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2025年07月07日

面接の挨拶マナー|受付、入退室時の挨拶は何て言う?【例文付き】


転職の面接で、応募先の会社に訪問した際の挨拶と入退出のマナーを解説します。受付や面接官の対応方法の違いによるシーン別に、挨拶の仕方、挨拶の例文、入退室時の振る舞い方を紹介します。

受付での挨拶マナー

受付での挨拶も、面接での第一印象を左右します。ここからは、受付で応対する人がいる場合とインターホンで自分で呼び出す場合、それぞれの挨拶マナーを紹介します。

受付に人がいる場合

受付に人がいる場合は、挨拶をしたのち、面接で訪問した旨と、採用担当者の部署と名前、自分の名前を伝えます。

<例文>
「00時から〇〇部の〇〇様と面接のお約束で伺いました〇〇と申します」

インターホンで呼ぶ場合

企業によっては、受付に人がおらず、内線やインターフォンが設置されているケースがあります。内線などの近くに各部署の内線番号が書かれているか確認し、担当者の部署に電話をします。つながったら、挨拶をして、面接で訪れたこと、採用担当者の部署と名前、自分の名前を伝えます。

<例文>
「00時から〇〇部の〇〇様と面接のお約束で伺いました〇〇と申します」

【基本】面接室への入室と挨拶マナー

受付を終えたら面接室へ移動します。ここからは入室から着席までの基本的な流れと挨拶マナーを紹介します。

入室時の挨拶

名前を呼ばれたらドアを3回ノックし、返事が聞こえたらドアを開け、「失礼します」と一言挨拶と一礼してから入室します。まずはこれが最初の挨拶になります。ドアがない場合はノック不要です。閉める際はドアの方に向き直って静かに閉めます。

面接入室時のノック回数の正解は? ドアノックの正しいマナーを解説

着席時の挨拶

入室したら椅子の横(もしくは後ろ)で面接官の正面で立ったまま、ゆっくりハッキリと挨拶をしてからお辞儀をします。話しながらお辞儀をしないよう注意しましょう。面接官から「どうぞ」などの声をかけられたら、「失礼します」と一言断ってから座ります。お辞儀は、入室時は30度くらい、面接終了時は45度くらい頭を下げると良いでしょう。

<例文>
(立ったまま挨拶)「〇〇と申します。本日はよろしくお願い致します」

 

【シーン別】面接室への入室と挨拶マナー

入室方法は、自分で入室する以外にも、面接官が既に入室している場合、面接官と一緒に入室する場合があり、入室時のマナーはシチュエーションによって変わります。

すでに部屋に通されている場合

履歴書などの書類は、すぐ渡せるよう机の上に置くなど準備しておきましょう。面接官が部屋に入ってきたら立ち上がり、挨拶とお辞儀をしてから再度座り直します。

<例文>
(立ち上がって挨拶)「〇〇と申します。本日はよろしくお願い致します」

面接官と一緒に入室する 場合

部屋に通される際に、「失礼します」と言い、部屋に入ります。席の横についたら着席する前に挨拶し、お辞儀をしてから座るようにします。

<例文>
(立ったまま挨拶)「改めまして、〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」

オンライン面接の場合

オンラインでの面接の場合は、時間になってから指定されたURLにアクセスします。面接時間前にアクセスをすると、チャットルームに入室できないケースがあります。座ったまま、PCのカメラに向かって挨拶をし、その後お辞儀をします。

<例文>
(カメラに向かって挨拶)「はじめまして、〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」

 

【基本】面接終了後の退出と挨拶のマナー

面接が終わったら、座ったままでお礼を言います。もらった書類や名刺をカバンにしまったらイスの横に立ち、再び一礼します。カバンやコートなど荷物をまとめ、ドアの前まで進んだら面接官の方を向き「失礼します」と再び一礼し、ドアを開けて退室します。

部屋の外に受付がいる場合は、そこでも「ありがとうございました」と一礼します。建物を出るまでは見られていることを意識し、スマートフォンを見たり、コートを羽織るのは建物の外に出てからにしましょう。

<例文>
「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」
(ドアの前で振り返り挨拶)「失礼いたします」

 

【シーン別】面接終了後の退出と挨拶のマナー

面接終了後の退出は、自分のみ退出する以外にも、面接官が先に退出する場合と面接官と一緒に退出する場合があり、退出方法や挨拶マナーが変わります。

面接官が先に退出する場合

面接が終わったら、座ったままでお礼を言った後、面接官が立ち上がったら、同じように席から立ちあがります。次に、面接官が退出するタイミングで再度「ありがとうございました」と一礼し、ドアが閉まるまでお辞儀し続けます。

面接官と一緒に退出する場合

面接が終わったら、座ったままでお礼を言います。面接官が立ち上がったら、同じように席から立ち、面接官の後ろに着く形で退出します。エレベーターや玄関まで見送られる場合、最後にもう一度「ありがとうございました」と一礼します。

オンライン面接の場合

オンライン面接の場合は、面接へのお礼を伝え、面接官が退出するまで切らないのが基本的なマナーです。なかなか面接官が退出しない場合は、「先に退出してもよろしいでしょうか。本日はありがとうございました」と一言添えて、お辞儀をしてから退出するようにします。

 

面接の挨拶で印象を良くするためのポイント

挨拶の際、以下のポイントを押さえておくと好印象につながります。

声のトーンやスピード

挨拶は明るい声ではっきりと発声することを意識しましょう。挨拶は面接の冒頭ですることがほとんどなので、最初の挨拶の印象は意外と残るものです。緊張すると声が震えたり小さくなったりしがちですが、肩の力を抜いて姿勢を正し、普段より少しゆっくりなくらいで挨拶してみてください。そもそも面接は緊張するものですから、焦らずゆっくりで大丈夫です。

表情や視線

面接官の方をしっかりと向いて、明るい表情で挨拶しましょう。相手の目を凝視する必要はないですが、視線が泳ぐと自信がないように見えるので、相手の目から眉間あたりを意識して挨拶してみてください。また、下を向くと表情が暗くなり、声もこもりがちです。真っ直ぐ前を向いて、少し口角を上げることを意識すると笑顔になりやすいです。

姿勢や振る舞い

前述の入室の基本マナーでも触れていますが、入室、着席の際に、挨拶と一礼をセットで行います。一連の動作に入る際は、一度、姿勢を正し、面接官の方を真っ直ぐに見ます。緊張していたとしても、ここで一呼吸置いて挨拶すると落ち着いて見えやすいです。座っている時も背筋を伸ばし、手は軽く膝に添えるようにしましょう。

挨拶以外で気を付けたい面接のマナー

面接の際は、挨拶以外にも気を付けておきたいマナーがあります。好印象の挨拶を無駄にしないためにも、さまざまな角度から気を配って面接に臨みましょう。

面接会場への到着時間

到着時間の目安は、オフィスビル内の企業なら10分前に建物前に、建物内の面接会場には5分前に着くようにしましょう。15分前など早めに受付に行くと面接官の準備ができていないこともあります。店舗での面接の場合は、店舗前に5分前に着くと良いでしょう。早く着きすぎた場合は、時間が来るまで近くで待つことをお勧めします。

建物内に入る前に冬場はコートを脱ぎ、夏場は汗をぬぐうなど、身だしなみを整えます。スマートフォンの電源も切っておきましょう。

履歴書を渡すタイミング

履歴書は、受付で渡す場合と、部屋に入ってから面接官に直接渡す場合とがありますが、受付であらかじめ履歴書はカバンから出し、誰に渡すかを受付時に確認するのが良いです。先に部屋に通されて、その場で面接官に渡す場合は、履歴書を封筒から出して、机の右側に置きましょう。

【参考】履歴書を持参する時の手渡しマナー

座り方、カバン・傘の置き方

部屋に面接官と一緒に入る場合は、「どうぞお座りください」と促されたら着席し、カバンを置きます。カバンの置き場所は椅子の脇の床に置きます。カバンを椅子の背にかけるのは、面接中に滑ったり何かの拍子に落ちたりして慌てることもあるので避けた方が無難です。

カバンを選ぶときは床に置いた時に自立するタイプにしておくといいでしょう。傘がある場合は、カバンと並べて床に寝かせて置きます。コートは背もたれに掛けましょう。

座る時は、イスの奥まで腰掛けず、座面の前の方に座り、背筋を軽く伸ばします。男性は脚を腰幅程度に開いて両手を軽く両膝の上に乗せ、女性は脚を揃えて両手を重ねて腿の上に置きます。

面接時の服装など身だしなみ

転職の面接では、応募先から特に指示がない時はスーツで行くのが一般的です。服装自由と言われた場合もジャケットを羽織るビジネスカジュアルの方がきちんとした印象を与えることができます。詳しい服装マナーはこちらの記事を参考にしてみてください。

【参考】転職面接の服装マナー
【参考】「私服、服装自由」と言われたら?

※更新履歴:
2019年9月18日
2023年10月4日
2023年12月26日
2025年7月7日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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