【激レア体験レポ】東京2020パラリンピックへの関心を高める「パラバディ研修 記者発表会」を裏方サポート!貴重なアクティビティも体験!
2020年に開催される東京2020パラリンピック。オリンピック競技大会に比べてまだ国内での関心がそれほど高まっているとはいえないパラリンピック競技大会への関心度向上とともに、日常における障がいへの理解、ダイバーシティ社会の推進を目指し、8月22日に「パラバディ研修 記者発表会」が開催された。今回の激レアバイトは、この記者発表会をサポート。発表会の準備からパラバディ研修のアクティビティ体験まで、大忙しの一日をレポートする。
今回、採用されたのはTさんとUさん。
Tさん「もともとスポーツは自分がするのも観戦するのも好きです。今回の激レアバイトを通してパラリンピック競技や障害を持つ方々に対する理解を深め、それを多くの方に届けたいと思っています」
Uさん「ずっと陸上部に所属しておりスポーツは大好きです。パラリンピック競技大会の醍醐味や魅力を理解し、パラリンピック競技大会ならではの面白さをPRしていきたいです」
パネルボード制作ミッション! 会場設営をサポート
今回、記者発表会が開催されるのはリクルート社内のホール。2人が到着したときにはすでに多くのスタッフの方が発表会の準備で忙しく動き回っている。
Tさん、Uさんの2人もスタッフ用のTシャツに着替えて、さっそく最初のミッションスタートだ。
2人がまず取り組むのはパネルボードの設置。記者会見ではよく登壇者の背後に会社のロゴなどが入ったボードが立てられている。そのボード、実は骨組みを組み立ててつくっているのである。
スタッフの方から教えていただいた通りにボードを組み立てていく2人。
「こういうのテレビで見たことある!」「こんなふうにできていたんだね」と顔を輝かせながら作業を進めていく。
骨組みにボードを張るのは意外と難しい。ロゴがずれないように、慎重に位置を調整していく。
「うん、これならいいでしょう」と担当者の方からもOKをいただくことができた! 最初のミッションは無事完了だ。
まもなく発表会! 次々に与えられるミッションをこなす
続いてはプレスキットの作成にチャレンジ。
プレスキットとは、記者の皆さんにお渡しする資料一式のこと。このプレスキットと当日の発表会の模様をもとに記事やテレビ番組が配信されるため、内容に抜け漏れがあってはならないのだ。
そんな重要な仕事を任された2人は緊張感を持ってプレスキットをつくっていく。しっかりとダブルチェックすることで、ミスなく作業を終えることができた。
ここでしばしの休憩。もちろん遊んでいるわけにはいかない。今回の発表会でPRするパラバディ研修の概要をしっかりと勉強しておこう。
発表会の時間が迫り、登壇される選手の方々が続々と会場入りし始めた。ここで2人に与えられたミッションは選手の皆さんを控室に案内すること。あらかじめチェックしておいたルートを通ってスムーズに誘導することができた。
緊張を隠せない2人にも選手の方々は優しく接してくれた。皆さんの暖かい人柄に触れて、2人の表情にも笑顔が広がる。
そんな選手の皆さんが使用する車椅子にシールを貼るのが、2人に与えられた次のミッションだ。シールを貼るのはスポンサーロゴを隠すため。なかなか知る機会のない業界ルールに2人は驚きっぱなしである。
二手に分かれて記者発表会と研修をそれぞれ体験
さあ、いよいよ記者発表会が始まった!
ここでTさんとUさんは二手に分かれて別々のミッションに取り組む。
Tさんは記者席に座り、記者の皆さんと一緒に発表会の模様をメモしていく。今回のイベントに関するレポート作成も、二人に課せられた重要な仕事なのだ。
一方のUさんは別室にてパラバディ研修を受講。パラバディ研修とはリクルートマネジメントソリューションズが企業向けに監修した研修プログラム。障がい体験や健常者としてのサポート方法などを学ぶ内容になっている。
こちらも真剣な表情でメモをとるUさん。こうした研修を通して障がいへの理解を深めることで、パラリンピック競技大会への関心も高まっていくというわけだ。
シッティングバレーボールと白杖・車椅子体験で障がいへの理解を深める
記者会見終了後は、この日だけの特別デモンストレーションとして、実際にパラリンピック競技を体験するアクティビティが行われた。TさんとUさんも参加し、選手の皆さんや一般からの参加者の皆さんと一緒にシッティングバレーボールで汗を流した。
続いては視覚障がい体験。アイマスクをした状態で声をかけあい、誕生日の順番に円形をつくるという研修だ。一見、簡単そうに思えるが、見えない状態でうまく並ぶのはなかなか難しい。
また、視覚障がい者の方が使用する「白杖」も体験。
「見えない」ということがどんな状態なのか、それによって日常生活にどんな影響があるのか。障がい者の方がどんなサポートを必要としているのかをあらためて考えさせられる体験となった。
そして車椅子を体験するアクティビティ。ここでは車椅子そのものと、サポートする立場の両方を体験する。
車椅子を操作して会場を走らせたり、パートナーに押してもらったり、段差を乗り越えたりと一通りの動きを体験。実際に自分で体験してみることで、障がいに対する理解を深めることができた。
Tさん「アイマスクと白杖で歩くのは想像以上に大変で、周囲のサポートの大切さがよくわかりました」
Uさん「シッティングバレーボールはプレイしていて面白く、白熱しました。この面白さをぜひ周りにも伝えていきたいです!」
パラバディ研修を終えた後は記者の皆さんからネックストラップを回収してお見送り。さらに最後のミッションとして、この日体験したことの感想をレポートにまとめて提出した。2人のレポートは今後のパラリンピック競技大会に関連するイベントをより良くするための貴重な材料となるはずだ。
発表会準備からパラバディ研修体験まで盛りだくさんだったこの日の激レアバイト。2人にとってどんな一日になったのだろうか。
Tさん「一つの記者発表会を行うには、様々な関係者の方の協力と運営が大切だとわかりました。また、シッティングバレーボールや車椅子などを体験することができたことも、とても貴重な経験になりました」
Uさん「このバイトを通して、いつも何気なく見ていた記者会見の裏方としての視点を得ることができました。パラバディ研修を体験したことで、多様性の大切さや必要なマインドなどを知ることができてよかったです」
記者発表会とパラバディ研修を体験し、障がいへの理解と関心を深めた2人。東京2020パラリンピックはもちろん、日常生活においてもこの日の体験が必ず生きることだろう。