人間関係で得する人と損する人の違い【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト:沼田光太郎
世間体を気にする人は人間関係で苦労します
他所様のご機嫌を損ねてはいけない、世間からいい人だと思われたい。
空気に従い、空気に服従して、波風を立てぬよう細心の注意を払い、自己を抑制しながら、他所様の顔色を伺うのが日課。
そんな生き方では、他人が中心で世界が成り立ってしまいます。
主導権はいつも他人にあるわけですから、自分で人間関係を選ぶことができなくなってしまい、『都合のいい人』として扱われ、いつも損な役回りを押し付けられる。
そして最後には切り捨てられてしまうだけです。
自己中心的な人は他者から煙たがられる存在ですが、なぜ煙たがられるかと言えば、都合よく動いてくれないからです。
どんな立場であろうと自分が中心の世界を形成していれば、自分と同じような自己を確立した人たちが集まってきます。
思想は違えど『自分が中心』という一点だけで対等な人間関係ができるんです。
共感が強い人は人間関係に苦労します
共感が強い人は、他人の感情や悩みに深く寄り添いすぎて自分の人生を見失いがちです。
相手の気持ちを優先するあまり、自分のニーズや目標が後回しになり、まるで他人の人生を生きているような感覚に陥ることがあります。
共感は大切な資質ですが、昨今では過大評価されすぎです。
強すぎる共感は流れを遮り、話者の焦点をずらしてしまうリスクがあります。
話者からしてみれば共感が邪魔になることも多いので、あまり込み入った話はしてくれなくなってしまいます。
聞き上手な人は『聞いていますよ』という意図での相槌や合いの手を入れてくれますが、それは共感とは違うんですよね。
否定もしないし、肯定もしない、そして共感もしないけど、善悪のジャッジを抜きにして全てを受容してくれるんです。
聞き手がそんな『純粋な受容』の場を提供してくれると、話者は心の奥底にある思いや本音を自然にアウトプットできる。
ただそこにいてくれるだけで自己開示が促される感覚。
そこには共感や評価を超えた、深い信頼感が生まれるんです。
受動的な人は人間関係に苦労します
受動的な人は我慢をしてしまう悪癖があります。
新しい環境に移れば我慢で適応しようとするし、何か問題が起こっても我慢で解決しようとしてしまう、その思考習慣の根本は『きっと誰かが助けてくれる』という願望です。
背中で語られても誰も聞く耳は持ってくれませんので、ついにはストレスが臨界点に達してしまい『誰もわかってくれない!』と癇癪を起こす始末。
そうやって自ら人間関係を壊してしまうのが受動的な人の生態です。
『我慢強い』というのは利点ではなく欠点ですからね。
対して能動的な人は我慢の代わりに努力をします。
新しい環境に移れば努力で適応しようとするし、問題が起これば努力で解決しようとします。
人間関係も伝えたいことがあるのなら誤解のないように言葉を選んで一生懸命に伝えようとしてくれますし、お互いの相違点があれば精一杯歩み寄るように努めてくれます。
その努力というアクションがあるから誠意が伝わるのであって、基本的に誠意を裏切ることはなかなかできませんので、能動的な人は人間関係に恵まれる傾向があるのですよ。
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謎の主婦。Xで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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