“嫌い”という感情の正体と、“嫌いな人”との接し方【DJあおいの「働く人を応援します!」】

イラスト:沼田光太郎
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“嫌い”の正体=人格ではなく相性
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子供の頃に、『みんなと仲良くしましょう!』ということを
当たり前のように言われて育った人は多いと思うのですが、
あれって、普通に無理な注文なんですよね。
違う感性を持った違う人間同士が、同じ環境にいるわけですから
どうしても相性の良し悪しは生じてしまうんですよ。
それが自然なことですし、
むしろみんな仲良くしているように見える環境なんて
何らかの圧力が掛かっている証拠ですから、
その方が不自然なんですよ。
『人を嫌いになることは悪いこと』
そう思ってしまうと、誰かを嫌うことに罪悪感が生じてしまいます。
その罪悪感を消すために、
『私があの人を嫌いなのは、あの人がこんなことをしたからなんだよ、
私は悪くないんだよ』と
自己弁護することになってしまい、
それが悪口になってしまったり、
仲間を集めることになってしまったりするんですよね。
『自分は悪くないんだ』という安心が欲しくて
悪口陰口仲間集めになってしまうということです。
自分の正当性を証明するために、
根も葉もない人格否定をしてしまったりして
ただの『苦手』から『憎悪』に変換してしまうんですね。
最初はただの相性の良し悪しだったはずなんですよ。
それは自分の感性が感じ取ったもの、
危険察知能力みたいなものですから、ただ距離をとって、
関わらないようにしているだけでいいんです。
関わらなければならないことがあっても、
相性の良し悪しは、
礼儀で埋め合わせることができますからね。
自分を正当化する必要もないし、
相手を憎悪する必要もないんです。
『この人とは合わないな』と感じたら、
関わらないところまで離れるだけ、
罪悪感を感じる必要はないということです。
そういう人とも、環境が変われば
不思議と仲良くなれたりするものなんですよ。
学生のときは、あまり関わりがなかったのに
卒業してから仲良くなれたという関係も多いはず。
その人と仲良くなるためには、
その環境では狭すぎたということですね。
人を嫌いになることは悪いことではありません。
ただそれは、人格の良し悪しではなく、
相性の良し悪しだということです。
相性の良し悪しだということを理解していれば、
いずれ大事な人間関係に発展することもありますよ。
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謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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