【激レア体験レポ】TVアニメ2期『ぼくたちは勉強ができない！』に声優として出演！　台本にはない“ガヤ”をうまく表現できるのか！？

今回の激レアバイトでは、現在放送中のTVアニメ2期」『ぼくたちは勉強ができない！』に声優として出演できるという夢のような一日が実現！　収録した音声はもちろん本放送でも使われるため、しっかりとしたクオリティが求められる責任重大なミッションだ。

一筋縄では行かない今回の激レアバイト。果たして音響監督さんをはじめとするスタッフの皆さんにご納得いただける収録ができるのか！？

台本のない“ガヤ”を担当！　スタジオ初体験でどこまでできるのか！？

今回、採用されたのは鈴木拓夢さん。声優を目指して養成所に通う20歳だ。スタジオでの収録は未経験とのことで、初めての現場に表情からも緊張が伺える。

スタジオ到着後は収録準備ができるまで待機。同スタジオは数々の有名作品の収録も行われており、壁に作品ポスターがずらりと並ぶ。それを見ながら「すごい……。」と声を漏らす鈴木さん。
そうこうしているうちに、いよいよ収録の時間がやってきた！

まずはスタッフの方が音声チェックなどを行うミキシングルームへ。

「激レアバイトの鈴木拓夢と申します。本日はよろしくお願いいたします！」

まだ緊張気味ながらも、しっかりと声を出してご挨拶。そんな鈴木さんを、スタッフの皆さんも暖かく迎えてくださった。

続いて音響監督さんから、この日の収録について詳細を教えていただくことに。

「本日、お願いしたいのは“ガヤ”の部分です。」

ガヤとはアニメなどで「ガヤガヤした声」のこと。台本上にセリフは書かれておらず、即興での演技が求められる難しい役だ。今回、鈴木さんはこのがやの中でも特に目立つ声を担当するという。

「第12話の文化祭のライブシーンで、盛り上がる生徒の声をお願いします。それからMC中の掛け声と、舞台に他の生徒が殺到してそれを主人公が止めるシーンでも何かしら声を入れてください。セリフは考えていただいてもいいですか？　もし出てこなかったらこちらで用意しますから大丈夫ですよ。」

声優としての練習は積んでいるものの、ガヤをやったことはないという鈴木さん。果たしてうまくいくのだろうか！？

収録スタート！　ボキャブラリーの豊富さにスタッフの方も驚いた！

いよいよ本番収録が始まった！

まずはライブシーンを見ながら歓声を上げる生徒の声を収録。映像がスタートし、そして鈴木さんの収録開始を告げるランプが点灯する！

「おー！　がんばれー！　めっちゃかっこいいー！　手を振ってー！　うわ！　すごいや！　かっこいいよ！」

次々にセリフを繰り出す鈴木さん。台本にはないため、すべてアドリブだ。想像以上のボキャブラリーの豊富さと演技のうまさに、ミキシングルームで聞いていたスタッフさんも驚きの表情を浮かべる！

「すごい！　そんなにたくさんセリフを思いつくんですね。」と音響監督さんも絶賛！

このシーンは一発OK！　続いて同じように文化祭のライブで盛り上がっているシーンのガヤを収録し、こちらも一発OKをいただくことができた。鈴木さんは普段からライブなどに足を運ぶことも多いとのことで、その経験が生きたようだ。

最後までスムーズに進行！　音響監督さんも絶賛のクオリティ！

3シーン目はライブ中のMCに対して、観客の男子生徒がステージ下から声をかける場面。こちらもアドリブながら、見事に一発でOKが出た！　鈴木さんの演技力とアドリブ力は本物だ！

そして最後のシーンは、ライブでのトラブルを収めた主人公を観客が称える場面。ここでも鈴木さんはうまく場面の雰囲気を感じ取りながら、「うおおおお！　かっけえー！」と声を入れて一発OK！　収録は最後までスムーズに進み、音響監督さんからも「初めてだと声が出ない人も多いんだけど、よく出ていましたね！」との言葉をいただくことができた。

すべての収録が終わり、鈴木さんに感想を尋ねてみると「緊張しました。」とのこと。何もかもが初めてで緊張が続くなか、プロとしての仕事を完璧にやり遂げた鈴木さん。その表情は明るかった。

鈴木さん「初めてのスタジオだったので、マイクの立ち位置や声を出すタイミングなどがわからず最初はとても苦労しました。本物の音響監督さんやミキサーさんなど、アニメに携わっている方々の指示や説明を受けてアフレコを経験できたことは、とても大きな糧になると思います。」

声優を目指す鈴木さんにとって、この日の経験はきっと忘れられないものになるだろう。