【激レア体験レポ】映画界の顔が集まる賞の裏舞台に潜入!「第43回報知映画賞」の表彰式運営をサポート!
今回の激レアバイトの舞台は、2018年12月18日港区のザ・プリンス パークタワー東京で行われた「第43回報知映画賞」の表彰式だ。運営スタッフの一員として2018年の映画界の顔が勢揃いした表彰式の舞台裏に潜入し、受賞者を会場までエスコートするというもの。激レアバイトの二人は無事にミッションを終えることができるか?
1976年に誕生した報知映画賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞だ。2018年度は『孤狼の血』が作品賞・邦画部門を受賞し、『孤狼の血』の役所広司さんが主演男優賞、『人魚の眠る家』の篠原涼子さんが主演女優賞を受賞した。数ある映画賞の先陣を切って発表されることから、その年の受賞者・受賞作品を占う意味でも注目を集めている。
映画が好き! 受賞者の皆さまを一層輝かせたい!
採用されたのは、大学生のTさんとOさん。
Tさん「映画鑑賞が好きで、1か月に2〜3本は観ています。報知映画賞は毎年、作品賞や受賞者をチェックしていました。そんな表彰式の裏側を知ることができる貴重な機会だと思い、応募しました。華やかな舞台で受賞者の皆さんがより一層輝けるようにサポートしながら、多くのことを学びたいです!」
Oさん「来春よりテレビ番組の制作会社に就職します。その原点となったのは、生きる活力ともなりうるエンターテインメントを自分の力で盛り上げていきたいという思いでした。人に物を伝えるという新聞社との共通点も意識しながら、有名な俳優さんや監督の方々がいらっしゃる場を楽しみたいと思います!」
会場に到着し、スタッフさんにご挨拶する二人。
「スポーツ報知」を発行する報知新聞社では、報知映画賞のほか、報知プロスポーツ大賞、ゴルフ日本シリーズ、箱根駅伝などイベントを数多く主催・後援している。スタッフさんは長年イベントを手がけてきたベテランだ。
この日の主なミッションは『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で新人賞をダブル受賞した南沙良さん、蒔田彩珠さんを控室と表彰式会場までエスコートすることだ。
南さんは14年に「ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得し芸能界入り。17年に映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビュー。蒔田さんは7歳から子役として活動し、映画『海よりもまだ深く』『友罪』などに出演。ともに16歳。映画界期待の星だ。
受賞者の皆様の晴れの舞台が一生の思い出になるよう、円滑なアテンドは欠かせない。
受賞者をご案内するための導線を確認せよ!
まずは導線の確認だ。受賞者のお二人をお連れする受賞者控室に案内される。
この部屋は表彰式直前、受賞者が一堂に会する部屋。赤の胸章リボンバラは受賞者の皆さま用、白が主催者、ピンクが来賓用。
スタッフさん「客室からこちらまで南さんと蒔田さんをお連れください。ここにもスタッフがいますので、ここでバトンタッチしてください。」
次に向かったのは表彰式会場。受賞者、関係者、マスコミの皆様しか入ることができない激レアな空間だ。受賞者の皆さんは会食しながら、名前が呼ばれるのを待つのだ。
会場には、歴代映画賞の紙面が読めるようになっていた。
二人が会場の雰囲気を掴んだところで、スタッフさんが「では、一回練習をしておきましょうか?」と声をかける。
セレモニーを円滑に進行するためには入念なリハーサルは欠かせない。
完璧なエスコートのためにリハーサル!
向かったのは南さん、蒔田さんが着替えやメイクをするために用意された楽屋の前。南さん、蒔田さんが室内で準備をする中、予行練習を開始する!
「お時間になったら、楽屋をノックして、『報知映画賞スタッフです。お時間ですので、ご移動をお願いいたします』と声をかけてください。」とスタッフさん。
受賞の二人をエスコートするという想定で、導線を確認する。
スタッフさんから「エレベーターロビーでは先に行って、ボタンを押して待ってください。」と指示を受ける。
エレベーターでは扉を手で抑えるのが基本。「受賞者の方がスムーズに動けるように気を配ってください。」とリクエストされる。
広いホテルの導線を覚えるのは大変だが、自力で控室までたどり着いた。
次は控室から会場までの導線の下見。関係者の専用口からバックヤードを通っていく。
表彰式会場の裏には受賞者の皆様が着席する椅子が用意されている。こちらまでエスコートするのが二人のミッションだ。
会場では新人賞のリハーサルが進行中。まもなく本番がスタートとなる。二人の緊張も高まってきた!
新人賞受賞の南さん、蒔田さんをエスコート!
いよいよ新人賞のお二人をエスコートする時間に。
Oさんは蒔田さんを、Tさんが南さんを担当。
Oさんが「お時間ですが、準備はよろしいでしょうか?」と声をかけると、既に準備万端の蒔田さんが姿を見せた。
Oさんはスタッフさんとともにエレベーターへ蒔田さんを誘導。
目的のフロアに着くと、「到着しました。お降りください。」とOさん。扉を手で抑えて、案内することができた。
Oさんは蒔田さんの歩みを確認しながら先導。「緊張してきました」という蒔田さんだが、笑みが絶えない。受賞の喜びが伝わってくる。
Tさんがエスコートする南さんも控室に到着。式の進行説明が始まった。
事務局から「表彰式会場への移動をお願いします」と言われ、Tさんは南さんをアテンド。宴会場のバックヤードを抜けて、会場裏までエスコート。
Tさんもリハーサルでの経験を活かして、ミッションをやり遂げた…!
隣には『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の姿も。
表彰式中は二人も見学させていただき、南さん、蒔田さんの晴れ舞台を見届けることができた。
しかし、二人の仕事はまだ終わらないのだ。
最後は来賓の皆様に記念品を手渡し!
表彰式は滞りなく終了し、マスコミ各社の記念撮影が始まる。そんな最中、二人は会場外へ。
最後のミッションは第43回報知映画賞の受賞者一覧が印刷された記念品を来賓の方に手渡しすること。
二人は「ご来場ありがとうございました。」と感謝を述べつつ、記念品を渡し、すべてのミッションが終了した。
二人は受賞者しか上がることができないステージの上で特別に記念撮影!ミッションをやり遂げ、笑顔が弾ける。
最後に、この日の感想を聞いた。
Tさん「受賞者の方のアテンドはとても緊張しました。ひとつの表彰式を作り上げる大変さ、裏側ではどんなことが行われているのか、知ることができ、大変勉強になりました。新聞社がこのような賞を作ることに興味、関心が深まりました」
Oさん「受賞者の方に気を配りながら案内する時は緊張しました。受賞される方を始め、スタッフや共演者の方々が本当に嬉しそうな顔をされているのが印象に残りました。番組制作会社でロケに同行したことがありますが、その時は取材をさせていただく側で、今回はイベントを運営する側。立場が全く違い、やる内容や心構えも異なりましたので、貴重な経験になりました。」
今後はエンターテインメント業界での活躍を目指すという二人。壇上で輝いた受賞者同様、一生の思い出となったようだ。