【激レア 体験レポ】 希少植物を求めて世界をめぐるプラントハンター / そら植物園 代表 西畠清順さんに密着! ディスカバリーチャンネルの撮影をサポート!
普段は触れる機会の少ないプラントハンターという仕事。希少植物を探して世界中を飛び回ります。
今回は日本を代表するプラントハンターであり、そら植物園 代表の西畠清順(にしはた・せいじゅん)さんに密着し、番組の撮影サポートも行うという、貴重な体験ができる激レアバイトをレポートします!
自然が大好きな二人! 今回のバイト内容気合い十分!
任務に挑むのは、大学3年生のIさん(左)と大学4年生のYさん(右)。二人とも植物や自然に興味があり、今回の任務への意気込みが感じられる。
Iさん
「今までの激レアバイトの中で一番参加したいバイトを担当できて嬉しいです! これからはじまる就職活動のきっかけやヒントを得ることができるように精一杯頑張ります!プラントハンターの仕事を見られるのが楽しみです!」
Yさん
「来年からは社会人として働きはじめるので、大学生としての思い出として、精一杯努めさせていただきます!今日得た経験を全部吸収するという気持ちで頑張ります!」
普段は関係者しか入れない、そら植物園で激レア体験!
そら植物園の農場に到着。入ったとたんに、異世界のような空間が広がっている。
農場内では、清順さんが世界中から集めてきた貴重で美しい植物が生産管理されており、日本最大級の規模だ。
ディスカバリーチャンネルの関係者の方々とご挨拶。ディレクターさんの指示で、Iさんがタイムキーパー、Yさんが撮影補助と役割分担が決まった。
早速撮影の準備に。Yさんはカメラマンさんについてサポート。替えのレンズも預かり、説明を受ける。
そら植物園の朝のミーティングがはじまるようなので移動することに。ここで清順さんとご対面。テレビや雑誌などで見ていた方を目の前にして二人とも緊張の様子。「本日はよろしくお願いします!」と元気にご挨拶。
番組撮影スタート。Yさんはいつでもサポートに入れるようカメラマンさんのすぐ側で待機。ミーティングでは、その日のスケジュールや連絡事項などが共有されている。
ミーティング終了後に清順さんとスタッフ全員で体操が始まる。空気の良いところで体を動かし、心地よさそうだ。カメラマンさんも、雰囲気の良い朝の光景を捉え続ける。
体操のあとは円陣。毎朝繰り返されているルーティンワークを見ても、そら植物園のチームワークの良さを伺い知ることができる。
テレビ画面からは知ることのできない撮影の裏側を体感!
撮影の流れや注意事項の説明を受けるIさん。事前の資料から、撮影にあたって綿密な想定がされていることが分かる。
Iさんは荷物運びも担当。重い撮影機材を運ぶことに。普段は水泳コーチのアルバイトをしているそうで、重い荷物も大丈夫そうだ。
機材を持って次の撮影のポイントへ移動する二人。ここは拓けて広々としているので、植物だけでなく空も綺麗に画面に入るに違いない。
カメラの土台作りのお手伝いをするYさん。カメラマンさんが持ち上げている間に、土台の石をカメラが安定する位置を見極めながら設置する。
清順さんを想定してIさんで立ち位置の場所を確認。「もう少し前に」とディレクターさんから指示が飛ぶ。本番に近い状況を作り綿密なチェックを行っているのだ。
立ち位置やカメラアングルが決まったところでインタビュー撮影開始。
撮影中、Yさんはレンズ交換のお手伝い。指示されたレンズを取り出し渡す。高価な機材の取り扱いに緊張気味だ。
Iさんは、スケジュール表を見ながら時間をチェックし逐次報告する。
ディレクターさんが持っているのはスマホで画面チェックができる遠隔カメラ。ディレクターさんに見えるようにスマホを持つ。
インタビューだけでなく、収穫の様子など様々なシーンを撮影していく。
これも毎日のようにそら植物園で繰り返されている光景なのだろう。花々や大きな樹木を、運び込んだり運び出したり。
自らトレーラーも運転して作業を行う清順さん。指示出し以外にも、ご自身でも様々な作業をこなされているようだ。
間近で聞く清順さんのインタビューに感動!
メインインタビューは、風情のある樹齢300年という枯れた巨大オリーブの前で撮影をすることに。
こちらもIさんでカメラチェック。少し慣れてきたのか、スムーズにチェックを終えることができた。
スタンバイ完了後、清順さんが同じポジションに。座り方に貫禄が漂う。
ここで二人は遠隔カメラの操作をという重要な任務を任されることに。自分達の撮影した映像が、テレビに使用されるかもしれないのだ。
インタビュアーから座右の銘を聞かれ「念ずれば花開く」との返答。「開花はゴールだという意味で解釈されるが、植物からすると始まり。スタート地点に立てるということ」と独自の視点についても話す清順さん。二人も撮影をしながらも耳を傾ける。
ここで、Yさんにも質問の機会が訪れる。「植物に自我や意識はあると思いますか?」との質問を投げかけるYさん。
「植物に意思はある。人間と一緒。特に子孫を残したいという意思がストレートに感じられるんだ」と真剣に返答してくれる清順さん。
「ありがとうございます!」納得のいく答えだったのか、嬉しそうなYさん。
次の撮影地への移動時間が迫っているため、Iさんの質問は後ほど行うことに。
「いい質問を期待してるよ」とディレクターさんからハッパをかけられるIさん。
はたしてどうなるか…
人と自然の共存について質問!回答はいかに!?
清順さんがミーティングを行う神戸にあるレストラン「FISH IN THE FOREST」へ。
「FISH IN THE FOREST」は清順さんが植栽と空間演出に関わっている、食と自然とカルチャーの発信をコンセプトにしたカフェレストランだ。とてもおしゃれな雰囲気が漂う。
Iさんはカメラの設置のお手伝い。
カメラの足場が少し不安定な場所のため、Yさんが支えることに。
冬に行われるイベントに向けて、話し合いが行われている。園内での作業だけでなく、プラントハンターには様々な業務があるのだ。
思ったこと、感じたことをメモするYさん。
ミーティングの完了後、いよいよIさんの質問タイムに。
環境開発と自然保護の矛盾を疑問に思い、人と自然の付き合い方についての問いを投げかけるIさん。
「環境保護と人間が生きていくことに相反してる部分があると認めつつも、大切なことは現実を知ること。木を運ぶことで伝えて、気づきを与えていきたい。」
と、清順さんから現実を知ることと伝えることの大切さを教えてもらった。
その回答はIさんの心にも届いたようだ。
最後に清順さんが記念撮影に応じてくれた。清順さんのお人柄と、インタビューで打ち解けたのか、二人ともほがらかな表情だ。思い出の一枚になったことだろう。
Iさん
「撮影では、良い作品を作るには入念な準備といろいろな人との協力が必要なんだと知ることができました。
清順さんへのインタビューがとても印象に残ってます。清順さんが質問を真剣に受け止めてくれてうれしかったです。また、そら植物園の方々が活き活きとお仕事をされていて、好きな仕事に就くというのは、大事なことだと思うようになりました」
Yさん
「お仕事というものに対して、多面的に知ることができました。ディスカバリーチャンネルの方々のサポートをさせていただくことで、とても勉強になりました。
清順さんのお話しを伺うことで、植物を自分の生活の一部として実感できるようになったと思います。その道のプロのお話を生でお聞きできたのは本当に貴重な体験でした」
2人のコメントからは、貴重な体験ができたことへの充実ぶりが感じられた。就職という新しい人生の岐路が迫っている二人。今回の経験が今後の歩みに、役立つに違いない。