頼まれると断れない…関係を壊さずに上手に断る方法【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト 沼田光太郎
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優しい性格の人の方が断るのが上手
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人は他者と相対するとき、自分を投影する習性があります。
例えば友人が悩んでいたとして、どのように対応するでしょうか?
友人の立場を自分に置き換えて、話を聞いてほしいタイプの人は友人に声を掛けてあげるでしょう。
一方、友人の立場を自分に置き換えて、そっとしておいて欲しいタイプの人は、友人を静かに見守ることでしょう。
他者が何を望んでいるのかなんて、言葉にしなければ誰に伝わるものでもありませんからね。
人は基本として「自分ならこうしてほしい」ということを他者にするのです。
それを踏まえて、「頼まれると断れない」というタイプの人は、もし自分が頼み事をしたとして、それを断られると少なからず傷付いてしまう人です。
困っている友人に自分を重ね、その自分が「NO」という言葉に傷付いている。
だから断ることを躊躇ってしまうということですね。
その傾向が高ければ高いほど 断ることに恐怖心が伴います。
極端に言えば「自分の頼み事を引き受けてくれない人とは信頼関係を結べない」と思っている人ほど、友人の頼みを断ることができなくなってしまうということです。
断ることに躊躇いがない人というのは、自分の頼み事を断られたとしても、相手の諸事情を重んじることができる人。
断られても悪感情が生じないから、他者の頼み事を悪気なく断ることができるのです。
「断ることが苦手な性格」というと、他者を気遣うことができる優しい性格のような印象を受けますが、実は人当たりが良く優しい性格の人の方が断るのが上手なんですよ。
断れない性格を矯正するために大切なことは、まずは自分自身が他者に対して寛容な心を持つこと。
自分の頼み事を断られたとしても根に持つことなく、今まで通りの関係性を維持できる精神を育むことができれば、他者に投影した自分も断ることを潔く許してくれるでしょう。
そもそもの話、信頼関係とは「NO」と言える関係性のことですからね。
断ることを躊躇っている以上はその人と信頼関係を結ぶことはできません。
断ることが苦手な性格でいると真の友人はできないということ。
本心は「NO」と訴えているのに「YES」と言ってしまうのは友情に対する裏切りだと思ってください。
それはすなわち「NO」という言葉の中にこそ友情が宿っているということです。
逆に言えば、断ったからといっておへそを曲げてしまうような人とは付き合わなくてもいいということですね。
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謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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