嫌いな人が頭から離れない心理と、気になるときの対処法【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト 沼田光太郎
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誰かに嫌われてもいいし、
誰かを嫌いになってもいい
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「嫌い」という感情は多くの場合、お互いの相性の悪さから発生します。
水と油、猿と犬、うなぎと梅干し、べつにどちらが善でどちらが悪ということでもなく、ただただ相性の悪さから「嫌い」という拒絶反応が出るだけです。
人との関わりで形成されている人間社会では嫌いな人の一人や二人がいて当たり前。
嫌いな人がいるということは、他人との関りを持とうとする健全な感性を持ち合わせている証のようなものでもあるのですよ。
不完全で何処かしら偏っているのが人間ですから、相性の良し悪しが発生するのは必然で、嫌いになれる偏った感性があるから、誰かを好きになれることもできるわけですね。
だから本来人は誰かを嫌いになってもいいし、誰かに嫌われてもいいのですよ。
ただの相性の良し悪しから発生する「嫌い」という感情に、罪悪感や自己嫌悪等を感じてしまうと、その嫌いという感情に正当性が必要になってしまいます。
「あの人は礼儀がないから嫌い」「あの人は能力もないくせに威張っているから嫌い」「あの人は時間にだらしないから嫌い」。
嫌いという感情を正当化できる理由を探し、罪悪感や自己嫌悪を相殺しようとして、嫌いなのに観察をしたり、嫌いなのにその人の情報を集めたり、夜も眠れないほど執着して、ついには人格否定までして善と悪の対立軸まで作り上げてしまうのですよ。
大事なのは、人を嫌いになることを禁じないこと。
嫌いという感情を許容できれば、それは単なる相性の良し悪しで片付く問題になりますからね。
執着して禍々しい感情に消耗させられることもなくなると思います。
昔から「親しき仲にも礼儀あり」とは言いますが、礼儀って嫌いな人と接するときに便利なんですよね。
礼儀で距離感も保てますし、社交辞令のテンプレートで二人きりの時間をやり過ごすこともできますし、礼儀というのは嫌いな人のためにあるような気がしてなりません。
嫌いな人にほど礼儀を尽くし、埋め難い隔たりを作っておくことが重要ですね。
そういう意味で、礼儀ってとても便利で重宝するものなので、今からでも礼儀を勉強しておくことをお勧めしますよ。
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謎の主婦。X(旧Twitter)で独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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