面接入室時のノック回数の正解は? ドアノックの正しいマナーを解説
面接室に入る時、ドアノックは何回が適切なのでしょうか?この記事では、面接の入室時のノックの回数やドアノックの仕方、そのほかドアノックに関する疑問について解説します。
面接入室時のドアノックの回数は3回
面接入室時のドアノックの回数は、3回が一般的です。面接だけでなく、就活や会社訪問、オフィスでの打合せなどビジネスのシーンでも、ノックの回数は3回です。
ただし、外資系企業では4回でも良いとされています。4回ノックする場合は、続けて打つのではなく「トントン・トントン」と2回に分けて打つようにします。
面接入室時のドアノックのやり方
ノックをする際は、手を軽く握り、人差し指か中指の第二関節でドアを「トン、トン、トン」と丁寧に叩きます。速さは、2秒間で部屋の奥にいても届くような強さを意識します。
こぶしで叩くような「ドンドンドン」という強い音は、面接官を驚かせたり、雑な印象を与えやすくなります。また、音が小さすぎると、面接官に聞こえなかったり、聞こえても自信のなさそうな印象になるので注意しましょう。
面接時の入退室マナーは下記記事を参考にしてみてください。
▶面接時の挨拶マナー|受付、入室時、退室時に何て言う?
面接時のドアノックに関するQ&A
そのほか、面接の入室時のノックに関する疑問について解説します。
ドアが開いている場合はノックする?
面接室のドアが開いていたり、部屋にドアがないケースでは、ノックをする必要はありません。入る前に「失礼します」と中の面接官に声を掛けてから一礼し、入室しましょう。
入室してから、「ドアは閉めたほうがよろしいでしょうか」と確認しておきましょう。
ノックをしても応答がない場合はどうする?
ノックをしたものの応答がない場合は、2~3秒待ってから再度ノックします。それでも応答がなければドアを開け、「失礼します」と言ってから入室しましょう。
部屋の中に誰もいない場合はいったんドアを閉め、受付で確認するといいでしょう。
ノックの回数に意味はあるの?
世界標準公式マナーを示すプロトコール・マナーでは、ノックの回数を以下のように定めています。
2回ノック | 空室確認(主にトイレの空室確認) |
3回ノック | 入室確認(親しい人や身近な人に対して) |
4回ノック | 入室確認(目上の人やビジネスシーン、礼儀が必要な場面、初めて訪問した場所) |
プロトコール・マナーでは、外国での面接やビジネスシーンはノック4回がふさわしいナーなりますが、日本国内では3回が一般的です。
記事公開日:2024年5月27日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。