【激レア!体験レポ】LDH JAPANの人気グループDOBERMAN INFINITYに密着! 野外ライブでの運営をステージ裏でサポート!in山梨県の国母公園
今回の現場は、『DOBERMAN INFINITY presents D.Island 2018』のライブ会場。 彼らの運営するフェスを、ステージ裏でサポートするという激レアバイトだ。
「DOBERMAN INFINITY」(ドーベルマンインフィニティ)は、EXILEや、三代目J Soul Brothersが所属する事務所「LDH JAPAN」の5人組ヒップホップグループ。
現場となるフェスは、正式名称「DOBERMAN INFINITY presents D.Island 2018」。昨年、新木場Studio Coastで開催した第1回は1万枚以上の応募があり、第2回の今年は9月23日(日)、山梨県の国母公園にて、特設ステージで開催された。
今回は、そんなステージ裏に密着した音楽が大好きな2人の大学生の奮闘の様子をお届けする。
大好きな音楽に携わる仕事にチャレンジしたい!
採用されたのは、音響志望の福田侑さん(左)と、今回のフェス『D.Island 2018』のチケットをすでに購入して持っていたというDOBERMAN INFINITYの大ファンである桑平 奈々未さん(右)。
桑平さん:「DOBERMAN INFINITYは全ステするほど好きなアーティスト。あまりにもすばらしい出来事に、まだ実感がわかないです」
福田さん:「フェスはちょっと怖いので参加したことがないのですが、将来は音響の仕事に就きたいと思っているので、とてもいい勉強の機会だと思っています」
激レアスタッフの腕章と、スタッフパスを腕に巻き、開場から開演までの間にスタッフに挨拶をしに行く2人。メンバーに近づいていると思うと自然と笑顔が溢れる。
通常は見られないフェス会場の裏側に潜入!普段は何もない場所に、多くの人の手が加わって巨大なステージが設営されている様子は圧巻。
ここで多くの人々が熱狂するライブが行われることを想像すると、胸が高まる。
アーティストやスタッフの動線、楽屋を確認し終えてから、現場担当スタッフに今回の仕事について説明を受ける。
フェスのスケジュールはタイトで、「少しでも遅れてしまうと、今後会場を使えなくなってしまう可能性がある」という説明を受ける。多くのスタッフが同時にしっかりとした動きをしなければならないことを感じるプロの現場だ。
今回のフェスで、主催のDOBERMAN INFINITYのメンバー“SWAY”と“KAZUKI”は、大トリの前にソロの出演がある。なんと、その際にアーティストに水とタオルを渡すという大任を任された・・・!
ドキドキの瞬間!メンバーと初対面!
「推しにタオル渡せるなんて、緊張でもうよくわからない!」と桑平さん。
演者、スタッフともに引き締まった空気に、緊張感が高まる。
ステージから降りてすぐに取材を受ける予定のあるアーティストの邪魔にならないように、かつ確実にアイテムを渡して行く。にこやかに対応してくれるメンバーに、緊張がほぐれる。近くで見るアーティストのオーラに圧倒されながらも仕事をこなす2人。「ありがとう!」と目を見て伝えてくれるSWAYさんの笑顔が眩しい。
なんと握手までしていただいた!「緊張した!でもすごく楽しい!」と福田さん。
ひと仕事終えてからは、ほかのアーティストのステージを鑑賞させていただく。会場は、お客様が増えていき、少しずつヒートアップしていく。続いて、“KAZUKI”さんにも同様に水とタオルを渡す。
取材を控えていて急いでいる様子のKAZUKIさん。KAZUKIさんの「頑張ってね、ありがとう」の声に、喜びを感じる2人。
「お水を渡すだけなのに、ただ差し出すだけじゃ間に合わない。手に持たせるくらいの動きをしないとアーティストさんの動きが遅れる」と桑平さん。
取材の最中も、近くで水を持ってスタンバイする。何本も続く取材の合間を縫ってアーティストに近づいて行くことには「時間に追われているアーティストさんに、水やタオルを渡すタイミングを見計らうのに難儀しました」と福田さん。簡単なことに見えても、時間がタイトなことで、さまざまな技術が必要になってくる。これがプロの現場なのだ。
現場では、常に何が起こるかわからない・・・!
実はこの日、高速道路でアーティストを含むお客様を乗せた車が渋滞に巻き込まれ、開演時間が1時間半遅れることとなった。1時間半の遅れは、すべてのアーティストの尺を調整しなければならず、裏側のスタッフはかなりバタバタしていた。もちろんアーティストはそのようなことがお客様にわからないようにパフォーマンスをしなければならないため、1分1秒がより貴重なものとなっていた。
そんな中、決まった動きをするために指示をもらうことは、まだ大学生の2人にはかなり勇気の必要な出来事だったに違いない。
いよいよ本日の大トリである主催のDOBERMAN INFINITY全員に水とタオルを渡す時間がきた。
1日ライブ会場の裏側でメンバーの近くにいたとしても、「仕事にはまだ不安がある」と話す福田さん。
偶然にもこの日は満月。アーティストがMCで満月の話をしていた。
DOBERMAN INFINITYのラストソングを聴きながら、水とタオルを持ってスタンバイ。
いよいよ曲が終わり、舞台袖で待つ。会場の使用時間がきっちりと決まっているため、ミスは許されない。
ステージでは、DOBERMAN INFINITY初となる武道館公演が発表された。お客様、アーティストともに会場は最大級に盛り上がっていることが裏側にも伝わってくる。
これが最後のお仕事。アンコールを終えて、ステージを降りるメンバー全員に水とタオルを渡す。
「メンバー全員にタオルと水を渡す最後の瞬間が一番緊張した」と話す2人。
桑平さんは、「お客様の声ってこんなに聞こえるんですね。私がライブ会場にいて歌っているときや、コールをしているときもアーティストに届いていることがわかって嬉しいです。」とファンならではの視点で裏側を語ってくれた。
アンコールの声、ラストソングを一緒に歌う声、メンバーの名前を呼ぶ声など、ファンの声はスタッフにもしっかりと届いていることがわかる現場だった。
ラストは、DOBERMAN INFINITYのメンバー全員と写真を撮って仕事を終えた。
ライブでお疲れの中、笑顔で記念撮影まで応じてくれたDOBERMAN INFINITYのみなさん。どんなに緊迫した状況でも、全アーティストがつねににこやかだったことが印象的だった。
メンバー全員に「どうもありがとうございます!」とお礼を言われながら挨拶される激レアバイトの二人。きっと、とてつもない充実感があったことだろう。
1日を通して、アーティストの間近で過ごした今回の仕事を終え、2人はどんな感想を持ったのだろうか。
桑平さん「スタッフさんたちが、アーティストさんのドリンクの状況まで、細かいところまでチェックしていること驚きました。大勢のスタッフさん、アーティストさんみんなが協力しあわないと作れない空間がフェスなんだということを実感しました!」
福田さん「自分の目指す道がどこに繋がっているのか目の当たりにしました。大変さはもとより、達成感も同じくらい大きいとわかりました。また、僕は今回はじめてフェスに参加したのですが、ちょっと怖いという認識から、誰でも楽しめるものなのだという認識に変わりました(笑)」。
およそ1日半、外にいて現場の仕事を手伝った2人は、自然と仲良くなっていた。今日のこの経験は、今後の就職や人生に生かしていけるもの。まだ大学生の彼らが、これからも音楽を愛し、楽しんでいくルーツの一つとなっていれば嬉しい。