【激レア 体験レポ】プロの制作スタッフに囲まれ声優のお仕事に挑戦! TVアニメ「からかい上手の高木さん2」アフレコ体験バイトに密着!
2019年7月より第2期が放送中の人気TVアニメ「からかい上手の高木さん2」。男子中学生の西片が、隣の席の高木さんに何かとからかわれ、仕返しをしようと策を練るが失敗を繰り返してしまう日常を描く青春コメディだ。
今回の激レアバイトはこちらの作品の制作現場にお邪魔して、アフレコに挑戦するというお仕事。採用されたのは、大学4年生のMさん。大好きな声優の仕事に憧れつつも、養成所などには通っていないので、演技は未経験という彼女の初のアフレコ体験の様子をお届け!
アフレコブースに入室! まずは声のイメージとタイミングを確認。
収録が行われる都内の某スタジオにやってきたMさん。プロデューサーさんや監督さん、音響監督さんほか大勢の制作スタッフの皆さんにご挨拶をして、アフレコ収録ブースの中へ。
早速、音響監督のえのもとたかひろさんからレクチャーを受ける。渡された台本は最終回(#12)のもの。Mさんが演じるのは、冒頭のお祭りのシーンに登場する女子中学生だ。梶裕貴さんが演じる主人公・西片の前を楽しそうに話しながら横切る2人の女子中学生A&BのB役を担当する。
まずは事前にプロの声優さんが声をあててくれた音声を聞いて、キャラクターのイメージや声を入れるタイミングを確認する。この日は珍しくアニメが仕上がっていない状態でのアフレコ収録となったそうで、画面に映し出されているのは静止画の絵コンテだった。画面に「女子中学生B セリフ」という文字が出たら、Mさんの出番だ。
プロのお手本を聞いたら、まずはスタッフさんがMさんの声をチェックするために、マイクに向かって台詞を読みあげることに。
音響監督「手元にある赤いランプがついたら、Bの台詞を読んでみてください。」
Mさん「それは災難だったねー。」
音響監督「いいですね。続けて読んでみて。」
Mさん「うん! それまでにいろいろ屋台、見て回ろう。」
声のイメージはバッチリということで、今度は映像を見ながら喋る練習へ。ヘッドフォンを装着し、そこから聴こえる女子中学生Aの音声に合わせて会話をするのだ。
Mさんが音声に合わせて喋ると、「タイミング的にも大丈夫だね。」と、本番収録に入ることに。
無事にミッションは果たせるのか…?
緊張の本番…。演技未経験とは思えない才能を発揮!
本番1回目の収録を終えると、「もっと楽しくテンションがあがっていて、期待感がある感じがいいかな。」と音響監督。
2回目のチャレンジでは、少し固くなってしまったMさん。「リラックスしましょう!」というアドバイスを受けて、3回目には自然な演技が。「いいねぇ!これ使いましょう。」と、OKをもらえた!
さらに、より会話が自然になるよう、絵コンテには描かれていない女子中学生Bがチラッと時計を見る動きに合わせた声を収録することに。
Mさん「ん?」
「いいですね!いただきました。」と一発OK! なかなか一回で音にするのは難しいらしく、周りのスタッフさんたちも感心している様子。
続いて、女子中学生AとBが楽しそうに笑いながら登場するシーンの笑い声を収録する。
Mさん「あは、うふふふふ♪」
こちらも一発OKをいただいた! さらに、Aの「何食べよっか~?」という台詞に対する返事をアドリブで演じることに。
女子中学生Bがお祭りで食べたいものとして、Mさんが考えた「かき氷」が採用された。
Mさん「私、かき氷食べたい~!」
2回ほど収録し、よりテンション高めに演じた2回目でOKをいただいた。
最後に、「いいねぇー!」「うんうん!」といった会話に反応する台詞もサクサクと収録し、ミッション終了に。
今日の体験を通して、諦めずにチャレンジすることの大切さを学んだ。
録音した音声を合わせた映像をチェックさせてもらい、感激するMさん。プロデューサーさんのお話によると、この後、収録した音声にBGMや効果音をつけ、音声の調整をした後、編集をして、完成した映像をテレビ局に納品するという流れとなるそう。
「オンエアが楽しみです。今日はありがとうございました!」
最後に、今日の感想を聞いた。
Mさん「夢のような時間でした。自分では楽しそうに演じているつもりでも、より大げさにしないと伝わらないということが分かり、勉強になりました。また、スタッフの皆さんから社会経験を積んでから声優になった方もたくさんいるということをお聞きして、いまから目指しても大丈夫と励ましていただけたので、諦めずにチャレンジしたいと思います。」
未経験ながらもしっかり演じることができた経験は、次の一歩を踏み出すきっかけとなるにちがいない。
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