かまってちゃんとの付き合い方【DJあおいの「働く人を応援します!」】
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誰もが最初はかまってちゃん
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あらゆる人間関係は「近付くときは忍び足で、逃げるときはなりふり構わずダッシュで」というのが基本になるわけですが、かまってちゃんと呼ばれる人たちはこの「近付くときは忍び足で」という距離の詰め方が不器用なんです。
「かまって欲しい」という足音をドタバタと鳴らしながら近付いてくるので警戒されてしまうというわけですね。
なぜ距離の詰め方が下手くそなのかと言えば、これはただただ単純にあまり経験がないからです。
元々は空気を読むことに長けていて、自己主張よりも協調性を優先し、他人に合わせて生きてきた人に多い傾向。
状況や相手の意向に合わせて周りと足並みを揃えるために自己を犠牲にするのがデフォルトになっているので、当然ストレスは蓄積されていき、そのストレスが満期になったところで皆様お馴染みの「承認欲求」が疼いてしまうというわけです。
しかし他人に合わせることは得意だけど、他人に合わせてもらう方法が分からない。
どうしたら他人とお近付きになれて、どうしたら自己の主張を聞いてもらえるのか、その経験が無に等しいので、他人との距離の詰め方がデタラメになってしまい「かまってちゃん」になってしまうわけです。
自己を犠牲にして周りと足並みを揃えるという価値観は日本では美徳とされているので、過去の記憶を辿れば誰もが身に覚えのある経験なのかもしれません。
はじめから他人と仲良くなれる素質を持っている人間関係の天才なんていませんから、誰もが「かまってちゃん」であった過去があるはずです。
周りにご迷惑を掛けながら、そして恥をかきながら人間関係を学び、そして距離の詰め方や離れ方を会得したわけであって、それをさも先天的な能力であったかのように、距離の詰め方が不器用な人を見つけると「かまってちゃん」と揶揄して厄介者扱いをしてしまうのはいかがなものかと私は思いますけどね。
とくに「かまってちゃん」という言葉が生まれてからは、人間関係に不器用な人に対して厳しすぎる印象があります。
かまって欲しいがために誰かの悪口を言ったりあからさまな無視をしたり、そういった攻撃性のある有害なかまってちゃんならキッチリとお灸を据える必要があるのかもしれませんが、ただ距離の詰め方が下手くそなだけの無害なかまってちゃんなら寛容に付き合いながら距離感を修正していけばいいんじゃないですかね。
「人」という生き物には、本来それだけの労力を割く価値は必ずあるはずだと思いますよ。
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謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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