彼氏の束縛が重い…やめてもらうには?【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト 沼田光太郎
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束縛は愛情表現ではなく欲求表現
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異性を好きになると二つの気持ちが生じます。
ひとつは愛情、そしてもうひとつは欲求です。
愛情は捧げるものであり、欲求は求めるもの、相反する二つの気持ちが混在したものが恋愛感情となります。
お互いに矛盾を孕んでいる感情ですから、その間には葛藤が生じてしまうので、恋愛というのは多幸感を感じる一方で苦痛を感じるものだったりするわけですね。
相手の行動を制限する束縛は、愛情表現だと思われている方も多いのですが、実は愛情ではなく欲求の表現になります。
異性との飲み会には行かないでほしい、毎日帰ったら連絡をしてほしい、浮気はしないでほしい。
「ほしいほしい」と求めるばかりですから、これは完全なる欲求表現であり愛情表現ではありませんね。
これを愛情表現に変換するのなら、異性との飲み会には行かない、毎日帰ったら連絡をする、浮気はしない、という行動制限を自分自身に課すこと、これが愛情表現です。
似ているようで正反対の性質を持っているのが愛情と欲求ということですね。
恋愛に達観している人ならば、欲求は限りなく小さいものです。
相手に求めるものは何もなく、ゆえに束縛もなくほぼ放し飼いに等しい。
恋人がいつどこで何をしようが感知せず、惜しみなく自由を捧げるスタイルです。
これは「信じているから」という理由でそうしているわけではありません。
「自由を与えてダメになる人ならそれまで」という算段から自由を与えているだけ。
自由を前にして自分を偽ることができる人などいませんからね。
その人の本性を知るために放し飼いにしているだけであって、ある意味で言えば冷徹であると言えるのかもしれません。
愛情深いけれどいざとなったら躊躇なく切り捨てることができる恋愛スタイルとなりますね。
一方恋愛経験があまりない人は、欲求ばかりが大きく、愛情は限りなく小さいケースが多いです。
愛してほしいばかりで愛することはしないので、束縛はするけど自分は自由を好むという矛盾したスタイルになりがち。
だから束縛の激しい人は、恋人の浮気は決して許さないくせに、自分はシレっと浮気をしていたり、それでいて浮気がバレてしまっても「別れたくない!」と駄々をこねる厄介な人が多いんですよ。
束縛することが愛情表現だと誤解をしていて、サービスのつもりで恋人を束縛をしていた人ならば、その点を指摘すればもしかしたらやめてくれるのかもしれませんが、もし欲求発祥の真性な束縛をしている人だったのならば、希望など今すぐに捨ててなりふり構わずダッシュで逃げた方がいいのかもしれませんよ。
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謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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