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2017年06月27日

【アザコン】=人の目が気になって仕方がない性格の解消法

アザコン アザーコンプレックス タウンワークマガジン
周りの目が気になりすぎて心が苦しくなる、時には外に出るのも億劫になってしまう…。そんな人はもしかしたら「アザコン(アザーコンプレックス)」なのかもしれません。

では、アザコンにはどんな特徴があるのか、またどう対処すればいいのか、心理学の専門家である、自己嫌悪セラピスト大塚統子さんにお聞きしました。

アザコンの4つの特徴と、その裏にある心理背景は?

たとえば人の目が過剰に気になる、気になりすぎて疲れてしまう…などがアザコンの主な特徴と言われています。「あ、まさに私だ!」とドキッとした方もいれば、「言われてみればそういう時もあるよね」という方もいるでしょう。人により自覚レベルはさまざまですが、アザコンの裏には心理的な背景があるものです。

以下の4つの特徴のうち、1つ以上あてはまると感じたら、もしかしたらアザコン予備軍かも⁉ さっそくチェックしていきましょう。

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【特徴1】
自分をよく見せようと無理してしまう

裏の心理は?→「普通でいなきゃ、いい人でいなくちゃ!」

本当はダメな自分を知っていて、自己嫌悪を感じている状態です。常にダメな部分を隠さないといけないので自分らしく振る舞えず、無理して“いい子”を演じてしまいます。これを繰り返すうちだんだん辛くなる…。というパターンです。

【特徴2】
緊張や考えすぎで本音や言いたいことが言えない

裏の心理は?→「嫌われたらどうしよう」

これは自分が自分を監視しているパターンです。たとえば会話をしている時でも、「こう発言したら相手は私を変だと思わないかな」など、常に自分自身に意識が向いている状態です。相手へ興味が向かないので話が一方通行になりがちで、結局うまくいかず「あぁまたダメだった」といつまでも失敗が気になってしまいます。

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【特徴3】
気乗りしない誘いを断れない

裏の心理は?→「私さえ我慢すれば、うまくいく」

これまで本音を出さずに我慢することでうまく乗り切ってきた経験がいくつもある方に多いパターンです。周りの期待に応えたい気持ちの裏返しですが、常に誰かの言うとおりにしてきたぶん自分を押さえることに慣れてしまい、本当にやりたいことに気付けなくなり、心が苦しくなっている状態です。

【特徴4】
常にメールやSNSが気になってしまう

裏の心理は?→「みんなに受け入れられていないかも…」

これは周りからの評価でなんとか自分の存在を保とうとしているパターンです。他人からの肯定的な反応がないと不安になるので、どんなコメントが返ってくるんだろう、今何が流行っているんだろうと気になって、いつもソワソワ落ち着かない状態です。

思い当たったら、どうすればいい? 心を軽くする4つの方法

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アザコンかも⁉と思い当たっても、「今日から人の目を気にしない!」なんて、難しいですよね。ここでは少し意識するだけで心が軽くなる方法をお教えします。いきなり全部を完璧にしようとせず、できることからはじめて自分にしっくりくる方法を見つけてみてください。

【方法1】
「1日5個、自分をほめる」を習慣にする

朝ちゃんと起きられた、遅刻をしなかったなどほんの些細なことでOKです。自分ができたことをほめると、自己肯定の気持ちが育ち、他人からの評価に左右されない自分軸や、自信が持てるようになります。自己嫌悪するタイプの人におすすめの方法です。

【方法2】
「ありがとう」という

本音が言えない、意識が自分へ向く傾向にある方は、「ごめんなさい」や「すみません」の言葉が多くなりがちです。逆に「気にしてくれてありがとう」など、感謝の言葉へ言い換えていくと、自然と意識が外を向くようになり、周囲にある優しさを感じやすくなります。

【方法3】
「私、○○が好き」と言葉にする

人の誘いを断れない、つい我慢してしまうという人にはこれです。小さなことから「私、これがいい!」などと正直な気持ちを口にしていると、自分で決めてOKという意識が育ちます。自分を大切にすると、お互いに本音が言える対等な関係が築きやすくなります。

【方法4】
他人のいいところを見つけて伝える

たとえば「優しい人だね」と伝えれば、自然と相手もあなたに優しく接したくなるものです。心の法則では、人をほめると鏡のように自分に同じ評価が返ってきますから、人の評価が気になる方はこの法則を活用してみましょう。大げさなほめ言葉やウソは必要ありません。「いいよね」とひと言添える程度で十分です。

まとめ

周りの目が気になることは決して悪いことではありません。「むしろ誰の心の中にでもあるものです。自分が考えているほど周りの人はあなたを批判的に見ているわけではありませんから、まずは自分が自分を肯定してあげてくださいね。また、自分で決める・自分で選ぶと主体性を持つと、他人の目や他人の基準に振り回されなくなります。お伝えした方法を少しずつでも習慣にして、心を楽にしていってくださいね」(大塚さん)。

みんなの心に当たり前にある“アザコン”。上手に付き合っていきたいものですね。

■お話しを伺った方
大塚統子(おおつかのりこ)さん


自己嫌悪セラピスト。ネガティブな思考・感情をリニューアルし、自信や才能へと変換していくカウンセリングの職人。東京・仙台で「体験する心理学講座」の講師。カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。テレビ・雑誌の取材にも多数出演、東京・仙台にて心理学ワークショップ講師を担当している。

■ブログ
http://blog.livedoor.jp/cs_nori/

■カウンセリングサービス
http://www.counselingservice.jp/

取材・文:中島典子

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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