【サークル勧誘のコツ】新入生を勧誘する方法と、うまくいかないときにすべきこと
新入生が入学する4月になると、キャンパス内で繰り広げられる各サークルの新入生勧誘合戦。これがなかなか大変で、中には「1人○人勧誘」とノルマを決められ、頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。
新入生をサークルに勧誘するにはコツがあります。
この記事では、新入生を効率的に勧誘する方法と、勧誘がうまくいかないときにすべきことについてご紹介します。
【目次】
サークルに多くの新入生を勧誘するコツ
サークルに新入生が入ってくれないと、次第に規模が小さくなっていき、最後は自然消滅してしまうおそれもあります。では、新入生の興味を引くには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
わかりやすいチラシを作って配布する
まず、チラシの出来栄えが勧誘の成否を握る鍵になります。といっても、デザイン性が高いチラシが良いわけではなく、わかりやすさ、読みやすさがポイントです。サークル名、活動内容、連絡先といった基本的な情報は必ず掲載しましょう。「そんなことは当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、チラシを作り慣れていないと意外と気が回らず、漏れてしまうことがあります。「サークル名は大きく載っているのに、活動内容が今一つわからない」「連絡先が電話番号だけでコンタクトしづらい」「サークルのメンバーにどこに行けば会えるのかわからない」などの点に注意して作成することが大切です。
それらのポイントを網羅した上で、デザインや配色を洗練させ、シンボルマークやアイキャッチになる写真、イラストなどを盛り込みましょう。
サークルのユニフォームなど統一感のある服装で声をかける
外から見たサークルの雰囲気は、活動内容と同じくらいに新入生の判断材料になります。サークルの名前が入ったおそろいのユニフォームやTシャツ、ウインドブレーカーなど統一感のある服装を着用して勧誘すると、きちんとした活動をしているというアピールになるとともに、普段はだらしない格好をしている人でも清潔感を与えられるでしょう。
活動内容や方向性を明確に伝える
新入生と対面で話すときも、活動内容をわかりやすく伝えることが重要です。「とにかく入会すればわかるから」というノリでは、不安を感じて敬遠されてしまいます。
スポーツ系のサークルの場合、シーズンスポーツを和気あいあいと楽しむのか、大会などで好成績を狙うような活動内容なのかで、方向性にかなりの差が生じます。そうした情報をしっかりと伝えないと、新入生が入会を躊躇したり、一旦入会してもすぐに退会したりするおそれがあります。
明るくて楽しい雰囲気のサークルだと理解してもらう
サークルは必須の活動ではありませんが、新入生はそれぞれ「大学生活を充実させたい」「スキルを身に付けたい」「素敵な先輩がいる」などの思いを胸に、雰囲気が良くて活動しやすそうなところを選んで入会します。
そのため、メンバーの表情が暗いところや、楽しく活動できなさそうなサークルは、どうしても敬遠されてしまいます。活動内容が堅いサークルだったり、落ち着きのある雰囲気が特徴だったりしても、ファーストコンタクトでは明るく楽しいムードを出しましょう。まず新入生が踏み込んで来やすい雰囲気をつくることが大事です。
サークルに入会した場合のメリットを示す
自分たちのサークルに入会すると、どんなメリットがあるのかを伝えることは非常に大事なポイントです。「先輩後輩のつながりが密接で、就活に活かせる」「未経験のスポーツでも、先輩が丁寧に指導してくれる」「語学力が身に付く」「ディベート力が鍛えられる」「サークルのイベントが多くて、カップルができやすい」など、新入生が魅力を感じそうな切り口で伝えましょう。
新入生歓迎会の予定を伝える
「正式に入会しなくても、ひとまず様子を見てくれるだけでいいから」というスタンスで声を掛け、心理的なハードルを下げましょう。注意したいのは、新入生は大抵、20歳未満であるということです。サークルとしてのモラルを大切に、飲み会ではなく食事会として誘うこと。多少堅く見られても、組織としてしっかりしている点を印象づけられれば、新入生も安心して入会できるでしょう。
新入生に引かれる!NG勧誘
全力で勧誘しようとする姿勢が前面に出すぎると、新入生に引かれてしまいます。具体的には以下の勧誘方法にならないよう気をつけましょう。
高すぎるテンションで声を掛けない
明るく楽しい雰囲気をアピールすることは大切ですが、ファーストコンタクトでは程度を考えて接しましょう。高すぎるテンションは打ち解けた仲間でないと付いていけないものです。相手は入学したばかりの新入生。ノリが軽すぎると警戒する気持ちも起きてしまいます。
しつこく強引に誘いすぎない
しつこく強引な勧誘は、サークルに限らず、どんな勧誘でも嫌がられることです。粘れば粘るほど鬱陶しいと思われてしまいます。興味のないものに強引に誘ったところで、興味が湧いたり印象が良くなったりする可能性は低いものです。断られたらあきらめ、しつこく押さずに引き下がりましょう。
大人数で1人の新入生を囲まない
大勢で1人を囲んで勧誘すると、一種の脅迫と受け取られる可能性があります。勧誘している本人たちに悪気はないのかもしれませんが、囲まれる側の新入生の中には恐怖を感じる人もいるでしょう。声を掛けるなら新入生が複数人で固まっているときがチャンスです。新入生も1人で応対するより安心して話を聞けます。
サークルへの勧誘がうまくいかないときは?
勧誘がなかなかうまくいかないときに、行うべきことをお伝えします。新入生が入会してくれないのは、それなりの理由があるからです。
サークルの強みや魅力を見つめ直す
一生懸命勧誘してもうまくいかないのは、新入生が魅力を感じるサークルではないからです。サークル活動の内容を普通に伝えているだけでは不十分。サークルに入会すると、どんな面白い経験ができるのか、どんなメリットがあるのか、そのサークルだからこそ経験できることは何かといったワクワク感を伝えないと、新入生は入会してくれません。
勧誘の成果が芳しくないのは、サークルの強みや魅力、メリットを十分に伝え切れていないことが原因と反省し、あらためてアピールポイントを見直しましょう。自分たちのサークルが大学生活を充実させられるものであると認識してもらうことが大事です。
Webマーケティングを行う
サークルのホームページやSNSアカウントを作成して、Web上にも窓口を開きましょう。大学生ならInstagramやTwitterなど、何かしらSNSアカウントを持っているもの。例えば、Twitterなら「○○大学◯◯サークル」でアカウントを作成し、写真とともに楽しい雰囲気が伝わるような画像や動画を掲載して活動のPRをしましょう。入会するサークルの情報を求めている新入生が興味を持ってくれる可能性があります。
※大学によっては大学に関するSNSアカウントの利用に注意が必要な場合がありますので、必ず各大学のSNS利用ガイドラインを事前に確認するようにしましょう。
イベントを定期的に開く
サークル活動での成果物を展示したり、著名人を招いた講演会を開いたり、スポーツや武道のプレーやパフォーマンスを見せたりといった、活動をアピールするイベントを定期的に開催することも良い宣伝になります。特に新入生がサークル選びを迷っている4月から5月にかけて行うと効果的です。
イベント開催前には、チラシやSNSなどでしっかりPRをしておきましょう。当日の様子を動画に収めてアップロードすることも大事です。
どんなメリットが得られるのかを示すことがポイント
勧誘はサークルの広報活動です。サークル外の人にサークルの魅力を売り込み、良い印象を持ってもらう必要があります。そのためには、自分たちの活動がサークル外からどう見えるのかを意識した上で、どんな楽しみを新入生に提供できるのかを示すことが大切です。
チラシの作成やSNSでの告知も手を抜かず、サークルの魅力やメリットが十分に伝わるアピールを工夫して、新入生にたくさん入会してもらいましょう。