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2018年03月20日

俳優・北村諒、小澤廉、赤澤遼太郎、舞台『おそ松さん』出演キャストインタビュー 前編「演技へのこだわり」【激レアバイト】

おそ松さん 北村諒 小澤廉 赤澤遼太郎

2016年秋に初演され、全公演で満員御礼となった舞台『おそ松さん』。その第2弾『おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』に出演する北村諒さん(一松役)、小澤廉さん(十四松役)、赤澤遼太郎さん(トド松役)にインタビュー。前編となる今回は、前回(舞台・第1弾)からの変化や演技面でのこだわりなど、舞台『おそ松さん』の制作エピソードを中心に語っていただきました。

※このインタビューには2018年2月5日から2週間募集された激レアバイト『出演キャストに直撃!舞台『おそ松さん』第2弾でインタビューバイト!』で採用された2名が取材サポートスタッフとして参加しました。

一生懸命稽古したネタがウケるとすごく嬉しい(小澤)

おそ松さん 北村諒 小澤廉 赤澤遼太郎

――みなさんは2016年秋に上演された第1弾に続いての出演となりますが、第2弾への出演が決まった時の感想はいかがでしたか?(取材は東京公演中)

北村:出演が決まった時は、素直に嬉しかったですね。F6(6つ子のイケメンver.)を演じる6人も含め、6つ子が同じキャストだったので、絶対にさらにレベルアップしたものをお見せできるなって自信がありましたし、実際に本番を迎えて、お客さんにもちゃんと届いてるなって実感できたので良かったです。

小澤:第1弾をやってる時から、「第2弾ができたらいいね」って話はよくみんなでしていたんですよ。でも、忙しい人達が集まっているので、実現できるのかな?って思っていて。ようやく全員で第2弾をやれることになったから、待ってました!っていう気持ちが大きかったですね。

赤澤:僕も2人と同じ想いなんですけど、芸歴の短い自分にとっては、第1弾がとくに思い入れの強い作品だったので、もう1度お兄さん達と同じ舞台でたくさん勉強させてもらわなきゃ!っていう気持ちもすごくありました。本番を迎えてからは、稽古場でみんなで「ここ、面白いね!」って笑っているところと、実際にお客さんの前でやったときに笑いが起こるところに結構ズレがあるなって思っていて。「おそ松さんのファンの方はこういうほうが面白く感じるんだなぁ」とか、お客さんからもいろいろ気付かされています。

――第1弾の経験が活きてるなぁと思う部分もありますか?

北村:そうですね。この舞台の場合、お芝居としてウケるのか? 『おそ松さん』だからウケるのか?っていう違いがあって、第1弾の時も結構考えていたんですけど、そのバランスは前回よりも見極めながらできたのかなって思います。でも、“笑い”は難しいですからね。今、(遼)太郎も言ってましたけど……たとえば、俺らは下ネタがめっちゃ面白いんですけど、本番では意外と下ネタが思った程ウケないとか(一同笑)。

――TVアニメでは下ネタ三昧なのに(笑)。

北村:そうなんですよ。心の中ではウケてるのかもしれないけど……劇場だと恥ずかしさが勝っちゃうのかな?(笑)

赤澤:知らない人が隣にいると、「はしたない人って思われちゃう!」って心配するのかもしれませんね。

北村:そうかも。そういう予想外のズレはありますね。

小澤:うんうん。でも、それが面白かったりもして。演出家の小野さんは結構キャストの意志を尊重してくれる方なので、僕らも面白いことはなるべく取り入れるようにしているんですけど、一生懸命稽古したネタがウケるとすごく嬉しいし、やりがいを感じながら演じています。

あらゆる面で意識が変わったなって、2人を見ていて思いました(北村)

おそ松さん 北村諒

――久しぶりに一緒に『おそ松さん on STAGE』を作っていく中で、“この人、前回と変わったな”って思う瞬間はありましたか?

赤澤:この3人に関しては、会うのは全然久しぶりじゃなかったですよね?(笑)

小澤:そうだね。でも個人的には、舞台『おそ松さん』を通して「諒くん、芝居がすごく光ってるなぁ」って思ってて……。

北村:誰だよ!何目線だよ!?(照笑)

小澤:(北村のツッコミをスルーしながら)諒くん、すごく細かいところまで芝居を作ってるんですよ。で、臨機応変に、毎公演違う演技をしているので、すごく変わったなって思ったし、「俺も見習わなきゃ!」って思いました。

赤澤:たしかに、それは僕も思いました。諒くんの出てるシーンは、気になってめっちゃ見てます!

小澤:だよね! まぁ僕らが言うと、後輩なのでおこがましいんですけど……。

赤澤:(高崎)翔太くんも「アイツ(北村)は伸びたよ!」って言ってたので、間違いないと思います!(笑)

北村:いやぁ、この2人にはちょっと頭が上がらないんで……(半笑い)。

赤澤:いやいやいやいや(笑)。

小澤:先輩を褒めるのは難しいですね(笑)。

――じゃあ、北村さん、お2人の変化を教えてください。

北村:この2人? 前回と大差ないですね。

小澤:おい!なんでやねん!(一同笑)

北村:あははは。廉も(遼)太郎も、この1年間で場数を踏んできたんだなっていうのは、要所要所で感じてますね。作品に対する姿勢とか、舞台第1弾を踏まえての役作りとか、あらゆる面で意識が変わったなって2人を見ていて思いましたし、その変化は観ている方達にも伝わっているんじゃないかなって思います。

あざとさを封印したトド松が見どころ(赤澤)

おそ松さん 赤澤遼太郎

――具体的に、改めて各自のキャラクターを演じる上で、意識していたことはなんですか?

北村:第2弾をやるにあたって、キャストみんなの目標として「第一印象より、もっと深めたキャラクターを出していこう」というのを掲げていたんですけど。僕が演じている一松に関しては、ふいに優しさが見えたりとか、普段のぶっきらぼうで気だるい感じとはちょっと違った一面が見えるように作りましたね。そのギャップは見どころです。

小澤:十四松は、純真なところもありつつ、垣間見える“闇”を大事にしながら演じています。なおかつ、バカそうに見えて、じつは頭が良いんですよね。だから、兄弟が出している空気もいち早く察知するし、台本に合わせて僕なりに演技を変えた部分もあって。そういう“一見わかりにくいんだけど、ずっと観ているとわかってくる十四松の良さ”を今回は出しているつもりですね。ただ、やってることが細かいので、気づいてもらえるようにちょっとずつ動きを大きくしようかな?と企んでいます(笑)。

赤澤:今回はトド松の立ち位置をどうしたらいいのか、結構悩みました。トド松の持ち味は、あざとさとかドライさってよく言われるんですけど、今回の6つ子だけの会話劇では、あざとさが使えなくなってしまうんですよ。兄弟にあざとくしても、流されるだけだから。かといって、ドライなキャラクターにすると一松と被ってしまうし……と試行錯誤した結果、“見下す”というキャラクターに辿り着きまして(笑)。

――見下す(笑)。

赤澤:そう。トド松って、一番下なんですけど、兄達をナチュラルに見下してると思うんですよ。で、会話の中心に自分がいないと気が済まないタイプ。だから、トド松が中心になって会話を回すシーンでは、“見下す”キャラを活かしながら演じています。でも、今回はライブシーンがあって、会話劇で封印したあざとさはそこで放出しているので。誰よりも振り切ったあざとさでファンサービスしています!

翔太くんは笑いの天才。佑介くんはそのまんまカラ松(赤澤)

おそ松さん 北村諒 小澤廉 赤澤遼太郎

――ちなみに、一松、十四松、トド松役のみなさんから見て、おそ松役の高崎翔太さん、カラ松役の柏木佑介さん、チョロ松役の植田圭輔さんはどんな方ですか?

北村:翔太は、めちゃくちゃ良いお兄ちゃんですよ。6つ子と同じく、キャストも年齢順になっているんですけど、長男らしくまとめるところはまとめてくれます。ただ、役もそうだし、翔太自身もわりと自由にやってて。「水を得た魚のように楽しんでやってるな」って感じです(笑)。

赤澤:翔太くんって、笑いの天才なんですよ。

――というと?

赤澤:あの人がやるとなんか笑っちゃうんです(笑)。楽屋でもずっと面白いことを言ってトークを回してるし、すごいなって。

小澤:わかる。毒舌なんだけど、翔太くんが言うと笑えるし、その意見も取り入れようって思えるんですよ。

北村:そうだね。そういう意味でも、頼りになる長男だなって思います。で、カラ松(柏木佑介)は……うん(半笑い)。

小澤:佑介くんは、そのまま貫いてほしい。

――その性格を紹介してくださいよ(笑)。

北村:あははは。佑介くんは、楽屋にいてもそのまんまカラ松なんですよ。

赤澤:翔太くんがよく佑介くんに毒を吐くんですけど、他の人だったら「いや、やめてくださいよ」「やめろよ」ってなるところを、佑介くんはただ微笑んでるんです(笑)。

小澤:いじってくれてありがとう、みたいな感じでね(笑)。

赤澤:そう。カラ松も一松に何を言われても動じないんで、そういうところ見るとすごいなって思います。

北村:あと、優しいですね!稽古中、栄養ドリンクを差し入れてくれたんです。

――長丁場ですし、身体を気遣わないといけませんからね。

北村:優しいですよね。でも彼、その数日後に風邪にかかって。「おめぇーが風邪ひくのかよ!」ってなりました(一同笑)。

植ちゃんがいないとまとまらない6つ子チーム(北村)

おそ松さん 北村諒 小澤廉 赤澤遼太郎

――チョロ松役の植田圭輔さんについてはいかがです?

北村:植ちゃんも、チョロ松と一緒でツッコミに徹してますね。というか、植ちゃんがいないとまとまらない。

小澤:一度、植田くん不在で稽古をしたら、ボケの渋滞でシーンが終わらなかったですからね(笑)。

北村:最年長の翔太も、いつも「(ツッコミの)植ちゃんがいないとダメだ」って言ってるしね。本当に6つ子のまんま楽屋にいる感じだし、その雰囲気が舞台にも出ていると思います。

――なお、掲載時には舞台はもうすでに終了しているのですが、7月には『おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SONG TIME 2~』のBlu-ray&DVDの発売が決定しています。改めて、これから今作をご覧になる方にメッセージをお願いします。

赤澤:ゲネプロをやった時に、関係者の方とか『おそ松さん』ファンじゃない方もたくさんいらしたんですけど、みんな「すごく面白かった!TVアニメ観てみるね!」って言ってくれたんですよ。だから、第1弾と同じように、今回も原作を知らなくても楽しめる内容になっていると思います。

小澤:あと、「あっという間だった!」っていう感想もすごく多くて。それは、観ていて飽きない面白い作品を僕達が作れている証拠だと思うから、“絶え間なく笑える”作品が観たい方にオススメしたいですね。

北村:そうだね。ただ、基本的にはコントなんですけど、6つ子がちゃんと芝居として会話をしている上でのコントなので。いち演劇として楽しんでいただける作りになっていると思いますし、僕らもそういう心構えでやっています。フラッと新喜劇を観に来た、みたいなテンションで観てもらえたら嬉しいです(笑)。

おそ松さん 北村諒 小澤廉 赤澤遼太郎

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■Profile
北村諒 Ryo Kitamura

1991年1月25日、東京都生まれ。 舞台を中心に、TV、雑誌などで俳優、声優として活動中。主な出演作品は、舞台『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』一松役を始め、『真・三國無双』、『青の祓魔師』、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』、『刀剣乱舞』、『弱虫ペダル』シリーズなど多数。今後の出演作は、舞台『十二大戦』、2019年公開予定の実写版『映画刀剣乱舞』など。

公式サイト:https://kitamuraryo.com/
公式Twitter:@Ryo_Kitamu
公式ブログ:http://ameblo.jp/gdgd-37458/

■Profile
小澤廉 Ren Ozawa

1991年8月12日、神奈川県生まれ。2013年テレビ朝日『仮面ライダー鎧武』で俳優デビュー。2016年ミュージカル『薄桜鬼』藤堂平助役で初舞台を経験。以降、TV、舞台を中心に活動中。主な出演作品は、舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~』十四松役を始め、『ダイヤのA』シリーズ、『FAIRY TAIL』、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』など。ダンスボーカルユニット『B2takes!』メンバーとしても活動中。

公式サイト:https://sp.ozawaren.com/
公式Twitter:@occult_box
公式ブログ:http://ameblo.jp/a-s-ren
B2takes!公式サイト:http://b2takes.com/

■Profile
赤澤遼太郎 Ryotaro Akazawa

1997年1月11日 、神奈川県生まれ。2015年、舞台『CHaCK-UP—Episode.0—』で俳優デビュー。舞台『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』のトド松役を始め、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』など舞台を中心に活躍している。2017年には『龍よ、狼と踊れ〜Dragon,Dancewith Wolves〜』で初主演を務め、現在は同作の第2弾に出演中。その他、舞台『クレスト☆シザーズ』にも出演が決定している。

公式Twitter:@akazawa_taro
公式ブログ:http://ameblo.jp/ryotaro-akazawa/

編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:斉藤碧 取材アシスタント(激レアバイト):鎌田祐希、高橋梨乃

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