【激レア 体験レポ】人気ロックバンド・SPYAIRに密着!野外ライブ運営をメンバーの真横でサポート! in富士急ハイランド
今回の激レア“音楽”バイトの舞台は、富士急ハイランド・コニファーフォレストで行われた人気ロックバンド・SPYAIRの毎年恒例の野外ライブ『JUST LIKE THIS 2017』。このライブの運営サポートをするというもの。
15,000人動員するチケットが発売日に即日SOLD OUTという人気イベント。雨が心配される中で行われた熱いライブのサポートに挑んだ、二人の勇姿をお届けする。
プロの間近で仕事のやりがいを学びたい!
激レアバイトに挑戦するのは、大学4年生の細井一輝さん(右)と、専門学校生の南沙紀さん(左)。
細井さん:「就職活動が終わったのでバイトを探していたら偶然見つけて応募しました。就職する前に仕事のやりがいについて考える機会になったらいいなと思っています」
南さん:「将来は音楽関係の仕事につきたいです。裏側を見ることで具体的なイメージが浮かぶようになればいいなと思って応募しました。アーティストの努力や裏方さんの気配りを目の当たりにしたいです」
朝から富士急ハイランドへやって来た二人。
まずは現場を取り仕切るスタッフさんにご挨拶し、1日の流れを教わる。
最初に与えられた仕事は、楽屋の掃除とセッティング。楽屋にはメンバーの衣装がズラリ。
細井さんはケーブルを養生する。メンバーがつまずくことがないよう、床にテープで留める。
南さんは加湿器の準備。これもメンバーの喉を乾燥から守るための大事な仕事だ。
無事セッティングが完了!
スタッフTシャツを着用し、ますます志気が高まる二人に、スタッフさんからメンバー到着の連絡が。
いよいよ緊張の時間がやってきた!
ついにメンバーと対面! メンバーの二人への反応は……!?
「なんて挨拶すればいいんだろう……」
メンバー到着を前に、緊張が高まるバイトたち。
ボーカルのIKEさん登場!
案内係として楽屋までアテンドする。
「歳いくつ?」など会話を広げてくれるメンバーの皆さんに、二人の緊張がほぐれる。
楽屋まで案内し、改めてバイトの二人からご挨拶。
「激レアバイトです。今日は精一杯サポートさせていただきます!」
IKE さんから「僕らも頑張るんで、よろしくお願いします」と優しい言葉をかけられ気が引き締まった二人は、次のミッションへ。
屋外には、ファンクラブのブースやCDの販売ブースなどに並んで、デジタルロトブースが。
二人はそこでの仕事を任されることに。
南さんは接客係を担当。
メンバーの直筆サイン入り色紙やオリジナルロゴトートが当たる抽選に、お客さんもドキドキだ。
緊張しながらも丁寧に対応する南さん。
一方、誘導係となった細井さん。
「QRコードを出された方はこちらにお並びくださいーー!」
早速お客さんから質問され、QRコードの表示方法を説明する。
たくさんのお客さんと触れ合ううちに、声に力が入っていく細井さん。身振り手振りもつけて案内できるように。
南さんも徐々に乗ってきた。
プレゼントが当たったお客さんに賞品を説明。きちんと相手の目を見て話しかける。
お客さんの笑顔に触れ、南さんも嬉しそうだ。
炎天下の中、約2時間の対応を乗り切った二人。お昼をとって、元気を取り戻した。
ファンの想いをメンバーに届けるお手伝い!
午後からの仕事は、ファンから集まった寄せ書きやプレゼントをメンバーへ届けること。
ファンとメンバーをつなぐ大事なミッションだ。
雨降りのなか、プレゼントを受渡しブースから楽屋裏まで運ぶ。大量の寄せ書きは、細井さんのような成人男性でもよろけてしまうほどの重さ。
ダンボールの底が破けないよう、慎重に。
プレゼントの中には、メンバーを描いたイラストも!
楽屋裏に設置されたパーテーションに貼り始める。
まずは一番大きな横断幕を中央に。
並べ方にルールはないが、「センスで!」というスタッフさんのアドバイスに戸惑う二人。
色紙一枚一枚に詰まったファンの方の想いを感じて、扱いも自然と丁重に。
貼っては剥がし、試行錯誤を繰り返していると、「頑張ってるねー」と、ドラムのKENTAさんが登場!
突然の激励に驚きつつ、「ありがとうございます!」と南さん。
さらに作業を進めていると、ベースのMOMIKENさんもやってきた!
皆さんの応援を受けて、ついに完成!
するとボーカルIKEさんがやってきて、「ありがとう!」と言って記念撮影をしてくれた!
色紙に託されたファンの方たちの想いをメンバーに伝える、最後のアンカーとしての責任を背負った二人は、メンバーの笑顔に大きな達成感を感じたようだ。
まもなく本番! メンバーを野外ステージまでアテンド!
本番の時間が近づいてきた。
次なるミッションは、楽屋のあるビルから野外ステージまで濡れないようにメンバーを案内すること。
まずは細井さんがギターのUZ さんをアテンド。
ステージ裏のテントまで送り届ける。
「せっかくなら女子の方がいいかな」というジョークを飛ばすIKEさんは、南さんが緊張しながらエスコート。
続くMOMIKENさんも送り届け、無事にミッション完了!
次にバックステージのメンバー控え室へ。
南さんはステージドリンクの準備。
細井さんはケーブルの養生作業。先ほどの経験が活きてテキパキと作業が捗る。
メンバーやスタッフが飲むドリンクにそれぞれの頭文字を書いてわかりやすくする。
さらには、タオルで雫を拭いたりと、南さんなりの気配りも。
開演時間が近づくと、スタッフさんのご厚意で、二人もライブを鑑賞させてもらえることに!
だんだん激しくなる雨の中、会場の後方から開演を待つ二人。
いよいよライブが開演。
次第に激しくなっていく雨さえも味方につけてパフォーマンスするSPYAIRのメンバーたちに、会場のボルテージは絶頂に。
二人も「この中に色紙を書いた人もいるんでしょうね!」と自分たちの作業を振り返り、感動しながら見入っていた。
ライブ終了後、本来はここでお開きとなるはずが、メンバーにご挨拶できることに!!
1日の二人の頑張りを横で見つづけ高く評価してくれたマネージャーさんの粋なはからいだ。
「今日はありがとう!」と疲れも見せずに御礼を言ってくれるメンバー4人に、二人は感動しきり。
「ありがとうございます!」と一日間近でサポートさせてもらったお礼を伝えた。
最後に、寄せ書きの前でメンバーと記念撮影!
途中降られた雨にも負けずにサポートをやり遂げた二人に感想を聞いた。
細井さん:「寄せ書きを貼る作業では、メンバーの方が喜ぶ顔を想像することが大事で、それがセンスなんだということを学びました。メンバーやスタッフ全員がひとつの方向に動く瞬間を体験できて、感動しました。就職してもこんなやりがいのある仕事ができたらいいなと思いました」
南さん:「マネージャーさんの気配りの細かさを見て尊敬の念がわきました。特にライブ終了後、私が現場担当者の方に傘を持ってきて、と言われて走ったら、向こうから傘を持って歩いてくるマネージャーさんを見たときは心が動かされました。今日のことを忘れずに、音楽に携わる仕事につくという夢を持って頑張りたいと思います」
“大勢でひとつの方向に向かう”快感を覚えた細井さんと、夢への決意を新たにした南さん。激レアバイトで得たこの日の経験は、二人の今後の働くことへの意識に影響を与える経験になったようだ。
