【激レア 体験レポ】真剣勝負のプロ野球の試合を支える重要なミッション! 北海道日本ハムファイターズのボールパーソンを務める激レアバイトに密着!
今回の激レアバイトは、北海道日本ハムファイターズの公式戦でボールパーソンを務めるというもの。
10月2日に本拠地・札幌ドームで行われた対埼玉西武ライオンズ戦での試合を、2人の激レアバイトがサポートした。
野球の面白さを教えてくれたファイターズを支えたい!
採用されたのは、軟式野球経験があるFさんと、子供の頃からサッカーを続けているというHさん。
Fさん「大学進学を機に札幌に移住してファイターズの試合を観て以来、ファイターズのファンです。選手の近くで働けるなんて夢のようです。今日はベストを尽くせるよう、全身全霊で働きたいと思います!」
Hさん「もともとサッカー一筋で野球に対して苦手意識があったのですが、テレビでファイターズの白熱した試合を観ているうちに、野球の面白さを知り、ファイターズのファンになりました。日本中の野球ファンの方々に今日の試合を楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります!」
札幌ドームにやってきた二人は、関係者入場口からドーム内へ入館。
出迎えてくれたファイターズのスタッフさんに元気良くご挨拶。
「激レアバイトです。よろしくお願いいたします!」
関係者用パスをいただいたら、早速レクチャーを受けることに。
ボールパーソンの業務内容について説明してくださるのは、北海道日本ハムファイターズの運営スタッフさん。
「ボールを審判に届けたり、塁に出た選手からバットやプロテクターを回収したり、ということをやっていただきます。試合がスムーズに進むよう、基本的にはすべて全力で行ってください。」
「全力というのは、ランニングぐらいの速さですか?」とHさんが質問すると、
「全力ダッシュですね。」と笑顔で答えるスタッフさん。
「それから、バットを回収してベンチに戻る時に、2塁・3塁にいた選手がバックホームすることもあるので、気をつけてください。」
わかりやすく紙に絵を書いて説明してくれるスタッフさん。
これは状況判断能力が問われる重要なミッションだ!
「普段からボールパーソンを務めるアルバイトのスタッフがお二人にそれぞれ一人ずつ付いて教えますので、安心してください。」
期待と不安が入り交じる中、いよいよグラウンドへ向かうことに。
選手と同じユニフォームを着て、いざグラウンドへ!
スタッフさんの案内で広大なドーム内の通路を進んでいくと…、
グラウンドでは、ファイターズ選手がウォーミングアップをしていた!
清宮幸太郎選手と中田翔選手がすぐ目の前に!
興奮している間もなくスタッフさんからお声がかかり、二人は更衣室へ。
しばらくして、ユニフォームに着替えた二人が戻ってきた。
二人ともキマってる!
スタッフさんによると、ファイターズ選手のユニフォームと同じ素材で作られているというから、喜びも倍増だ。
ボールパーソンの先輩方から改めてレクチャーを受け、あとは本番で実践しながら覚えることに。
グラウンドに向かう二人の背中から緊張が伝わってくる。
二人とも頑張れ!!!
この日の試合は、リーグ優勝が決まったライオンズとのファイナル3戦目。ファイターズにとっては2位通過でのクライマックス進出をかけた大事な一番だ。
さらに、大型ビジョンには『FIGHTERS PRAY FOR JAPAN』という文字が。
広島県出身の中田選手を中心に企画された、平成30年7月豪雨復興支援を目的とした特別な試合でもあるのだ。
ファイターズのマスコット「フレップ」と「ポリー」、ファイターズガールによるダンスパフォーマンスで場内が盛り上がったところで、いよいよゲーム開始。
いよいよプレイボール!
3塁側のファイターズのベンチ横にFさん、1塁側のライオンズのベンチ横にHさんがスタンバイ。
ボールパーソンにとって水分補給も大切なので、Fさんの手にはミネラルウォーターが。
1回表、投手を務めるニック・マルティネス選手が0点に抑える。
続いてファイターズの攻撃。なんと1番バッターの松本剛選手が先制ホームラン!
これまで先輩ボールパーソンのお手本を見ていた激レアバイトの二人も、遂に動き出した。
審判からの合図を受け、ボールを渡しに行くHさん。
もちろん全力ダッシュだ。
フォアボールで塁に出たオズワルド・アルシア選手のバットとプロテクターを受け取りに行くFさん。
全力でベンチへダッシュ。
3回表ではライオンズに2点を許し、逆転されてしまうファイターズ。
しかし、4回表、5回表とマルティネス選手の好投により、無失点に。
バイトの二人も引き続き全力でサポート!
ファイターズの攻撃では3塁側のFさんがバットを拾い、
1塁側のHさんはライオンズ選手のバット拾いをサポート。
接戦を繰り広げるファイターズ。後半も全力でサポート!
6回表から、スタッフさんのご厚意で、激レアバイトの二人はポジション交代。両チームのサポートができることに!
ここからはHさんが3塁側、Fさんが1塁側のボールパーソンだ。
後半も素早く確実にサポートする二人。
7回表、ライオンズにさらに1点を許してしまい、1-3の2点差に。
8回表では斎藤佑樹選手が2年ぶりのリリーフ登板。スタンドからは大歓声が。
1アウトランナー1塁でファーストゴロを打たれるも、ダブルプレーで3アウトチェンジ。無失点に抑えた。
続く8回裏では、ランナー2塁でバッターに立った大田泰示選手がタイムリーヒット!
2-3と1点追いつくファイターズ。
二人も最後まで力を抜くことなく、全力でダッシュ。
9回表では立田将太選手がプロ初登板にして奪三振!
無失点に抑えるも、9回裏ファイターズの攻撃では逆転叶わず試合終了に。
選手のベンチに忘れ物がないか確認するのもボールパーソンの仕事。
仕事を終えて私服に着替えた二人。
「惜しかったですね。悔しいです!」(Hさん)と言いつつも、二人の表情は清々しい。
ボールパーソンの仕事を通して、二人はどのように感じたのだろうか。
Hさん「緊張しましたが、審判にボールを持っていくタイミングなど、先輩が丁寧に教えてくださったおかげで、判断に迷うこともなく動くことができました。間近で見た選手たちのオーラがすごかったですし、ファイターズの攻撃時の歓声がものすごくて感動しました。野球の面白さを肌で感じることができて、貴重な経験になりました。」
Fさん「松本選手の先頭打者ホームランを間近で見れた時は興奮しました! ボールパーソンの仕事は予想以上にやるべきことが多く大変でしたが、選手のことを第一に考えて立ち回ることに大きなやりがいを感じました。一生の思い出です!」
プレッシャーと戦いながら、見る人を勇気づけてくれるファイターズ選手の試合を精一杯サポートした経験は、二人にとってかけがえのないものになったようだ。
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