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2020年10月30日

正論はなぜ周囲をイラっとさせるのか?【DJあおいの「働く人を応援します!」】

独自の恋愛観を綴るTwitterが人気の謎の主婦、DJあおいが働くこと・毎日を楽しむためのヒントについて語ります。第251回目のテーマは、「正論はなぜ周囲をイラっとさせるのか?」。正論を振りかざしてくる人の心理とは? DJあおいが解説します。
DJあおい タウンワーク townwork

イラスト:沼田光太郎

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正論が問題となるケースは二つある
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なにかと正論が嫌われる世の中ですが、正論が問題となるケースは二つあります。ひとつは正論を差し出す側の問題、もうひとつは正論を受け取る側の問題ですね。

正論を差し出す側の問題とは、正論の差し出し方にあります。これは言葉ではなく、言い方等の態度の方に問題がある場合が多いです。言っていることは正しいけど、言い方等が威圧的で攻撃性を感じる、コミュニケーションの意思が感じられず、むしろコミュニケーションを拒絶するかのような一方的な物言いで、所謂「論破」を目的にした正論がこれです。

コミュニケーションにおける言語の役割は約3割、残りの7割は態度や言い方等の非言語コミュニケーションにあると言われていますので、3割の言葉が正しくても、残り7割の態度や言い方が受け入れ難いものだと、周囲はその正論まで嫌悪感を覚えてしまうというわけですね。

次に、正論を受け取る側の問題とは、正論に限らず異論の全てを認めないという、コミュニケーション能力が若干お疲れの人の問題になります。

求めるものは共感だけ、異なるものは全て排除しようという心理作用、言説の正誤よりも「みんな一緒」であることを重要視する同調圧力の使い手に多いです。

どんなにへりくだって正しい言説を差し出しても、それが自分と異なる主張なら「異なる」という理由だけで「ひどい!傷付いた!ロジハラだ!」と被害者の立場から攻撃を開始します。

正論でねじ伏せるのがロジハラ(ロジックハラスメント)なら、この手のタイプは感情でねじ伏せるエモハラ(エモーショナルハラスメント)と言ってもいいのかもしれませんね。


どちらのタイプもコミュニケーション能力が足りないという共通点があります。そしてこの二つのタイプは同一人物である場合が多いです。

自分が正しい場合は正論で相手をねじ伏せようとし、自分が誤りである場合は「ロジハラ!」と相手を感情でねじ伏せようとし、使い分ければどちらの立場になっても負けることがない無敵の兵法になるわけですね。

コミュニケーションとは、黄色と青色を差し出し合い「緑色」という新しい色を作り出す手段であり、決して白黒をつける「勝負」ではないんです。
異なるものを全て「敵」と認識してしまうとコミュニケーションは成り立たない。

こういう厄介な人と出会ったら「私はあなたの敵ではありませんよ」という意思を見せて安心させてあげること。異なることはひとまず置いといて、共感できるところをコミュニケーションの入り口にしてあげた方がいいかもしれないです。
めんどくさいですけどね。

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iconDJあおい
謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
■公式ブログ http://djaoi.blog.jp
■Twitter メインアカウント https://twitter.com/djaoi
サブアカウント https://twitter.com/DJ_aoi
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