【激レア 体験レポ】SPYAIRのメンバーと作り上げる!豪雨の野外ロックライブ運営をサポート!
今回の激レアバイトは7月28日、富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催されたSPYAIRの単独野外ライブ『JUST LIKE THIS 2018』の運営サポート。
毎年恒例の同ライブは、今年も15,000人を動員するチケットが即日完売する人気ぶり。そんなSPYAIRのライブを成功させるために全力でサポートに徹する、激レアバイトの一日に密着した。
ファンがスタッフに挑戦!
大型台風が接近したこの日、激レアバイトに挑戦したのは、大学生のKさん(右)とWさん(左)。二人ともSPYAIRの大ファンだという。
Kさん:「ボーカルのIKEさんのファンです。辛いとき、SPYAIRの曲に何度も救われたので、一生懸命サポートを頑張ってライブを成功させることで、恩返しをしたいです。来年からはイベント業界に就職するので、今日は実践的な学びを得たいと思います!」
Wさん:「私はベースのMOMIKENさんのファンです。初めて買ったCDがSPYAIRの楽曲でした。今日は、大好きなSPYAIRのために何か力になりたいと思って来ました。よろしくお願いします!」
朝10時。富士急ハイランドに到着した二人は、現場を仕切るスタッフさんたちと挨拶。
まずは、今日一日のスケジュールを共有していただく。現場で大切なのは「臨機応変に!」とのこと。真剣にメモをとるKさん。気合いは十分!
最初の仕事は、楽屋の掃除とセッティング。憧れのメンバーたちの衣装を目の前にして、二人の胸は高鳴る。
ライブに欠かせない水分補給。Wさんは、メンバーたちの水を用意してセッティング。
「あわわ、緊張でペットボトル握りつぶしちゃいました(汗)」。
落ち着いて!
Kさんは、メンバーが使う加湿器やドライヤーなどをつなぐコンセントなど、机周りを綺麗にまとめて固定する。
スタッフさんから「楽屋がどうなっていたらメンバーが心地よく過ごせるか、自分で考えて行動してごらん」というアドバイスをいただき、「雑巾持って来ていいですか?」と、率先して隅々まで掃除をする二人。
次に、会場を見学させてもらうことに。
最初に訪れたのは、なかなか見ることのできないステージ裏。
続いて案内していただいたのは、客席。15,000人ものファンがここに集まることを想像しながら、ライブは本当に多くのスタッフさんやお客さんたちによって作られていることを、改めて実感する。
おや? Wさんの手に、空きのペットボトルが。
実はこれ、ポイ捨てされていたものをWさんが気づいて拾っていたのだ。偉い!
続いての仕事は、物販会場の誘導。
雨の中、「こちらへどうぞー!!!」と大声でジェスチャーを交えながら案内をする神田さん。
Wさんもお客さんの案内に大忙し。
憧れのメンバーと初対面! 緊張の一瞬…!
そしてついに、メンバーが会場に到着するということで、いよいよ対面の瞬間!
来た〜!!!
ボーカルのIKEさんが到着。初めて生で見るご本人に、二人は大興奮!!!
「おはようございます!」と元気よく挨拶する二人に、IKEさんもニッコリ笑顔で対応してくれた。
続いて、ベースのMOMIKENさんが到着。
小雨が降っていたため、車から入り口まで、濡れないように傘をさしてエスコート。
ドラムのKENTAさんも到着!
興奮冷めやらぬままに、次の仕事に取り掛かる。
ステージでメンバーの前に置かれるボックスで、中にはペットボトルの水や鏡がセットされており、客席からは見えなくなっている。
ダンボールを黒いテープで加工し、防水シートを被せて形を整えたら完成!
ファンとメンバーをつなぐ重要ミッションとは?
続いてのミッションは、ファンから届いたメッセージやプレゼントを、楽屋裏のパーテーションに飾る作業。
「飾り方にルールはない、自由にやってみて」と指示され、二人のセンスが試される…!
どれからどうやって貼っていこうか、二人が相談していると…
なんとIKEさんがサプライズで登場!
「頑張ってね!センス出してね〜!」と二人を激励。
これには二人もびっくり!
IKEさんの言葉を受けて、ますますやる気に火がついた様子!
ファンの方々が想いを込めて作ったプレゼントを、一つひとつ丁寧に貼っていく。
中には、こんな力作も!最初は要領をつかめずになかなか進まなかったが、だんだんと慣れてきてスピードもアップ!完成に近づいてきたぞ。
Wさんは平行して、メンバーが着るTシャツのアイロンがけを。すると…
今度はMOMIKENさんが!ファンからのメッセージを見に来たようだ。
「頑張ってね〜」と声をかけられ、MOMIKENさんの大ファンのWさんはタジタジ…!
「う、嬉しい〜〜〜!!!」
試行錯誤の末、ついに完成!お見事!!!
朝から働き詰めだった二人だが、少し遅めのランチ。
感動のライブ本番へ!
いよいよライブ本番!
スタッフさんのご厚意により、なんとライブを鑑賞させていただけることに!
台風の接近で強まる雨の中、いよいよライブがスタート!
メンバーが登場すると15,000人の観客たちが一斉に立ち上がり、多くの声援が飛び交う!
雨風に打たれながら、全力で音を奏でるカッコいいメンバーたち。
嵐さえも吹き飛ばすようなナンバーが続き、会場の熱気は最高潮に!
ライブの終了が近づくと二人はステージ裏へ移動!
雨で濡れたメンバーが暖かい服をすぐに着られるように、ドライヤーを使ってビニール袋の中でTシャツを温める。
舞台袖でアンコールを終えたメンバーたちをお出迎え。
「お疲れ様でした!」
とメンバーとハイタッチを交わすシーンも。
ライブ終了後、メンバーにご挨拶。
「お疲れ様!ありがとうね!」と、メンバーたちからの温かいお礼の言葉に、二人は感無量!
Kさんが「僕、来年からイベント業界で働くんです!」と話すと
「マジか!じゃあ、いつか現場で会おうな!」とIKEさん。
熱い握手を交わしてくれた。
嵐の中、無事に運営サポートを終えた二人。
今回の激レアバイトを体験して、どんなことを感じたのだろうか。
Wさん:「スタッフさんたちは、自分が雨でビショビショに濡れても、出演しているメンバーをすごく気にかけていて、その姿に感動しました。
私は教員を目指していますが、今日感じたスタッフさんの思いやりと気遣いを見習って、良い教師を目指したいです」
Kさん:「お客さんの想いに応える仕事というのは、大変な仕事なのだと思いました。ファンの方々のことを考えると、今日体験したどんな些細な作業も手を抜けませんでした。お客さんに感動を届けるということはプレッシャーもありますが、だからこそやりがいがある仕事なのだと感じます。
今日は、現場のスタッフさんの仕事に対する真摯な姿勢を学んだので、自分も社会に出てからの仕事に生かしたいです」
メンバーはもちろん、多くのファンやスタッフたちが一つライブを共に作り上げることで、大きな感動が生まれることを体感した二人。
まさに“激レア”な今回の経験を、今度はサポートではなく、自分たちのステージで生かしてもらいたい。