【激レア体験レポ】あの有名人をエスコート!アスリートにインタビューも!アシックスジャパン主催「42195DASH!!」運営サポート!
今回の激レアバイトの舞台は2018年11月24日(土)、東京・代々木公園陸上競技場(織田フィールド)で開催されたランイベント「42195DASH!!」。アシックスジャパンが主催し、子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、世代や性別を超えたランナーが有名人、アスリートとバトンで繋ぎ、フルマラソンの走行距離42.195kmを走るというもの。激レアバイトの二人が運営サポートで奮闘した。
42.195kmをバトンで繋ぐイベントの楽しさを共有したい!
採用されたのは、GさんとYさん。
Gさん「42.195kmを1人で走るのではなく、数百人がバトンを繋ぐというのはとても素敵なことだと思いました。東京オリンピックにボランティアとして参加したいと思っていましたので、このようなスポーツイベントに数多く参加し、たくさんの経験を積み、自分の糧にしたいと思います!」
Yさん「将来は誰かと幸せを共有できる仕事に就きたいと考えているので、“応援”と“達成感”を共有できるイベントのコンセプトに深く共感しました。このような大きな規模のイベントに参加するのは初めてですが、ランナーの方々、応援する方々、運営スタッフの皆さんと達成感、スポーツの楽しさを共有したいと思います!」
会場に到着し、スタッフビブスを着用したら、スタッフさんによるレクチャーがスタート。
スタッフ用の進行表に目を通し、イベントの全体像やスケジュールを把握する。
二人に与えられたミッションは会場の設営。そして、ゲストランナーとして参加する有名人、アスリートの皆さんのアテンドだ。
まずは会場やゲストランナー控室の場所を把握することからスタート。円滑に誘導するためには欠かせない作業だ。
ゲストの集合場所は競技場から約500メートル離れた駐車場。ここに大型バス3台が並び、ゲストの着替え場所、控室になるという。
再び競技場に戻ると、設営作業が始まっていた。
二人も作業に加わる。トラックの内側が走行レーン、外側が応援エリア。ポールにテープを貼り巡らせる。
Yさんがテープを引っ張る係、Gさんがポールに貼り付け、ハサミでカットする係を受け持つ。お互いの作業を確認し合いながら、息ピッタリだ。
トラック1周分のテープを貼り、ミッションは終了。ホッとするのも束の間、ゲストランナー到着の知らせが。
ただちに現場に急行だ!
続々と到着するアスリートの皆さんをアテンド!
「ゲストが集合場所ではないポイントに到着したので、駐車場までお連れしてください。」とスタッフさん。二人は入場門へ向かって、DASH!!
到着したのは、2016年リオデジャネイロ・パラリンピックで「走幅跳」(クラスT42)で銀メダルを獲得し、日本人初の義足のメダリストとなった山本篤選手だ。
Y選手は「あ、激レアバイトなの?」と気さくに話しかけてくれ、Gさんも「そうなんです。」と笑顔を見せる。
無事、控室のある駐車場に到着! 事前の下調べが功を奏し、スムーズに誘導できた!
二人はこのまま駐車場で、ゲストの皆さんに出走スタート地点と集合目安時間が入ったリーフレットを渡す仕事を任される。
続いて到着された水泳の中村克選手や、
バルセロナ・オリンピックの女子マラソン銀メダリスト、有森裕子さん。
さらに、元バレーボール日本代表の山本隆弘さんに資料を手渡す。
ゲストの到着がひと段落つくと、次のミッションの地、競技場へ…。
パラアスリートを直撃インタビュー!
激レアバイト二人が駐車場でミッションをこなす間にイベントがスタート。競技場にはリレーを走り終えた山本篤選手とシッティングバレーボールの日本代表強化指定選手である田澤隼選手(リクルート所属)の姿があり、ご挨拶させていただく。
さらにインタビューの時間もいただけることに。トップバッターはGさんだ。
Gさん「陸上は義足になってから始めたのですか?」
山本選手「17歳でけがをして、18で足を切って、20からスタートしました。」
Gさん「どうして陸上を始めようと思ったんですか?」
山本選手「この(スポーツ用の)義足を見た時にかっこいいと思ったから。このかっこいい義足をつけて走ったら、女の子にモテるんじゃないかなと思ったんです。」
一同、笑い。
山本選手「結果、大してモテなかったですけどね。でも、早く走ったり、跳べるようになったので、その満足感はあります。」
続いて、インタビュアーはYさんにバトンタッチ!
Yさん「シッティングバレーボールの魅力は何ですか?」
田澤選手「バレーボールよりネットが低く、コートは狭くなっています。その分、プレーのスピードが早いので、楽しいです。」
Yさん「今回、私は激レアバイトの仕事で来ました。お二人はアルバイトの経験はありますか?」
田澤選手「コンビニで働いていました。物を運ぶのは大変でしたが、接客は楽しかったです。僕は社会福祉の勉強をしていたので、人と関わることが好きなんです。」
山本選手「クリスマスシーズンのUSJで(演出用の)紙吹雪を回収するというバイトをしていました。閉園後の深夜から次の日の開園時間までの間に作業するんです。激レアバイトほどではないけど、バイト代が高くて、うれしかったですね。」
記念写真も撮らせていただき、笑顔の二人。そんななか、イベントはクライマックスへ…。
元宝塚歌劇団宙組トップスター、凰稀かなめさんをエスコート!
駐車場に戻ると、最後のミッションが伝えられた。元宝塚歌劇団宙組トップスター、凰稀かなめさんを競技会場までエスコートするというものだ。
凰稀さんが控えるバスを前に、少し緊張気味のGさん。ドアをノックして、「お時間です。準備はよろしいでしょうか?」と声をかける。
Gさんが先導し、Yさんが凰稀さんに付き添う形だ。
混雑するトラック上では「通してくださーい!」と声をかけ、道を開けてもらう。
凰稀さんはステージでトークイベントに出演し、意気込みを語る。
トークイベントが終わると、すぐに凰稀さんの出番。二人はスタート位置へ誘導する。
凰稀さんは前走の女の子からバトンを受け取り、全力疾走! 美しいフォームで会場を魅了。
あらかじめゴール地点で待機していたYさんが「お疲れ様でした!」と声をかけ、控室へと誘導。これで全てのミッションが終了した。
仕事を終えた二人はゴールシーンを見せていただくことに。トラックではアンカーを務める陸上・桐生祥秀選手が走り、大歓声を浴びていた。
ゴール! タイムは2時間14分39秒。女子マラソンの世界記録更新に匹敵する好タイムだった。
興奮冷めやらぬ二人に、この日の感想を聞いた。
Gさん「アスリートの皆さんをサポートすることができ、さらには直接、お話を伺えて、貴重な体験でした。スタッフの皆さんが責任を持って仕事をされていたのが印象に残っています。華やかなイベントの裏にはたくさんの方々の努力や支えがあるのだと実感できました。」
Yさん「ランナー、応援する皆さん、スタッフの一体感を味わうことができました。アスリートの方からは、興味深いアルバイト体験も伺うことができました。急な変更があっても、落ち着いて対応されるスタッフさんの姿を間近で見て、想像以上に入念な準備をされているのだなと感じました。」
来年に控えた東京オリンピック・パラリンピック。これに先駆け、一足早くスポーツの素晴らしさを体感した二人。ともに作り上げる喜びを噛み締めていた。
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