【激レア 体験レポ】横浜 F・マリノスのクラブ運営サポートをするスポーツバイト! スタッフとして、日産スタジアムを駆け回る! ラストにはびっくりの激レア体験も
今回の激レアバイトは8月26日、日産スタジアムで行われた「横浜 F・マリノス VS FC東京」の運営スタッフ。日本で一番大きなスタジアムを有し、多くの観客を動員する一大イベントをサポートする責任重大な仕事である。スタジアム内を奔走しながら様々な仕事をこなすうちに見えてきたものとは……。
この仕事にかける意気込みは誰よりも強い!
今回、採用されたのは牧由莉香さん(21)と有園僚真さん(20)。
牧さん「サッカーは初心者ですが、観客の皆さんと同じ熱い気持ちで運営をサポートしていきたいです。アトラクションスタッフのアルバイトをしているので、その経験を生かせたらと思います。」
有園さん「自分自身、超がつくほどのマリノスファンで、今回の募集を見てビビッときました。この仕事にかける意気込みは誰よりも強いです!」
ということで、日産スタジアムに到着!
時間はお昼である。試合は夜19時キックオフだが、すでに準備はスタートしているのだ。
スタッフ用のポロシャツに着替えた二人がまず参加したのは、全体ミーティング。今日の試合のスタッフ全員が集まり、試合に向けた最終確認をする場である。
ここで二人の紹介もあった。今日一日、激レアバイトとして仕事をする意気込みを語る。しっかりと挨拶した二人をスタッフの皆さんが拍手で迎えてくれた。
ミーティングが終わると、さっそく最初の仕事が二人を待っていた。日産スタジアム東ゲート前広場に試合当日に出現するトリコロールランドの会場作りを行うのだ。
このトリコロールランドでは、試合開始までステージイベントが開かれたり、屋台が出店したり、公式グッズの物販が行われたりしている。お客さんに試合だけでなく、今日一日をお祭りとして楽しんでほしいという思いから始まった試みだという。
テーブルや椅子をテキパキと運ぶ二人。最初の仕事だが、戸惑うことなくこなしていた。
続いては会場入口付近の橋にのぼりを立てる仕事。駅から日産スタジアムにやってくるお客さんを、選手の顔写真がプリントされたのぼりで出迎えるのだ。
「同じ選手ののぼりが連続しないように」といったスタッフさんからの指示に従って、一つひとつ丁寧に、それでいてすばやく設置していく。
二人の手際の良さもあり、予定の時間よりも早く仕事が完了した。ゲートへと続くのぼりを見て、普段からF・マリノス戦を見に来ているという有園さんはテンションが上がったようだ。
赤ちゃん休憩室の設営に来賓シートのセッティング……仕事の幅の広さにびっくり!
場所をスタジアム内へと移して、次の現場へ。
横浜 F・マリノスは、小さい子どもを連れたファミリーにも試合を楽しんでほしいという思いから、赤ちゃん休憩室をスタジアム内に2ヶ所用意している。
しかも、子どもたちに楽しんでもらえるように装飾を毎試合変えているというのだ。飾り付けをしてくれるのは、横浜 F・マリノスと提携している横浜女子短大の学生さん。
二人は学生さんに混じって赤ちゃん休憩室の設営を手伝うことになった。
さっきまでテーブルを運んだりのぼりを立てたりしていたと思ったら、今度は紙を切ったり貼ったり。仕事の幅の広さに改めて驚く二人だった。
赤ちゃん休憩室での仕事が終わったところで、次はスタジアムの観客席に移動する。
ここで二人に任されたのは、ご来賓のお客様用の椅子にシートカバーをかけて席を作る作業。この日は小雨気味だったので、濡れない席だけをセッティングしていく。
さらにこの来賓シートにはご招待したお客さまの名前のシールを貼り付けていく。普段からF・マリノス戦を見に来ているという有園さんだが、来賓シートを間近で見るのは初めてということで興味津々である。
シートの名前は絶対に間違ってはいけないので、二人で協力して確認しながら慎重に進めていく。誰に指示されるでもなく、自然にやり方を編み出していた二人。ここまでの仕事を通して息がぴったり合ってきたようだ。
次に二人が向かったのはホスピタリティブース。スポンサー企業様が訪れた際に出迎える場所である。
お客さまに渡す飲み物の準備や、プレゼント景品であるユニフォームを天井に吊るす作業などをこなしていく。
スムーズに作業が進み、ホスピタリティブースが無事に完成した。
そのまま場所を上階に移して、スポンサー企業様であるANAシートの準備にとりかかる。
お客さまへのおみやげのセッティングや、足りない資材の運搬、さらにPASSに今日の日付を書き込むといった作業を手際よくこなしていく。スタッフの一員として様になってきたぞ。
スタジアムツアーで思わぬ体験も……
そんな二人にちょっと嬉しい仕事が。
募集企画によって選ばれたお客さまだけが参加できる、アディダススタジアムツアーのアテンドである。
普段なら関係者しか入れない場所を案内するツアーで、二人にとっても初めてだらけの経験である。
ツアーではピッチにも足を踏み入れることができた。
あくまでスタッフなのでお客さまサポートしつつ……。
「座っていいよ」と言われたので、試合中に選手や監督が座るベンチを体験!
ここまでの仕事の疲れも吹き飛ぶいい笑顔である。
貴重な体験をした後は、夏の限定企画として横浜 F・マリノスが行っていた小中学生へのプレゼントキャンペーンのブースをお手伝い。
普段からアルバイトで接客をしているという二人。そのスキルをいかんなく発揮して、笑顔でお客さんに対応していた。
激レア体験! ハートベアラーとしてピッチへ
さあ、いよいよ最後の仕事である。
なんと、サッカーの試合でキックオフ前に行われるハートベアラーに参加できることになったのだ!
約2万5千人が見守るピッチへ、選ばれたファンクラブ会員と一緒にハートベアラーと呼ばれるセンターサークルにバナーを運ぶ重大な任務である。
すでに緊張気味な二人だが、今日はお客さまの立場ではない。他のベアラーの皆さんにとっては二人とも頼れるスタッフなのだ。しっかりと打ち合わせ通りに誘導しなければならない。
そしてキックオフ直前、いよいよそのときがやってきた!
いた!
ベアラーと共にフラッグを持ち、ピッチへと歩を進めている。
大歓声に包まれながらフラッグをピッチ中央まで運び終えると……。
いきなり会場が真っ暗に!
ざわめく会場。実はこれ、今日の試合のサプライズ演出なのだ。
観客席のライトの明かりが幻想的にスタジアムを照らし出した。このF・マリノスでトリコロールギャラクシーという名で行われている暗転演出に、会場は大盛り上がりとなっていた。
フラッグを運ぶという大役を無事に終えるとともに二人の激レアバイトも終了。そのあとは試合を観戦することができた。
スタッフとして関わった試合だけに、二人とも感慨深い表情を浮かべていた。
牧さん「手作りや手作業の仕事が多く、スタッフの皆さんの思いがこめられていて素敵だなと思いました。いろいろな方がいろいろなところで臨機応変に働かれていて、皆で一つのことに向かって気持ちをそろえる大切さを知りました。ピッチの真ん中で旗を揺らしたとき、観客席を見渡すことができたのですが、お客さんの気持ちが伝わってきて感動しました」
有園さん「今日は、第一志望の会社に就職した新社会人の初出勤日のような気持ちで臨みました。選手入場の際、自分がピッチのど真ん中にいられた感動はすごかったです。今日経験したものすべてが”激レア”でした」
一つの試合を成功させるために、たくさんのスタッフさんが働いていることを実感できた激レアバイト。中でもハートベアラーの経験は、二人にとって最高の思い出となったに違いない。
