【激レア 体験レポ】 独創的な世界観のライブの裏側をサポート!「水曜日のカンパネラ」1日マネージャーバイト!
今回の激レアバイトは、国内外で大人気の音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の1日マネージャーを務めるというもの。
2018年7月1日、河口湖ステラシアターで行われるライブを支えるマネージャーの仕事に2人の大学生が挑戦!
独創的なライブ演出で観客を虜にする「水カン」のバックステージでは、予想もつかない仕事が待っていた。
人を楽しませる仕事に挑戦したい!
採用されたのは、K・Kさん(写真左)とK・Aさん(写真右)。
K・Kさん「楽しいものが大好きで、イベント運営の仕事やマネージャー業に興味があります。ライブの裏側を見せていただけるのは貴重なので、今日はいっぱい学びたいです!」
K・Aさん「将来は人を楽しませる仕事がしたいと思っています。マネージャーの仕事も多くの人を笑顔にする仕事だと思うので、今日はたくさん吸収して、将来に役立てたいと思います!」
ステラシアターにやってきた2人は、ライブ全体を統括するプロデューサーさんにご挨拶。
1日の流れを教わったら、早速会場の中へ。
場内に足を踏み入れると……
黄金のステージがドーーーーン!
ステージと客席の間は池になっていて、よく見ると鯉が!
鯉の放流もライブ演出のひとつと教わると、「すごい!」と2人。
場内の動線確認後、2人もスタッフ専用Tシャツを着用できることに!
Tシャツに着替えたら、いよいよミッションスタート!
「ステージに上がれるレアな仕事をやってもらいます」と舞台監督。
任されたのはゴミ取り。
土台の板に黒い布を張ったステージは、ほこりや糸くずがあると目立ってしまう。さらに、ボーカルのコムアイさんは裸足でパフォーマンスするので、木くずなどがあっては危険。これは責任重大だ!
粘着性のあるカーペット用クリーナーとガムテープを順番に使いながら、掃除することに。
照明やスモークのテストが行われていても、手を止めない2人。
照明などの機材に気をつけながら、隅々まで掃除した。
と、ここで、「水曜日のカンパネラ」のメンバーで、マネージャーでもある“Dir.F”こと福永泰朋さんが登場。
「お昼にしましょうか」とランチをご一緒できることに!
スタッフの皆さんと一緒に「いただきます!」。
食事の間、いまの職種に至る経緯を語ってくれたスタッフの皆さん。それぞれが好きなことを仕事に繋げていったそう。
音楽業界の仕事は、体力勝負。好きだからこそ続けていけるというお話は、2人にとって参考になったようだ。
充実のランチタイムを終えたら、再び会場へ。
池に入るのもマネージャーの仕事!?
福永マネージャーから任されたのは、ステージ前の人工池の掃除。
2人は裸足になって池の中へ。
「意外と浅いです!」
木くずなどのゴミをしっかり取り除く。
リハーサルが始まる時間が近づくと、ここからは「水曜日のカンパネラ」を支えるもうひとりのマネージャー、黒瀬万里子さんにお仕事を教えていただけることに。
リハや本番の間、ライブ全体を俯瞰で見て、各セクションのスタッフに状況を伝え、改善につなげていくというのがマネージャーの役割なのだとか。
ステージにコムアイさんが現れ、舞台監督がマイクを使って業務連絡。
リハの流れを確認し終えると、リハがスタート!
コムアイさんの美しい歌声が聴こえる至福の状況だが、さまざまな位置からライブを観察する任務を授かった2
人。近くから眺めたい気持ちをぐっと堪えて、それぞれ歩き出した。
右側、左側、中央と、さまざまな角度からチェック。
「音の反響具合が場所によって全然違います!」(K・Kさん)
PAブースの上から。
さらに高い位置へ。
「上の方からは水面がちゃんと見えるし、全体が見えるから、遠くても楽しめるなと思いました。座席によっては正面に富士山も見えて最高です!」(K・Aさん)
ライブでのクライマックスとなる演出のリハも淡々と行われていく。
日没予定時刻に合わせて急遽ライブの開演時間をずらしたという、野外音楽堂ならではの演出に度肝を抜かれる2人。
客席から見て気になった点もなく、無事にリハが終了。
本番への期待が高まるなか、2人は次のミッションへ。
ついにコムアイさん登場! チケット準備、打合せ、物販対応と大忙し!
ライブでは関係者の招待客用の座席も確保しており、そのチケットを準備するのもマネージャーの仕事だという。
受付で招待者に速やかにチケットを渡せるように、名前と枚数を書いた付箋をチケットに貼っていく。
2人がその準備をお手伝いしていると……
「こんにちはー。よろしくお願いしまーす」
本番の衣装に着替えたコムアイさんが登場!
「もし音楽の仕事がしたかったら、いろんな人に話しかけて、どういう仕事か聞いたりしていいですよ」と声をかけてくれたコムアイさん。
「ありがとうございます!」と2人は感激!
なんと場所を移動して、ステージをバックに記念撮影も!
コムアイさんにお礼を言って、2人は再びライブの準備へ。
2人がやってきたのは、「バラ打ち」と呼ばれるミーティング。
ライブ後の撤収フローを確認する大事な打合せだ。
PA(音響)チームや美術チームのほか、照明は機械を使うチームと人力で光を演出するチームと、さまざまなセクションのチームが一斉に撤収作業を進められるよう、舞台監督が中心になってフローを整理していく。
最後に福永マネージャーが「本当にありがとうございます。怪我だけはしないように……」と呼びかけ、打合せは終了に。
その言葉から、音楽イベントの成功には事故を起こさないことが必須条件であることを2人は学んだのだった。
2人は途中まで進めていた関係者の招待チケットの準備を終わらせ、物販のお手伝いへ。
物販チームの皆さんをしっかりサポートしたら、まもなく本番だ!
まもなく本番! 集合写真に激レアバイトも仲間入り!?
本番前の全体MTGに参加。
本番に向けてコムアイさんが挨拶をした後、スタッフ全員で記念撮影。
なんとコムアイさんが声を掛けてくれて、激レアバイトの2人も参加させていただけることに!
撮影担当の黒瀬マネージャーに向かってポーズ。
2人の業務はここで終了だが、本番のライブを見てもらうのが勉強ということで、ライブを鑑賞させていただけることに。
ライブが始まると、なんと客席側の入り口からコムアイさんが登場!
お客さんの間をすり抜けながらのパフォーマンスに、会場は大盛り上がり。
ステージだけでなく、池の中でもパフォーマンス。
最後はステージ後方が左右に開くという大掛かりな演出。屋外の芝生に並んだキャンドルの炎が揺らめく中、コムアイさんが歌う姿は幻想的だった。
公演が終わり、2人は力強く拍手。
「めちゃめちゃかっこよかったです!」と興奮冷めやらぬ2人に、今日の感想を聞いた。
K・Aさん「コムアイさんがとても気さくな方で嬉しかったです。なかなか自分からスタッフの皆さんに質問できなかったことが悔やまれますが、お昼の時にスタッフの皆さんが今のお仕事に就くまでの経緯を話してくださり、とても勉強になりました」
K・Kさん「色々な仕事をされている人がいて、その全てが集まって私たちが目にするライブになることを知れて感動しました。私も好きなことを仕事にできるように、これからもっと行動的になりたいと思います」
マネージャーだけでなく、多くのスタッフの仕事を知ることができた2人。今日の経験は必ず将来に役立つはずだ。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。