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2017年07月14日

「ゲーム式勉強法」で勉強嫌いをアッという間に克服する方法

ゲーム 勉強 暗記 東大 対談 タウンワークマガジン

鈴木秀明さん(左)、西岡壱誠さん(右)


勉強は嫌いだけど、試験は目前! そんな焦りを感じている人におすすめしたいのが「ゲーム式勉強法」。ゲームをするような感覚で勉強に取り組む、画期的な方法を肯定するのが、東大卒の資格・勉強コンサルタント、鈴木秀明さんと、現役東大生の西岡壱誠さん。具体的な勉強法についてお2人に教えてもらいました。

「目標をクリアする」ゲーム感覚で勉強に取り組めば苦手意識は減る

――そもそも、勉強にゲームが活かせると思った理由とメリットは?

鈴木:私は現在500を超える資格を取得していますが、資格を取り始めたのは大学時代から。大学でサークルの広報誌を作っていたときに「いろんな資格を取ろう!」とおもしろ企画として始めたのがきっかけです。企画としては「資格を取ること」が目標なので、この目標を“クリア”するゲーム感覚で勉強していました。

つまり「資格勉強をする」のではなくて、「合格する」のが目的。ゲームもクリアすることが最終目的ですよね。目標や到達点が明確だと「ただなんとく勉強している感」が少なくなると思うんです。

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西岡:僕は生粋の勉強嫌いで、勉強よりもゲームばかりやっていたタイプ(笑)。ゲームのキャラクターの名前はすぐ覚えられるのに、なぜ歴史は覚えられないのだろうと思っていました。そんなとき、脳の仕組みは、感情と結びついたときのほうが暗記力が高まるという研究結果を知って「これだ!」と思いついたんです。楽しさや驚きを感じながら勉強すれば、苦手意識は減るんじゃないかと。その楽しいと感じることが僕にとってはゲームだったんです。

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鈴木:桃太郎電鉄のゲームをしてたら、日本の地名を覚えた、みたいなことだよね。

西岡:まさにそれです! 「この県とこの県は隣同士なんだ」と驚きや発見があると覚えますから。そして鈴木さんが言ったように“クリア”する感覚で勉強ができるのはメリットだと思うんです。例えば、1~100のことを覚えるのはツライけど、1~10まで覚えたらミッションクリア、と考えて11~20のことにチャレンジする。クリアすると達成感が生まれますから、その楽しみもあります。

問題と回答に共通点を見つける「共通点つなぎ」

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――それでは具体的に「暗記系」で使えるゲーム式勉強法を教えてください。

鈴木:『共通点つなぎ』をおすすめします。覚えるべき事柄A(問題)とB(解答)との間に無理やりでもいいから共通点をもたせて覚える方法です。例えば「京都の永観堂にある有名な仏像は?」という問題があるとします。

A(問題)永観堂
B(解答)みかえり阿弥陀

「観る」と「みる」が共通していますよね。問題と答えの関係を簡潔に表す共通点をゲームのように見つけてみてください。

そして、暗記系の最大のポイントは勉強するタイミング。特に大事な暗記勉強は試験の直前に行うこと。「エビングハウスの忘却曲線」によると、人間は一度覚えたことを時間の経過とともに急激に忘れると実証されています。つまり、直前に覚えたことほど記憶に残るため、しぼり込んだ箇所を試験前日などの直前期に一気に詰め込みましょう。

情報をつめこむ「語呂合わせコンテストゲーム」

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西岡:僕がおすすめしたいのは『語呂合わせコンテストゲーム』。語呂合わせは暗記の定番ですが、より情報を詰め込むのがゲーム式の勉強法です。最低2つ以上の情報をいれてください。例として「1618年に30年戦争が勃発」という事例に対して、以下の3つの情報を覚えるとします。

1.戦場はドイツ
2.この戦争の講和条約は1648年のウェストファリア条約
3.この条約で神聖ローマ帝国が事実上崩壊

・語呂合わせ
ドイツの広い破壊(=1618)で帝国(=神聖ローマ帝国)の疲労死は(=1648)っきりウェストファリア

ちょっと突飛な語呂合わせでも自分で作ったものだと案外、覚えられるものですよ。

過去問を見て3点セットの解答パターンを覚える

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――次は「記述系」で使えるゲーム式勉強法を教えてください。

鈴木:私は、記述問題でも実は暗記がベースになっていると考えています。一般的に記述は思考力が問われていると思いがちですが、ゼロから自分で考える力は求められていません。必要なのはベースとなる基本的知識と解き方のパターンを覚えること。そのためには過去問を解くのが効果的です。

覚えることは「問題」、「解答」、「なぜそうなるのか」の3点セット。特に「なぜそうなるのか」の解説を読みこめば、「このような問題にはこういう解き方を当てはめる」というパターンが見えてきます。そのパターンをゲームの謎解きのように見つけるのはなかなか面白い作業ですよ。大学の先輩から過去問をもらったり、これまでの試験問題を見返したりして、過去の出題パターンはひとつでも多く覚えましょう。

『なんでやねんゲーム』で思考力を訓練する

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西岡:思考力を試される記述問題は「なぜ」と問われたときにどう答えるかがキーポイント。だから理解力を高めることが重要です。そこで僕が考えた勉強法は『なんでやねんゲーム』。参考書を読むとき「ここはなぜ、こうなのか…なんでやねん!」とツッコミながら、問題点を見つけていきます。

参考書を読んでいて「なんでやねん」と思った箇所に下線を引き、抱いた疑問を書く。その疑問を調べて参考書に答えを書けばツッコミ成功、ゲームクリアです。単純ではありますが、自分が疑問に思ったことを調べるのは思考力を高める訓練になるのです。

まとめ

「ゲーム式勉強法」はいかがでしたか? 鈴木さんと西岡さんの共通の思いは「少し考え方を変えるだけで、勉強が楽しくなる」ということ。ゲームをクリアする感覚で勉強に取り組んでみてはどうでしょうか。

■Profile
鈴木秀明

資格・勉強コンサルタント。独学で東京大学理科一類に現役合格。24歳でAll About「資格」ガイド就任。現在519の資格を持つ。最新著書に『効率よく短期集中で覚えられる 7日間勉強法』(ダイヤモンド社)がある。

【著書】
効率よく短期集中で覚えられる 7日間勉強法

ダイヤモンド社 刊
1,512円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478102759

■Profile
西岡壱誠

偏差値35から東大合格を果たした現役東大生。自らの勉強経験を綴った初の著書『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』(ダイヤモンド社)が発売中。

【著書】
超カンタンなのにあっという間に覚えられる! 現役東大生が教える 「ゲーム式」暗記術

ダイヤモンド社 刊
1,404円(税込)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478102341

取材・文:中屋麻依子 撮影:八木虎造