【激レア体験レポ】夢眠ねむさん卒業公演をサポート!「でんぱ組.inc」ライブカメラスタッフバイト
今回の激レアバイトの舞台は1月6日、東京・千代田区の日本武道館で開催された「でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館」だ。3月末で芸能界を引退する夢眠ねむさんの卒業公演となる日本武道館2デイズの初日。この大切なライブで、オフィシャルカメラ・スタッフとして撮影を担当する。
「でんぱ組.inc」は古川未鈴さん、相沢梨紗さん、夢眠ねむさん、成瀬瑛美さん、藤咲彩音さん、鹿目凛さん、根本凪さんの7人によるジャパニーズポップカルチャーユニット。それぞれ自分の趣味に特化して、様々な活動を展開。2017年12月30日の大阪城ホール公演より、鹿目さん、根本さんが加入した。
「でんぱ組.inc」さんの記念すべきライブを間近で支えたい!
採用されたのは、S・TさんとS・Kさん。
S・Tさん「5歳の時から10年間、ピアノを習っていたこともあって、音楽が大好きです。また、機械が好きなので、ライブ撮影に使う機材にも興味があります。ライブに貢献し、自分自身の成長にもつなげたいと思います。」
S・Kさん「音楽が好きで、ライブにも行きますが、間近で観た経験はほとんどありません。その裏側を知りたいと思って応募しました。普段、画面越しで観ている『でんぱ組.inc』さんの記念すべきライブを裏から支えたいと思います。」
スタッフルームで担当者様にご挨拶。早速、この日のミッションについて教わる。
会場の様子やライブ本番をビデオカメラで撮影するというもの。この映像は後日発売されるブルーレイ&DVDで使用されるというから、責任重大だ!
ライブでの撮影ポイントは2か所。終盤に披露される「プレシャスサマー!」と「サクラあっぱれーしょん」だ。
ライブ撮影を行うには事前の下調べが大切なので、「まずはリハーサルを見に行きましょう。」と担当者様。
二人は会場へ急いだ…。
リハーサルに潜入し、ライブ本番のカメラ位置を確認せよ!
ドアを開けると、演奏が聴こえてきた。二人はリハの邪魔にならないように後方で見学。メンバーの皆さんは立ち位置などを確認していた。
リハーサルが終了したところで、本番の撮影位置を確認。二人はアリーナ席の真ん中の通路からステージを撮影することに。
「本番中はお客様がお立ちになっているので、気をつけてください。」と指示される。
再び控室に戻ると、カメラを渡された。HDハンディカムだ。
担当者様「普段からビデオカメラは使っていますか?」
S・Tさん「家にカメラがあります。旅行とか、家族の行事では自分がカメラを回しています。」
S・Kさん「使っていません。」
担当者様が丁寧に操作方法を説明。意外とカンタンで、S・Kさんもひと安心。
「では、最初に会場周辺の様子を撮影してください。」と担当者様。
いよいよ業務スタートだ!
花スタンド、花輪、グッズ売り場…会場周辺の熱気を激写せよ!
「関係者の皆様からたくさんの花が届いているので、撮ってもらえますか?」と担当者様。
トップバッターを務めるのはS・Kさんだ。
まずは花スタンドの撮影だ。
「どんな感じで撮影すればいいのでしょうか…。」と少し戸惑いながらも、歩きながら撮り始める。
途中、録画ボタンが点灯しているか確認。ちゃんと赤く光っているようだ!
ファンの方々から各メンバーへ贈られた花輪もズラリ。
卒業公演を迎えた夢眠さんへ贈られたお祝いの花輪もしっかりとカメラに収めた。
次はS・Tさんにバトンタッチ!
S・Tさんが任されたエリアには、夢眠さんと番組共演したアーティストさん、「でんぱ組.inc」に楽曲を提供している作家人からのお祝いも!
グッズ売り場も大盛況。
続々とソールドアウトになっていく売り場の様子も撮影する。
武道館の正面口も撮影したら、まもなく開場時間だ。
二人の緊張も高まっていく…。
アリーナ席から迫力のステージを撮影せよ!
開場直前の入場口に移動し、S・Kさんは入場するファンの皆さんの姿を収めることに。
「走らないでください。」という会場スタッフの誘導に従ってゆっくりと入場するファンの皆さんをゲート内から撮影。
カメラの液晶画面を見つめる目は真剣だ。
S・Tさんは開演直前のアリーナ席の撮影を担当。
カメラをパン(固定したまま水平または垂直に移動させて撮影すること)させて、会場内の全体像を収める。
ライブ終盤の撮影ミッションまでの間、二人はアリーナ席でライブを観させていただくことに!
会場が暗転すると、ファンの皆さんは総立ち! ステージ上のスクリーンにオープニング映像が流れ、大歓声だ。
仕掛け満載、圧巻のステージで、夢のような時間はあっという間。
ついに担当者様がS・Kさんを呼びに来た。
アリーナ前方へ急ぐS・Kさん。
改めて担当者様から指示を受ける。
「ステージを中心に撮影してください。余裕があったら客席もお願いします。」
ステージではバンドメンバーの紹介中。ファンの皆さんの視線を遮らないように座って待機。
「プレシャスサマー!」の演奏が始まり、撮影開始!
この楽曲は7人体制になって初のサマーチューン。夏フェス、ライブでも何度も披露されている人気曲で、スモークが焚かれる中、メンバーの皆さんはステージで躍動。S・Kさんはカメラをズームさせて、ステージを捉えた。
続いて、S・Tさんの出番に!
前の曲が終わらないうちに、撮影ポイントへ移動する。
ご担当さんから指示を受け、S・Tさんも撮影開始!
ラストを飾る人気曲「サクラあっぱれーしょん」は、夢眠さんの新たな旅立ちを祝うようなポップチューンだ。
会場全体がサクラ色に染まり、バズーカー砲からはピンク色のリボンも飛び出す派手な演出も!
S・Tさんのカメラのモニターを見ると、しっかりステージが。演奏が終わり、すべてのミッションが終了した。
メンバーの皆さんはアンコールで再登場。2019年の抱負として「夢を持つ!!!!」と高らかに宣言し、武道館2デイズの初日が終了した。
エンディングロールには、二人の名前もクレジットされ、二人も大感激。
さらにメンバーが関係者に挨拶する場に同席させていただく機会も!
夢眠さんは「武道館2デイズの初日は“卒業”の“そ”の字も出さず、7人のメンバーと幸せな公演ができました」と感激の様子だった。
すべてのイベントが終了し、二人に感想を聞いた。
S・Tさん「エンドロールに自分の名前が載ったのを見て、このライブに関わることができたのだなと実感しました。また、ライブ後にはメンバーの皆さんのお話を伺えたことが印象に残りました。非常に多くの方々がライブの制作に関わっていることを知ることができ、みんなで作り上げる素晴らしさを肌で感じました。」
S・Kさん「でんぱ組.incさんのライブに少しでも関わることができて、嬉しかったです。普段できない経験で素敵な思い出になりました。撮影の仕方に慣れておらず、少し手間取りましたが、自分なりに撮影ができたと思います。でんぱ組.incの皆さんはキラキラ輝いていました。」
「でんぱ組.inc」の記念すべきライブの一端を担うことができた二人。「夢を持つ!!!!」という言葉を胸に、輝く未来へと歩んでいってほしい。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。