映画館のバイト面接で聞かれる質問、志望動機、当日の服装や髪色など
独特の雰囲気を味わえ、映画好きにはたまらない空間である映画館。この記事では、映画館でバイト経験のある大学生へのアンケート結果を基に、実際に聞かれた質問やその回答例を紹介していきます。そのほか、面接時の服装マナーなどについても解説します。
映画館バイト面接での志望動機の答え方
映画館のアルバイトには、チケット販売、グッズやフード・ドリンクなどの販売、座席やフロアの案内、清掃などさまざまな職種があります。応募理由が「自宅から近い」「シフトが合う」など条件面の場合は、条件に加え、長く働きたい意欲や、映画が好きなど志向と合わせて伝えるといいでしょう。そのほか、接客が好き・映画館で働くことが憧れだったなど、興味や関心を合わせて伝えるのも好印象になります。
志望動機の例文は以下を参考にしてみてください。
自宅が近いのが魅力
「家から近いので続けやすいと思い志望しました。また、こちらの映画館はいつも居心地が良く、いつか働いてみたいと思っていました」
「自宅から徒歩○分と通いやすい距離にあるため、応募しました。長く続けたいと思っています」
シフトが希望に合いそう
「募集中のシフトが働きたい時間帯と合っていたので応募しました。早く仕事を覚えられるよう頑張りますので、よろしくお願いします」
「夕方まで部活動をしている日が多いため、夕方以降のシフトのみでもOKという条件に惹かれて、志望しました」
映画が好き、映画館で働いてみたい
「中学生の頃から映画鑑賞が趣味で、アルバイトができる年齢になったら映画館で働きたいと思っていました。通っている大学から近いので学業との両立もしやすく、長く続けたいと思っています」
「将来、映画に関する仕事に就きたいと考えているため、学生のうちから映画と関われるバイトをしたいと思い、応募しました」
映画バイトの面接でよく聞かれる質問
大学生に聞いた映画館バイトの面接で実際に聞かれた質問TOP3は「シフト希望(週、時間帯)」、「志望動機」、「通勤方法や手段」で、その後に「過去のバイト経験」と続きます。面接前に、現実的に入れそうなシフトなど、事前に聞かれそうな質問の答えを整理しておくのがおすすめです。
映画は好きですか?最近観た映画は?
映画館のアルバイト面接では、最近観た映画や好きな作品について質問されることがあります。もし普段あまり映画を観ない場合は、「観ません」とひと言で返すのではなく、「最近は観ていないのですが、アクション映画が好きです」など、会話が続くような返し方がおすすめです。ミニシアターなど、上映作品にカラーがある場合は、その系統に合った作品や監督について答えるといいでしょう。
「〇〇(作品名)を観ました。〇〇監督の作品が好きで、これまでのものもほとんど観ています」
「90年代の邦画が好きです。〇〇監督や○○監督の作品の世界観や映像美に強く惹かれます」
「最近のものは詳しくないのですが、心が温まるヒューマンドラマが好きです」
通勤手段・通勤時間
面接時に通勤方法や通勤時間を確認されることが多いので、事前に調べておきましょう。特に、深夜や早朝など、公共交通機関が利用できない時間帯のシフトを希望する場合は徒歩や自転車など、移動時間も含めて確認されることがあります。
「自宅から歩いて○分ほどです」
「電車で○分弱かかります。電車の経路は○○駅から△△駅です」
週何回シフトに入れるか
営業時間が長い映画館では、シフトが固定で決まっているところもあれば、希望の時間帯で働ける場合もあります。自分が入れる曜日や時間をあらかじめ把握しておき、答えられるように準備しましょう。早朝や深夜シフトがある場合は、入れるかを確認されることもあります。
「平日は夕方以降終電まで、月・水・木に入れます。週末は、どの時間帯でも可能です」
「平日は、どの曜日でも16時から20時までシフトに入れます。土日祝は日によっては可能です。終電が24時頃のため、深夜シフトは入れません」
年末年始など長期休暇は入れるか
映画館は、大型連休やお盆休み、年末年始などの長期休暇中は混みあうことも多いです。そのため、連休中や長期休暇はシフトに入れるか質問されることがあります。
「大学の長期休暇中は、普段よりも多くシフトを入れられます。年末も入れますが、年始は実家の手伝いがあるため、難しいです」
「年末年始は地元に帰省するので、シフトを入れるのは難しいです。大型連休やお盆期間は可能です」
試験前など休みたい時期はあるか
学生の場合、試験期間や実習期間など、長期でシフトに入れない、減らしたい時期がある場合は面接で伝えておきましょう。
「大学のテストがある7月と1月は、2週間ほどシフトに入れない期間があります」
「〇月は実習があるため、シフトに入れるのが週末のみとなるかもしれません」
いつから働けるか
アルバイト募集は、早く人員を確保したいケースが多いため、なるべく早めに働き始められるといいでしょう。ただし、無理に開始時期を早める必要はないので、可能な限りで伝えましょう。
「明日からでも可能です」
「今月は別のアルバイトがあるため難しいですが、来月1日から可能です」
これまでのアルバイト経験
アルバイト経験の中でも、接客業など映画館のアルバイトでも活かせる経験がある場合は、特にアピールになります。未経験の場合はバイトへの意欲を伝えるとよいでしょう。
「ファミリーレストランでアルバイトをしていたので、接客の基本は身に付いていると思います」
「スーパーのレジでのアルバイト経験があります。感じよくテキパキとした接客を心がけていましたので、(映画館の)フード販売にも活かせると思っています」
「アルバイトは今回が初めてですが、映画館はよく利用しています。最初は不慣れなことも多いと思いますが、早く仕事を覚えられるよう頑張ります」
自己PR・長所・短所
映画館のアルバイトでも、職種によってアピール内容はさまざまです。接客がある部門であれば、明るさや臨機応変さなど、清掃の場合は作業をきちんとこなせることをアピールするといいでしょう。学業や部活、習い事、バイトなどの経験から自分の強みを探してみましょう。
「長所は、明るい性格で、人と打ち解けるのが得意なことです。短所は少しせっかちなところがあるので、落ち着いて考えるようにしています」
「昔から辛抱強く何事も最後までやれるところが長所だと思っています。忙しい時でも、手を抜かずきちんとやり切りたいと思います」
前のバイトを辞めた理由
短期間でバイトを辞めた経験がある場合に、その理由を聞かれることがあります。「仕事が嫌で」「人間関係で」などはネガティブな印象になりやすいので、「別のバイトにチャレンジしたくなった」など、ポジティブな理由ややむを得ない理由を伝えるようにしましょう。
「飲食店でバイトをしていましたが、自分が大好きな映画に関わる仕事をしたいと思い辞めることにしました」
「居酒屋チェーンで働いていたのですが、シフトに思うように入れず退職しました」
何か質問はありますか?
面接担当者から質問があるかと聞かれた際は、何もなければ無理に質問する必要はありません。しかし、アルバイトを始めるにあたって不明点がある場合は、遠慮せずに質問しましょう。
「ありがとうございます。シフトの決まるタイミングについて、より詳しく教えていただけますか?」
「詳しくご説明いただいたので、特にございません」
映画館バイトならではの質問や確認
上記以外にも、経験者のアンケートによると、映画館のバイトならではの質問や説明を受ける場合があります。髪色や身だしなみのルールが厳しいところもあるので、その説明を受けたり、その他業務内容について確認されたりします。
・接客の経験はあるか
・お店にどんな印象を持っている?
・クレームが来ることもあるが、対応できるか
・トイレ掃除も仕事内容に含まれるが、問題ないか
・身だしなみの規定を説明された
・(バイト時に貸出するため)制服のサイズの確認
映画館バイト面接の服装・髪色などのマナー
面接時の服装は私服で構いませんが、清潔感のある服装で行きましょう。派手な色や柄は避け、無地のシンプルなものがおすすめです。シャツやブラウス、シンプルなニットなどに、デニムでないパンツやスカートなど。スニーカーよりも革靴のほうがきちんとした印象になります。髪型やメイクも派手なものは避け、落ち着いた印象になるよう意識しましょう。
髪色やネイルは、大型の映画館ほどルールが厳しい傾向があります。髪色は自然な髪色や明るすぎない茶髪の方がよさそうですが、面接前の日程調整の連絡をする際に、髪色などの身だしなみの規定を確認することをおすすめします。
初回公開日:2021年7月6日
更新日:2024年4月8日
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