【激レア 体験レポ】舞台裏に潜入！ 胸がキュンキュンする青春恋愛映画『プリンシパル』の初日舞台挨拶サポートバイト!!
今回の激レアバイトは、3月3日に初日を迎えた映画『プリンシパル～恋する私はヒロインですか？』（篠原哲雄監督）の舞台挨拶サポート。W主演した黒島結菜さんとアイドルグループ「ジャニーズWEST」の小瀧望さんら出演者、そして篠原哲雄監督が登壇するイベントに、就活を控えた大学生2人が挑戦した。
憧れの映画のお仕事を通して成長したい！
Tさん
「大好きな映画に携わってみたいという思いが強くあります。宣伝の仕事が具体的にどんなものかは分かりませんが、気配りを意識し、持ち前の明るさと真面目さを活かして、仕事の一つ一つにしっかり向き合いたいです!!」
Hさん
「まさか自分が採用されるとは思わなかったので、正直、驚きました。このイベントが成功するように精いっぱいサポートしたいです。こんなチャンスは二度とないと思うので、この貴重な経験を自分の成長にもつなげたいです!!」
「プリンシパル」は“胸キュン”な青春ラブストーリー。母の再婚相手とうまくいかず、東京の女子高では仲間外れにされたヒロイン、住友糸真（黒島さん）が、実父のいる札幌市の高校に転校。その初日、俺様系モテ男子の舘林弦（小瀧さん）とゆるふわ系男子の桜井和央（高杉真宙さん）と出会い、恋の騒動が巻き起こる。
舞台挨拶を実施する劇場・新宿バルト9で、この映画の宣伝プロデューサーにご挨拶。早速、この日の進行表を渡され、激レアバイトがスタート！
この日の仕事は、リハーサル、マスコミ受付、舞台あいさつでのサポート業務だ。
まずは、出演者なしで行うリハーサルをお手伝い。この日は出演者に客席側の通路に立ってもらい、ステージ側からマスコミ各社のスチールカメラマンが撮影する。映画をしっかり宣伝したいので、出演者に「大ヒット公開中」と書かれた大きなパネルを持ってもらうのだ。
ステージから、立ち位置やパネルの見え方を確認する宣伝プロデューサー。パネルが水平に見えるように指示して、完了。
次は、舞台挨拶のリハーサル。スタッフさんに呼ばれ、舞台袖へ。ムービーカメラ撮影時の立ち位置とマイクを確認するため、出演者の代役を務めることになった。真剣な表情で進行台本を読み込む2人。
MC役のスタッフさんが出演者を呼び込む合図を送り、2人は壇上へ。Hさんは黒島さんの代役、Tさんは生徒の一人を演じた市川知宏さんの代役だ。
MC役のスタッフが「黒島さん役の方、一言もらえますか？」と言われ、Hさんは「黒島さん役です」。続いて、Tさんもマイクで話し、テストは終了した。
再度、スチールカメラ撮影用のリハーサルを行うことに。今回は実際に並ぶ人数に合わせた7人で代役を務める。宣伝パネルの位置も下げたので、上半身もバッチリ見える形。
次は、ムービー用のリハーサル。出演者、監督が「プリンシパル!!」と声をそろえ、観客に「大ヒット!!」と言ってもらうと、ピンク色のテープが飛び出す、という演出が用意されていた。テープのテスト発射も成功!!
喜ぶ間もなく、2人は次のミッションへ…。
映画宣伝を目指す人は必見！ 宣伝プロデューサーに聞く「映画会社に入るには？」
次に2人が任されたのは、マスコミ受付のサポートだ。受付が始まるまでの合間に、宣伝プロデューサーから話を聞けることになった。
Tさん
「映画会社に入りたいんですが……」
宣伝P
「映画会社には、配給会社と宣伝会社があるんですよ。両方やっている会社もありますが、うちは宣伝の会社です。『プリンシパル』の場合、配給会社さんの依頼を受け、1年前の撮影時から制作現場に関わっています。邦画と洋画のどちらが好きですか？」
Tさん
「どっちも好きなんです。出遅れてしまって、まだ就活は動いていないです」
宣伝P「僕は、配給、宣伝と両方の映画会社を受けたのですが、全滅でした。シネコンでアルバイトしながら、映画宣伝を教えてくれる“ニューシネマワークショップ”という学校に通って、それがきっかけで今の会社に入りました。入社の経緯はさまざまですよ」
Tさん
「宣伝プロデューサーになるには、どうすればいいのですか？」
宣伝P
「映画宣伝パブリシストの経験を積んだ上で、宣伝プロデューサーになることが多いです。フリーでやっている人も多いですね。ハードワークなので、私生活を犠牲にしないといけない部分もありますが、やりがいはあります」
Hさん「どんな心構えが必要ですか？」
宣伝P「常に宣伝のことを考えられるような頭が大事です。いろんな広告物を見て、これ使えるな、とか、このキャッチコピーは面白いな、とか思っています。24時間、宣伝のことを考えている人もいます」
業界で活躍する宣伝プロデューサーの言葉は、とても勉強になったようだ。
マスコミ受付が始まり、記者に資料を手渡す2人。この日のマスコミは50人以上。通路には多くの関係者が集まった。いよいよ、初日舞台挨拶は本番。果たして、リハーサル通りに進むのか？
満員御礼の舞台挨拶がスタート！
朝8時の回の上映後の劇場内は満席。前方には大勢のマスコミ陣が。
出演者が登壇し、ついに舞台挨拶が始まった。関係者に混じって、通路からステージを見つめる2人。
“主役”を意味する題名の「プリンシパル」にちなんで、人生で自分が主役だと感じた瞬間についての質問が出ると、黒島さんは「ちゃんと出汁から取って、おいしいお味噌汁ができたときです」。小瀧さんは「実家に帰ったときです。家族に大人気です。まず、おかんがタタタって走って出迎えてくれて、おやじがあぐらかいて『おう、お帰り』と言って、仕事から帰ってきた姉ちゃんが抱きついて『お疲れさま』って、めっちゃ甘えられるんです」と話し、ファンも沸いた。
写真撮影が始まり、マスコミはステージへ移動。2人もステージに上がって、自分たちがリハーサルした通りになっているか、確認する。写真撮影も無事に終わり、テープの発射も大成功！
舞台挨拶終了後にピンクテープを片付けていると、ファンから「それ、いただけますか？」と言われ、手渡す。ファンの熱を直に感じられるのも、イベントの仕事の醍醐味なのかもしれない。
観客が退場したところで、激レアバイトも終了に。映画の宣伝パネルをお借りして、記念撮影。「ヒロインは私たちです!!（笑）」
Tさん
「初めての経験で、見ていることが多かったので、もっと積極的に自分から声をかけて動くべきだったと反省しました。裏側でサポートするスタッフの方々を見て、臨機応変に対応し、常に気配りをすることを学びました。これからの就活や仕事に活かしたいです」
Hさん
「こんなに近くで芸能人の方を見たことがなかったので、みなさんのオーラがすごかったです。一見華やかな業界でも、たくさんの方が地道な作業をして支えていることを知り、サポートする方々がいるからこそ、芸能人の方が輝けるのだと思いました」
映画宣伝の最前線で働く方のお話を聞き、刺激になったという2人。就活についてはまだ迷いもあるというが、それぞれの人生の“主役”は、自分自身。大いに悩んで、夢を掴み取ってほしい。
