試験監督バイトってきつい?ラク? 仕事内容、始め方、リアルな評判など
試験監督バイトは時間の拘束がある一方で業務量としてはそこまで多くなく、一見「楽そう」というイメージを抱く人も多いようです。そこで、実際のところはどうなのか、経験者へのアンケートをもとに、体験談も交えながらご紹介します。
【目次】
試験監督バイトとは?
試験監督バイトの主な仕事内容は、受験生や学生の模試などの際に、問題用紙や解答用紙を配り、試験中は不正がないよう見回りをして、試験終了後に解答用紙を回収することです。また、試験の前後に会場の準備や片付けなども行う場合があります。その他、重要な模試などでは、受験票の顔写真と本人の確認をしたり、出欠確認や解答用紙の確認なども行う場合もあります。
試験監督バイトの仕事内容
試験監督は、学生向けの模試が中心ですが、資格試験や塾専用の監督のバイトもあります。単発のアルバイトとなり、数時間で終わるものから、1日がかりのものまで、拘束時間はそれぞれ異なります。
・受験者を試験会場まで誘導・案内
・試験会場の設営、準備(必要があれば)
・受験票の顔写真と本人の確認
・試験前に試験の概要を説明
・答案の準備、配布、回収
・試験中は適切に見回る監督業務
・問題用紙に修正があれば、受験生に告知・伝達する
・回収した答案の枚数確認
試験監督バイトの1日の流れ
開始前
試験時間よりも1〜2時間早く集合し、当日の流れについて詳しい説明を受けます。事前にマニュアルが配られる場合もあります。説明を聞いたら、各試験会場へ行き、黒板やホワイトボードに注意事項や時間割を記入するなど、会場のセッティングを行います。場合によっては、机や椅子のセッティングをする場合もあります。
試験開始〜試験中
学生や受験生が机に座ったら、試験についての説明や注意事項を話し、問題と解答用紙を配り、試験を開始します。試験中は、カンニングなどの不正がないかを見回ります。場合によっては、出欠確認や、受験票の顔写真と受験者本人の確認を行う場合もあります。
試験後
試験終了後、問題用紙と解答用紙を回収し、「受験者数と解答用紙の数が合っているか」「名前などの記入漏れがないか」「忘れ物がないか」をチェックします。続けて試験がある場合はこれを繰り返すこととなります。
すべての試験が終了したら、黒板やホワイトボードをきれいにし、会場の片付けをします。責任者へ報告したら、バイト終了となります。
時給
試験監督には時給制と日給制があります。時給は1000円~1500円程度、日給の場合は8000円程度が大よその目安です。試験の内容によって試験時間(勤務時間)が変わったり、雇用先によっても変わるので応募前に確認してみてください。
勤務時間
監督する試験によって大きく異なります。短時間で済むものもあれば、長時間の場合もありまするでしょう。例えばTOEICなどの場合は、前後の準備があったとしても3~4時間で終わる傾向です。短時間で終わるとしても試験が続く場合は連勤の可能性もあるため、確認しておきましょう。一方、センター試験や大学模試などは8時間以上かかる場合もありますので、勤務時間はしっかりと確認してから応募しましょう。
試験監督バイトの良かった・ラクだったこと
実際の経験者によると、試験監督のバイトは、事前準備もなく当日の難しい作業もないので、ラクだ感じる人が多くいました。会場ごとに一緒に仕事をする人も違い、仕事中の会話もほとんどないので、コミュニケーション上での気疲れも少ないという声も多いです。単発での募集が中心なので、自分の都合に合う日だけ働ける点もメリットです。
仕事の作業自身がラク
コミュニケーションを取る必要がない
単発でバイトができる
静かな環境で働ける
昼食が無料で配られる
試験監督バイトのきつい・辛かったこと
一方、試験中は巡回以外の作業がないため、刺激が少なく苦痛と感じやすいようです。ただ、試験開始前と後の作業はミスが許されず緊張感の高い仕事でもあります。試験場所によっては、巡回のために立ち続けている必要もあります。
何もする事がない時間が長い
朝早くから働くのがきつい
ミスできない仕事のため緊張感が高い
・解答用紙を回収した後の確認作業が大変でした。絶対に間違えてはいけないので、何度もやり返して確認を重ねました(21歳/大学3年生/男性)
・時間を絶対に間違えてはいけないことが大変でした。電波時計と合わせて確認し、1秒でもずれてはいけないので開始時間と終了時刻には気を配りました(19歳/大学1年生/女性)
立ちっぱなしで肉体的にきつい
こんな人におすすめ
限られた時間で稼ぎたい学生にとって、単発で比較的時給もよい試験監督バイトはおすすめです。働く日数にノルマなどもなく、空いている日に、短ければ3~4時間から働けるのは時間のない学生にはぴったり。試験中は暇だと感じる人もいるかもしれませんが、最後まで責任感をもってやり遂げられる人には適しています。
試験監督バイトの応募の流れ
試験監督のバイトは、シフト制などのアルバイトと違い、単発で募集されることがほとんどです。試験監督バイトが気に入ったら、派遣先に登録しておき、スケジュールもあけておくとよいでしょう。また受験が佳境を迎えるシーズンは、予備校の模試の監督も多いので、おすすめです。
①求人サイトなどから応募する
求人サイトでは、単発・短期のアルバイトとして「試験監督」を募集しているところがほとんど。試験監督×エリア名などで検索して見つけてもいいでしょう。
②説明会や登録会に参加する
試験監督のアルバイトで面接をする場合は少なく、試験運営をしている会社が行う「登録会」や「説明会」に参加し、自身のプロフィールを登録します。登録を済ませるとすぐに採用となるケースが多いのですが、服装や態度に問題があればその限りではありません。事実上の面接のつもりできちんとした態度で臨みましょう。
③バイト日時、場所が確定する
登録を済ませると、登録会当日または数日後にバイトする日時と場所が確定します。希望している日時・場所がすでに定員となっている場合は、別日や別会場の仕事を紹介されることも。相談してみてもよいでしょう。
試験監督バイトの気になる疑問
Q.会場へはどんな服装で行けばいい?
A. 試験監督時の服装は、事前に指定されますが、多くの場合はグレー・紺などのシンプルな色味のスーツに白いシャツ、ネクタイ、革靴や低めのパンプスが多いようです。靴は、歩いたときに大きな音がでないものが望ましいようです。最近ではスーツ着用でなくともできる試験監督バイトもありますが、その場合でも、白で襟付きのトップス、濃いグレーや紺のパンツ・スカートだときちんと感がでます。不安な場合は、登録時や説明会のときに聞くとよいでしょう。
>基本はスーツ? 気になる試験監督バイトの服装とは
Q.事前に研修はあるの?
A.研修はないところが多く、説明会時に仕事内容の説明があります。また、試験当日に現場で仕事について詳しく教えてもらえることがほとんどです。試験会場によっては、ていねいなマニュアルを用意されていることがあり、その場で目を通して仕事することが多いようです。
まとめ
試験監督のバイトは、作業そのものは少なく未経験でも始めやすいバイトです。時間の拘束が長いと大変さを感じるかもしれませんが、その分まとまった収入を得られます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※更新履歴
2017年9月12日
2021年8月25日
2022年9月26日
2023年5月3日