けてその下に縦長の「しかく」を描く
2.黒ペンで「しかく」を描き、真ん中辺りに縦線を引く
3.ノートとえんぴつの細部を描き、青ペンでノートの中にTESTと書く
いかがでしたか? どれもとても簡単に描けて、手帳がかわいくなりそうなものばかりですね。
さらにワンランク上のかわいいイラストを描くポイントは?
■その1:お手本を見て真似しよう
「絵に自信がない人は、まずは雑誌やネットなどから『自分でも描けそうだな』と思うモチーフを探してきて真似をしてみましょう。最初は下手でもいいので、何度も何度も描いてみることが大事。次第に物のカタチがとらえられるようになってきて、バランスよく描けるようになるはずです」
その2:文字を活かかそう
「イラストだけですべてを表現しようとすると、モチーフも複雑化して難易度がアップ。そこで、必要な情報は文字を使ってフォローしましょう。文字が入ると、パッと見ただけで内容がよりわかりやすくなるはず。あらかじめイラストに文字を描き足せる余白を用意しておけば、文字が書きやすくなります」
まとめ
予定にちょっとイラストを添えるだけで、単なる手帳がオリジナリティ溢れるかわいい手帳に早変わり。まずは1本から始められる3色ボールペンでイラストを楽しんでみてくださいね。
坂本奈緒さん
イラストレーター。デザイン会社を経て2003年よりフリーイラストレーターに。広告、雑誌、Web、グッズなど手がける仕事は多岐にわたる。NHK「趣味Do楽 ボールペンだけで描ける! 簡単&かわいいイラスト」に出演。著書に3色ボールペンで! かんたん、ちょこっとイラスト帖』(日本文芸社)、『ボールペンで簡単! 大人かわいい季節のイラスト帖』(主婦と生活社)などがある。
取材・文:福田彩 監修:坂本奈緒
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。