【激レア 体験レポ】 憧れのツリーハウスを建てる! ドキュメンタリー番組の制作サポートバイト!
今回の激レアバイトはディスカバリーチャンネルのドキュメンタリー番組制作サポートとして働くお仕事。
ディスカバリーチャンネルは世界170カ国以上に放送されている世界最大のドキュメンタリーチャンネルだ。ただいま番組では、快適生活研究家「田中ケン」さんに密着取材中。その田中ケンさんのツリーハウス作りのお手伝いが、今回のメインミッション。
世界に配信される番組に携わることができ、普段体験することができない自然のなかでの作業も経験できるだろう。そんな貴重な体験ができる激レアなバイトをレポートする。
自然に囲まれた環境に、気分は上々!

Kさん(左)Tさん(右)
任務に挑むのは、東京在住の大学生、Kさん(左)とTさん(右)。都会で暮らす2人は、この山奥の環境に気持ちが高揚しているようだ。
Kさん
「ツリーハウスを作ることは憧れでした。今回のツリーハウスを作ることと、ディスカバリーチャンネルのお手伝いすることを、残り少ない大学生活の思い出にしたいです!」
Tさん
「5歳までは小笠原諸島の父島に住んでいたため、小さい頃はいつも自然の中で遊んでました。今も登山や洞窟探検など自然に触れ合うのが好きです。田中ケンさんの考え方にシンパシーを感じていたので、今回のアルバイトに対して強い思いを感じています!」
自然の中では何もかもが特別!
軽井沢駅から車で1時間ほど。ケンさんがプロデュースする自然との共存をコンセプトにしたキャンプ場「outside BASE」が今回の舞台だ。
ケンさんやディスカバリーチャンネルの関係者の方々とご挨拶。この日はあいにくの雨でとても寒い。時期は10月なのだが記録的な寒さで、東京では31年ぶりの寒さとなった日だ。
この後は体をたくさん動かす作業が待っているので、まずは腹ごしらえ。朝早くに東京から長旅をしてきた2人のお腹はペコペコだ。
ケンさんの用意してくれた牛丼はなんとも美味しそう。大きな鍋で昨日から煮込んでくれていたとのこと。屋外で、いただくことに。
口に運んだとたんに「美味しい!」と喜びの声を上げる。しっかりと煮込まれたお肉はトロトロで柔らかい。「今まで食べた牛丼の中で1番だと思うほどの美味しさ」とTさん。自然に囲まれた中でいただく食事は格別に感じるようだ。
その様子をにこやかに見つめるケンさん。表情からも、そのお人柄が伝わって来る。料理にも愛情がたっぷり入っているに違い無い。
過酷な環境が、自然をより身近に感じるきっかけに
今回の任務は2つ。ツリーハウス作りだけでなく、ピザ釜作りのお手伝いもある。ピザ釜用の資材を設置場所まで運び出すことに。「とても重いです」とTさん。
段ボールが積み上がっていく。2人で全部運んできたが、これだけでも大変な作業だ。中にはレンガがたくさん入っていた。どうりで重かったはずだ。
中身を取り出し確認作業。ピザ釜作りは初めてだが、手際が良い。聞くと2人とも手を動かす作業が好きとのこと。
そんな様子を見て信頼を得たのか、ピザ釜作りはサポートではなく、2人が中心となって作業することに。失敗の許されない大事な任務を任された!
土台を組み立てた後、設置作業へ。説明書を見ながら水平を図る。2人の息もぴったりで、順調に進んで行く。
レンガのつなぎになるセメントを塗るKさん。「これすごくやりたかったんですよ!夢が叶いました!」とKさん。
左官のような作業に憧れをいだいていたようで、大興奮の様子。
少し雨がおさまってきたところでピザ釜作りは一時中断。いよいよツリーハウス作りのお手伝いに!
すでに土台は組み上がっていて、この上にツリーハウスが立てられるのだ。合間に、ディスカバリーチャンネルの方々も作業の様子などを撮影している。
土台の木材に防腐剤を塗る作業を担当することに。普段は味わえない感覚なのだろう。そのキビキビとした挙動から、喜びを感じていることが伝わって来る。
Tさんの表情も、とてもいきいきとしている。2人とも自然の中で黙々と作業に打ち込む。
寒く雨が降っている過酷な環境も、より自然の中にいるということを強く実感させてくれている気がする。自然との共存を感じられるような作業を体験できたようだ。
防腐剤を全体的に塗り終え、雨脚も強くなったためツリーハウス作りのサポート作業は完了。
仕事の後の美味しい食事に疲れも吹き飛ぶ!
ピザ釜作りを再開。キャンプ場のスタッフの方もサポートに入ってもらい、次々とレンガが積み上がっていく。
朝の長旅もあり、疲労の色が見え始めてきた。今日の目標までもう少しのところまで来ている。
積み上げた後は、レンガを綺麗に磨いていく。
本日の作業終了。だいぶカタチになったところで周囲は暗くなってきた。
夜はケンさんがお肉を振舞ってくれた。「どんどん焼くから、たくさん食べてね」と、美味しいお肉が食べ放題かのように次々と焼かれていく。
とにかく料理が美味しい。お肉をトルティーヤに巻いて、メキシカン風にいただく。
豪華な料理を前に疲れも吹き飛んだようだ。
今回とても印象的だったのが焚き火。作業中も常に温めてくれていたし、食事の際はみんなの中心にあった。寒い中での温かい火の揺らぎは、見ていて心地よく、癒しの効果があったように思えた。
食事の後に、ケンさんやディスカバリーチャンネルのスタッフさん、ツリーハウス職人さんと一緒に記念撮影。特別な時間を一緒に過ごすことができ、仲も深まったようだ。
ピザ釜完成!ものづくりの喜びを知る!
翌日は7時起床。前日は温泉にも入らせていただき早めに就寝。ぐっすりと眠れたようだ。
アウトドアイベント会場準備のため出かけるケンさんにご挨拶をすることに。「ピザ釜できたら是非食べに来てよ」とケンさん。
「ありがとうございました!お世話になりました」と2人。その大らかで優しいお人柄に何かを感じ取ったことだろう。自然はきっと人間性を豊かにするチカラがあるのだ。
ピザ釜作り再開。しっかり休めたからなのだろう、テキパキとこなしていく。
これはレンガを積むための土台。この日もスムーズに作業を進めていく。息もぴったりで、周囲も安心して2人に任せているようだ。
土台の上に、屋根になるレンガを積み重ねていく。
屋根部分にはさらに耐火のモルタルを塗る。憧れの左官の作業をまた行うことができ、「幸せで、天にも登る気持ちです!」とKさん。
いくつのレンガを積み上げたのだろうか。これが最後のレンガになった。慎重にレンガを乗せる。
「完成でーす!」と、喜びに沸く2人。表情も晴れやかだ。
作業も全て完了し、スタッフさんとみんなで昼食。長い時間を一緒に過ごしたからなのか、作業が完了して肩の荷が下りたからなのか、会話が弾む。
そのあとはご褒美タイム。スタッフの方からアウトドアに必要な技を教えてもらえることに。まずは、もやい結びを教わる。テントの設営に役立つ結び方だ。
続いて薪割りに挑戦するTさん。初めての薪割りを楽しんでいる。綺麗に割れた時は気持ちが良いようだ。
薪割りで今回の激レアバイトの作業は完了に。
「WE ALL ALWAYS ENJOYER」が、キャンプ場「outside BASE」のスローガン。その言葉どおり、今回は常に楽しむ姿勢を感じることができた激レアバイトとなったことだろう。任務終了後、ひと段落したところで、寒い環境のなか懸命にサポートしてくれた二人に話を聞いた。
Kさん
「何もないところからピザ釜を作ることができ、とても良い経験になりました。小さいころからやってみたい左官作業ができてとても楽しかったです。
自然の中で作業することで、自然がより身近に、好きになることができました」
Tさん
「ツリーハウス作りやピザ釜作りは、自然に囲まれたなかで作業ができ新鮮でした。美味しい食事と、温泉は最高でした。
キャンプ場やディスカバリーチャンネルの方々とご一緒に作業することができて、人とのつながりを感じることができました」
2人のコメントからは、ものづくりの楽しさや、自然を身近に感じる貴重な体験ができたことへの充実ぶりが感じられた。
そして後日、ディスカバリーチャンネルのスタッフさんから、その後の写真が届いた。ツリーハウスは完成したようだ!
この画像を見た2人が喜ぶ姿が目に浮かぶ。ツリーハウスやピザ釜は、キャンプ場を訪れたたくさんの人々を喜ばせていることだろう。
https://www.discoverychannel.jp/ja/d-news/treehouse-timelapse.html
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