なんでも人のせいにする人の心理【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト 沼田光太郎
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許されることにより責任感が養われていく
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幼児期には親や保護者、または周りの大人たちが私たちの責任を負ってくれました。
どんなに酷い”やらかし”をしてしまったとしても、幼児に責任を問う人はおらず、自分の代わりに大人たちが頭を下げてくれて、無条件に責任を免除されていました。
また、社会人になりたての頃は、わりとデカめのミスであっても、先輩や上司がフォローしてくれたりもしました。
社会人になるとさすがに無条件の免責というわけにはいきませんが、それでも全責任の何割かは肩代わりしてくれたように思います。
まだ未熟な幼児期から青年期にかけて、そのような大人たちの姿を見て、私たちは「責任」というものを学習し、自分がやらかしてしまった失敗の落とし前は自分でつけるという責任感を身につけていきます。
そしてついには「助けられる側」から「助ける側」へと転生していくわけですね。
これが大人の階段を登るというやつです。
だからトライアンドエラーの繰り返しで他所様にご迷惑をかけてきた人ほど、責任感のある大人へと変貌していくわけですね。
許されて、許されて、そしてまた許されて、責任感が養われていくということです。
人は誰かの真似をして学んでいく生き物ですから、身近に責任の取り方となるロールモデルがいないと、どうやって責任を取っていいのかわからずに、違う誰かに責任転嫁する心理が働いてしまいます。
例えば、幼い頃から「いい子」でいた人は、許される機会が少ないわけですから、それだけ責任感を学習する機会が少なくなってしまうんです。
どこに行っても優等生で、勝ち続けてきた人も同様に、ミスが少ない分だけ責任感を学習する機会を損失しています。
このような人たちは「ミスは決して許されないもの」と思い込み、過度に失敗を恐れている傾向にあるので、いざミスをしてしまうと必死で隠蔽工作に走ったり、責任転嫁で違う誰かのせいにしたりすることが多いのですよ。
高いプライドを持っているように見えたりもしますが、実は臆病で気の小さい人に多い傾向があります。
そんな人たちにとって最悪な結末とは、理不尽な言い訳や責任転嫁がそのまま通ってしまい、全てが免責されてしまうことです。
責任から逃れることが成功体験になってしまうと、何度も同じことを繰り返してしまい、ついには信用を失ってしまうことになりますからね。
その人のためを思うのなら、ちゃんと膝を交えて話し合い、罪を認めてもらった後にしっかりと許してあげることです。
その人がどうでもいい人なら、言い訳や責任転嫁を否定せずに、マルっと全てを肯定してやってください。
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謎の主婦。X(旧Twitter)で独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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