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2016年09月28日

文豪のように宿にこもってバイトの履歴書を書く

地主恵亮 タウンワークマガジン
文豪と呼ばれる人たちがいる。島崎藤村や川端康成、夏目漱石などだ。彼らの作品は今なお多くの人に愛されている。教科書などにも掲載されており、歴史的名作と呼ぶにふさわしいものだらけだ。

そんな文豪が原稿を書く際、もちろん自宅でも書いただろうが、温泉宿に泊まり、原稿を執筆していた。「宿」という環境が名作を生み出す原動力になったのかもしれない。そこで履歴書を宿にこもり書いてみたいと思う。名作のような履歴書ができるかもしれない。
 

自宅で履歴書

バイトの面接に行く際に持参する「履歴書」。バイトをしようと思えば、必ず書かなければならないものだ。名前や住所、学歴や職歴などを書く大切な書類。これを見て、相手は雇うか否かを決めるのだ。

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自宅で履歴書を、


書いてます

書いてます


履歴書は一般的に自宅などで執筆する。ただそこに疑問が浮かぶ。果たしてそれでいいのだろうか。履歴書は文豪で言えば原稿である。小説が読み手の心を揺さぶるように、履歴書もまた読み手(雇用主)の心を掴まなければならないのだ。

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自宅じゃダメだ!


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もっと最高の履歴書を書く環境へ!


文豪は温泉宿で原稿を書いた。自宅には雑音が多すぎる。もっと集中できる環境でよりよい原稿を書こうとしたのだ。その結果が温泉宿である。ということは、履歴書だってもっと集中できる環境、温泉宿で書かなければならないとダメなのだ。

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ということで、


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温泉宿に、


やって

やって


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来ました!


 

温泉宿で履歴書

山梨県の小菅村というところに移動した。静かな場所だ。浴衣に着替え、小鳥のさえずりに耳を澄まし、心を落ち着かせて、腰を下ろす。これこそが正しい履歴書を書く環境なのではないだろうか。

履歴書を書きます!

履歴書を書きます!


もちろん万年筆で履歴書を書く。文豪は万年筆で原稿を書いていた。万年筆で書くことで、よりよいものが書けるのだ。静かに自分の過去と話し合いを行う。どこの学校を卒業したのか、どんな仕事をしてきたのか、それを履歴書に記していくのだ。

職歴で筆が止まる

職歴で筆が止まる


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静かに過去と向き合う


履歴書は過去の自分と向き合う作業だ。自分の歩いてきた道を振り返る瞬間なのだ。雑音が多い環境でできるものではない。自分の人生を考えて欲しい。何かの片手間に語れるようなものだろうか。違うはずだ。

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履歴書はゆっくりと自分の過去を


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振り返る作業なのです


学歴はまだいい。大体は決まっているからだ。ただ職歴はそうも行かない。レールがないところを自分の意思のみで走ってきた証。過去の自分とゆっくりと向き合う必要がある。その結果、私は筆が止まり、気分転換に散歩をしたりしたのである。

職歴:なし、以上

職歴:なし、以上


 

温泉に入る

過去の自分と向き合った結果、私に職歴がないことがわかった。今年31歳なのだけれど、働いた覚えがない。のらりくらりと生活してきて今になった。驚くことに、自宅で履歴書を書いても、温泉宿で書いても、特に履歴は変わらないのだ。職歴なしはなしなのだ。

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過去の自分との対話は尽きない


「免許・資格」も自分が歩いてきた軌跡だ。自分の過去の努力をそこに記すことができるのだ。読み手(雇い主)も、職歴と免許・資格を見ることで、心を揺さぶられることだろう。時間をかけて書くべき箇所だ。

温泉に入り免許・資格について考える

温泉に入り免許・資格について考える


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夜はしっかり睡眠を取る


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朝からまた履歴書と向き合う


その結果です

その結果です


よく考えた結果、いわゆる「車の免許」しか持っていなかった。資格の勉強とかしたことないな、と思っていたけれど、このようにじっくりと過去の自分と向き合うことでわかった。やっぱりやってなかった。資格は持っていないのだ。

写真を貼って完成です!

写真を貼って完成です!


 

落ち着きのある履歴書

ゆっくりと時間をかけて履歴書を作った。やはり落ち着きのある履歴書になったと思う。自宅で書いているときは落ち着きがなく、写真の私は大体ブレている。しかし、宿についてからの私は静かである。集中できている証拠だ。

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今回履歴書に使った写真


写真にも温泉宿効果が出ている。落ち着きのある凛々しい表情をしている。いつも使っている写真とは異なる。普段使う私の写真は落ち着きがなく、我が強く、主張が強すぎるのだ。心の余裕がない証拠だろう。

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普段の履歴書の写真。主張が強すぎる


まったく異なるのがわかると思う。あとはこの履歴書を読み手(雇い主)に見せれば完璧である。今までの履歴書とは別物だ。もはや履歴書ではなく、「作品」と呼びたい域に達している。

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読み手(雇用主)に作品(履歴書)を見せる


読み手は作品を見て言った。

「君、職歴ないの?」

どこで書いても変わらない現実を突っ込まれ、静かに面接は終わった。履歴書、云々の問題ではなかった。

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ある意味、落ち着いて家に戻った


 

集中できる環境

宿で履歴書を書いてわかったことは、なんかすごいものが書けているんじゃないか、という勘違いを起こせることだった。静かな環境は集中力を高める。この履歴書自体は私の人生で一番の出来だった。問題は職歴とか、静かな環境とかでは、どうにもならないことだけど。この環境でやるべきは、資格の勉強とかだった気がする。マジで俺、職歴ないんだよな、、、頑張ろうと思いました。

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浴衣で車を運転すると艶っぽいとことは分かった!

■撮影協力
・NPO法人多摩源流こすげ・短期滞在型サテライトオフィス

http://npokosuge.jp/enterprise/satellite-office

・小菅の湯
http://kosugenoyu.jp/

文:地主恵亮

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