努力で変えられる性格と変えられない性格【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト:沼田光太郎
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性格は変えるよりも一貫する方が難しい
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「気質」とは、生まれつき持っている傾向のことで、主に遺伝や脳の構造、神経系の特性に依存します。
それは感受性(敏感・鈍感)であったり、喜怒憂思悲恐驚など感情のパラメーターの偏りであったり、これらは誰に教えられたものではなく先天的に備わっているものなので、これを変えるのは難しいのかもしれません。
できることは反応の調整くらいのもので、気質に対する対処法を後天的に身につけていく感じですね。
一般的に言う「性格」とは、環境や経験によって培われたものであり、その人なりの処世術みたいなものです。
明るい性格の人は、明るい性格という仮面をつけることにより、何かしらの恩恵を受けてきたのでしょう。
物静かな性格の人は、物静かな性格という仮面をつけることにより、めんどくさい人に絡まれないように身を守っていたのかもしれません。
その環境にどのように馴染むのか、どのように自分の居場所を確保するのか。
どんな仮面をつけて環境に適応するのかはその環境によって異なりますので、「性格」は変えるよりも一貫する方が難しいと言えるのかもしれません。
たとえば、日本でもトップクラスの容姿端麗で成績優秀な人たちが集うコミュニティにぶち込まれ、1年間みんなで共同生活をするハメになったら、多くの人は「物静かな性格」という仮面をつけて、コミュニティの隅っこに自分の居場所を確立するでしょう。
逆に何をやっても肯定され無条件にチヤホヤされるコミュニティに入ったとしたら、調子に乗って「人気者」という仮面をつけ、その環境のど真ん中に居場所を確立するのかもしれません。
よく「性格を変えたい」という相談を受けるのですが、それなら自分の内面をどうこうするよりも、環境や人間関係を変えるのが手っ取り早いんですよね。
自分のなりたい性格になれる環境を探す方が確実で、内面をいじくっても徒労に終わることがほとんどなんです。
もちろん努力は必須になるわけですが、努力の矢印がどこを向いているのかが大切なところ。
自分の内面ではなく、環境や人間関係を変える方向に努力の矢印を向けた方が性格は変わるということです。
気配りができる性格になりたいのなら、気配りができる性格という仮面をつけても許される場所へ。
社交的な性格になりたいのなら、社交的な性格という仮面をつけても許される場所へ。
まずはつけたい仮面をつけられる環境へ移り、その仮面から学んでみてはいかがでしょうか。
そもそも性格ってペルソナ(仮面)のことですからね。
なり切るのが先で、本質は後から学べばいいんですよ。
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謎の主婦。Xで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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