【激レア 体験レポ】大ヒット映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』がフィルムコンサートに!リハーサル現場から最速レポート!
今回の激レアバイトは、3月24、25日にカルッツかわさきで行われた人気アニメ映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』フィルムコンサートの前日リハーサルに潜入し、公式Twitterからコンサートの魅力を最速レポートするもの。
フィルムコンサートとは、フルオーケストラによる極上の生演奏を聴きながら映画本編が楽しめるという、新しい映画の上映スタイルだ。果たして動員を左右する重要ミッションをやり遂げることができるか!?
オーケストラの迫力と作品の魅力を伝えたい!!
「ノーゲーム・ノーライフ」は原作・イラストを手掛ける榎宮祐さんが放つ頭脳バトルファンタジー。全てがゲームによって決まる異世界に召喚された、”空”と”白”の兄妹の活躍を描くもので、2014年4月にTVアニメがスタート。その劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』はその世界のはるか以前を舞台にした壮大な神話ファンタジーだ。
今回採用されたのは、再就職に向け準備中という美大出身の柴田綾乃さん(左)と、原作のライトノベルからの激アツファンという中川麿(たかよし)さんだ。
柴田綾乃さん
「学生時代に吹奏楽部などの音楽系の部活に所属していたこともあり、生演奏で作品を体感できるという素晴らしいコンサートのPRをお手伝いできることにやりがいを感じます。作品の色彩設計がとても美しいので、映像としての迫力も楽しみです!」
中川麿さん
「『ノーゲーム・ノーライフ』の面白さは、ゲームの作り込みの深さにあると思います。その劇場版に関われるので、ものすごく期待しています。現在、広告会社でアルバイトをしており、PR、広報、宣伝の仕事に興味を持っています」
会場のカルッツかわさきに到着。宣伝プロデューサーにご挨拶し、今日の任務の説明を受ける。
「『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』公式アカウントのフォロワー数は12万人以上いますが、そのフォロワーに向けて、こんなツイートを見たら、実際に見に行きたくなるかも、と思いながら、文章を考えてみてください!」と宣伝プロデューサー。圧倒的な数の多さに、2人とも驚きを隠せない様子。
「リハーサルが予定開始時刻より早く始まっているので」と宣伝プロデューサーに連れられ、早速リハーサル会場へ。2人は音を立てないように入室する。
リハーサル会場では、ゲーム音楽のフルオーケストラ演奏や、歌手のバックオーケストラを多数手がける指揮者・永原裕哉さんがタクトを振る中、60人編成のフルオーケストラが映像に合わせて、本番さながらの演奏真っ最中。
2人は演奏者のすぐ後ろの席に。こんなに間近でオーケストラ演奏を聴けることはめったにない。まさに“激レア”な特等席だ!
机の上のノートパソコンには指揮者、演奏家が見ているものと同じ本編映像が映し出されている。低音パートの演奏では音がビシビシ体に伝わってくる。ド迫力の臨場感に背筋もピーンと!
すかさず中川さんがメモ帳を取り出し、書き出していく。柴田さんもそれに続いてこまかくメモをとる。
音楽は有名アーティストへの楽曲提供やアレンジを手がけ、人気TVアニメ「ラブライブ」などで知られる藤澤慶昌さんによるもの。約100分の上映時間で、演奏曲目は長短あわせて、約40曲というボリューム。オーケストラの面々は手を休める時間もない。
映画本編を初めて鑑賞する柴田さんは、セリフを聞き漏らさないよう食い入るようにパソコンの画面を見ていた。
中川さんのメモ帳には「世界観」「キャラの個性」「臨場感がすごい」という言葉が。
これをどのような文章に組み立てていくのか…?
大迫力のリハーサル見学を終えた2人は息つくまもなく、次の業務へ。
そこには、さらに激レアな時間が待っていた!
フィルムコンサートの指揮ってどれぐらい大変? 指揮者の永原さんに直撃!
宣伝プロデューサーの計らいで、なんとリハーサルを終えたばかりの指揮者・永原さんにお話を伺えることに!
中川さん「フィルムコンサートでは指揮者の方はどんなことをされるのですか?」
永原さん「元々のスコアをカスタマイズして、作品にぶち込んでいくという感じです」
柴田さん「普段のオーケストラの指揮と違って、難しかった点はありますか?」
永原さん「オリジナルスコアをアコースティックのオーケストラ楽器で生演奏するわけですが、世界観を変えないように、というアプローチをしています」
中川さん「場面場面で、音楽を切り替えていくのはとても難しいと思うのですが、どんなふうにされているのでしょうか?」
永原さん「映像を伴っているので、自分の中でもイメージが付きやすい、というところはありますが、急展開することもあるので、早めに次の曲のことをイメージしています」
永原さんの貴重な言葉も聞け、壮大なフィルムコンサートの裏にある難しさを知りとても勉強になった2人。このコンサートの素晴らしさを伝えたい!との思いをより強くし、いよいよ、ツイッターの文章を考えるミッションへ…。
多くの人に届け! 感じたことを文字にするミッション!
「自身が感じたことを文字にしてください」と宣伝プロデューサー。
直々にアドバイスをもらいながら早速文章を作成していくことに。
まずは公式アカウントから投稿されている内容を見て参考にする2人。実は公式アカウントからの投稿は宣伝プロデューサー自ら発信しているそうだ。
メモを基に打ち込む表情は真剣そのもの。約20分間で3本分を完成させた。
いち早く完成させた中川さんが宣伝プロデューサーに見てもらう。ドキドキの中川さん。
「きれいにまとまっているので、直すところがほとんどないです」と宣伝プロデューサー。後はスタイルを整えて、完成。中川さんが「ツイート」ボタンを押して送信!!
【レポート①】ノーゲーム・ノーライフの世界観、また魅力的なキャラクターの行動や発言に合わせてオーケストラの壮大な音楽が流れることにより作品の世界観が何倍にも増幅され、素晴らしいものとなっていますので、ぜひ会場にお越しになって、体験してみてください!(激レアバイト・N川)#nogenora pic.twitter.com/LaLNeZc4XT
— 『ノーゲーム・ノーライフ』シリーズ公式 (@ngnl_anime) March 23, 2018
これがツイートされたもの。すぐにリツイート、「いいね」をもらい、その反響の早さ、大きさに中川さんもビックリ。
続いては柴田さんの番。こちらも体裁直しのみでクリア! 柴田さんの分は少し時間を空けて、投稿するそうだ。
【レポート②】プロのオーケストラによる生演奏で、画面を超えて実際に「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」の世界に迷い込んだようでした!「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」を観たことがある人も、まだこれから観る人も、楽しめること間違いなし!(激レアバイト・S田)#nogenora pic.twitter.com/snWrFDiIqm
— 『ノーゲーム・ノーライフ』シリーズ公式 (@ngnl_anime) March 23, 2018
こちらは柴田さんによるレポート。その後、公式ツイッターにはほかの文章も投稿された。
映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』公式ツイッター:@ngnl_anime
宣伝プロデューサーからは「とてもうまくまとめていただきました。当日券を買って、見に来て下さる方が増えればいいなと思います」とお褒めの言葉を頂き、2人の顔も思わずほころぶ。
これにて、激レアバイトは終了。2人に感想を聞いた。
柴田さん
「学生時代にオーケストラに参加したことがあったのですが、プロの空気感を体感でき、とても刺激的でした。普段、ツイッターを使っていますが、影響力の大きいアカウントだったので、戸惑いもありました。ステージの裏側を垣間見て、イベントを作る大変さを痛感しました。その一部に関われたことが光栄です!」
中川さん
「映画は1度見ていたのですが、オーケストラが加わることで、迫力が全く違い、とても感動しました。好きな作品のPRができて、良い経験になりました。文章を考えている時は、本当に伝えきれているのかと心配になりましたが、宣伝プロデューサーの方から褒めていただき、うれしかったです!」
自分の言葉を世界へ届ける、という責任ある仕事を見事にやり遂げた2人。貴重な経験を糧に、さらなる成長を見せてくれるだろう。