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2017年10月27日

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
今回の激レア“宇宙”バイトは、平均標高が日本一の長野県・野辺山にある国立天文台・野辺山宇宙電波観測所で「ペルセウス座流星群」の観測をサポートするというもの。このミッションに挑戦した二人の責任感たっぷりの姿をお届けする。


<ペルセウス座流星群>
毎年8月12日、13日頃を中心に活動する流星群。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに「三大流星群」と呼ばれる。とても観測しやすい流星群で、条件が良ければ最大で40個以上の流星を見ることができる。

「流れ星が見えますように……」てるてる坊主に願掛け!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
採用されたのは、日本で唯一の天文学科で天文学を専攻する鹿熊亮太さん(写真右)と、星空好きの坂本菜摘さん(写真左)。ともに大学4年生の二人だ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
鹿熊さん「将来はブラックホールの研究をしたいと思っています。ブラックホールを発見した45m電波望遠鏡がある野辺山宇宙電波観測所まで連れて行っていただけるなんて嬉しいです」

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
坂本さん「子どもの頃から星を見るのが大好きで、夜の帰り道はついつい空を見上げてしまいます。就職活動が終わってバイトを探していたら、自分にぴったりだと思って応募しました」

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
流星群の見ごろとされた8月12日は、あいにくの雨予報。夜には雲が晴れるよう、電車の中でてるてる坊主を作る二人。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
「なんとか晴れて欲しい!」という二人の願いは届くのだろうか……。

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東京から約3時間かけて、JR全駅の中で標高の最も高い野辺山駅に到着。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
さらに車に乗って、国立天文台へとたどり着いた。

縣先生の生解説付き! 激レア天文台ツアー!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
こちらの国立天文台は、多いときで年間10万人。今でも8万人の人が訪れるという人気スポット。この日も多くの来場者が。

到着した時間はちょうど、天文台の一般開放時間が終わり、お客さんが出てくる時間帯。今回は特別に、普通は入れない時間帯に訪問し、観測までさせてもらえる激レアな機会なのだ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
迎えてくれたのは国立天文台情報センター・普及室長の縣秀彦(あがたひでひこ)さん。

縣さんは、中学・高校での教職を経て、現在は国立天文台に勤務されている天文学者。NHK高校講座にレギュラー出演していたり、これまでに120冊以上の本を出していたりと、まさにその道の権威だ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
「皆さん、国立天文台へようこそ。『君の名は。』や『ほしのこえ』の新海誠監督も長野県の出身です。彼の映画の星空が美しいのは、この地域での原体験があるのかもしれません」

と、二人がより興味を持ってもらえるように、さっそく豆知識を挟み込んでくれる。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
まずは展示室で、縣さんに基本を教わることに。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
天文学専攻の鹿熊さんは積極的に質問もする。

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「なぜ星は冬のほうが見やすいイメージがあるのですか?」
「冬のほうが水蒸気量が少ないから、空が澄んで見えるんだよ」

縣先生直々の講義に、思わず熱くなる鹿熊さん。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
屋外では、回転放物面(パラボラ)状の鏡面パネルによって電波が完全に一点に集まるというパラボラアンテナの仕組みも学ぶ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
そこで、坂本さんがパラボラに向かってヒソヒソ声で話しかけると…。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
30メートル離れた反対側のパラボラから坂本さんの声を確認する鹿熊さん。

「聞こえます!」

体感することで、二人の理解も深まったようだ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
ミリ波観測では世界最大級の45m電波望遠鏡は、冬からの観測シーズンに向けてお休み中。

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こちらはミリ波干渉計。6台の望遠鏡をつなぐことで、最大で直径600mの電波望遠鏡に相当する観測ができるそうだ。
野辺山宇宙電波観測所が日本の電波天文学の聖地と呼ばれる理由を実感した二人は、次のミッションへ。

普通の意見が必要? 天文学の普及に貢献するミッション!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
続いては、NHK・Eテレの『地球ドラマチック』という番組を見て意見交換をすることに。「太陽系バーチャルドライブ」という太陽系の距離の比率をアメリカでのドライブ旅行に例えると……といった趣向の番組。こちらの番組の監修が縣さんなのだ。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
若者にわかりやすく天文学を伝え、少しでも興味を持ってもらうために“専門家ではない普通の意見”を求めているという縣さん。そのニーズに応えるため、メモを取りながら、真剣に番組を見る二人。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
坂本さん「ドライブに例えるという設定自体は分かりやすかったのですが、途中でちょっとわからない専門用語が出てきました」

鹿熊さん「惑星の名前をほとんど知らない、くらいのレベルの、興味がない人に見てもらうにはちょっと時間が長いかもしれません」

素直な二人の意見に、縣さんもおおいに参考になった様子。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
資料までもらって、帰ってから復習もできると喜ぶ二人。

ちなみに縣さんによると、かつてよりも天文学者の数も増え、興味を持つ若者も多くなっているとか。1998年から2002年にかけてブームになった「しし座流星群」の影響もあるという。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
「最近の歌には『天体観測』はもちろん『シューティングスター』とか、星座の名前が曲や歌詞になっている歌も多いでしょ。昔は松任谷由実の『ジャコビニ彗星の日』くらいでしたから。そういう影響も考えると面白いですよ」

SEKAI NO OWARIの楽曲『RPG』の中にも「ペルセウス座流星群 君も見てただろうか」という歌詞がある、という話で盛り上がったところで、メインイベントが迫っていることに気づく二人。

いよいよ観測! 果たして、流れ星は見えるのか?

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
観測開始時刻が近づいてきた。

このとき、国立天文台は、1時間あたりに観測できた流れ星の数を報告するキャンペーンを実施していた。「市民科学」といって、一般の市民が研究に参加するのが世界的な流行りで、その流れにきちんと乗っているのだそう。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
二人の任務はこのキャンペーンに参加すること。流れ星を観測し、正確に数を記録して報告するのだ。ただ参加するだけではなく、イベントに関する意見を述べるのも2人の任務。

「サイトの仕様をもっと現代風にした方がいいかも」
「スマホ用はあるんですか?」

など、若い人ならではの意見が飛ぶ。

そうこうしているうちに観測時間が近づいてきた。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
観測開始時間は20時。そろそろ準備の時間だ。
てるてる坊主の効果か、幸いにも雨は降っていなかった。夏とはいえ夜は冷え込むため、長袖を羽織る。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
広い場所に移動し、寝転がれるようにシートを敷く。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
縣さんとともに、いざ観測開始!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
しかし、空は曇っていて、流れ星はおろか、星も見えない状況だ。真っ暗闇のなか、ひたすら夜空を見つめ流れ星を待つ三人。

そして、30分ほど時間が経過した頃……

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
流れ星がスッと夜空に流れた!

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
盛り上がる三人。結果21時までに3個の流れ星が確認できた。

さらに、21時から22時の間にも3個。どんどんと流れるわけではないものの、感動を隠せないバイトたち。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!

しかし22時を過ぎると雨模様に。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
雨が激しくなってきたので一旦退散するが、二人のたっての希望により再び観測に。22時30分から観測を再開したが、結果流れ星は見ることができず24時に。

ここで、観測は終了!

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【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!

観測した流星の数と感想や意見を、パソコンに打ち込む。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
縣さんにお礼を言って、ここで激レアバイト終了!

雨にも負けずに頑張った二人に感想を聞いた。

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
鹿熊「実はこのバイトに参加できなくてもペルセウス座流星群を自分で見ようとは思っていたんです。でも縣さんのようなプロの元で、そして電波望遠鏡の聖地であるこの地で、趣味ではなく仕事としてできてよかったです」

【激レア体験レポ】宇宙観測の聖地で天文学者の縣秀彦さんとペルセウス座流星群を観測!
坂本「流れ星が流れてきた時に、みんなで歓声を上げた瞬間のことは一生忘れません。星の名前も教えてもらって、これから普段の空の見方が変わりそうです」

得た知識をすぐに行動で活かす。楽しいことが仕事になる。そんな素晴らしい原体験を抱えて、二人は社会に出ていくことになりそうだ。

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