面接時の挨拶マナー|受付、入室時、退室時に何て言う?
転職の面接で、応募先の会社に訪問した際の挨拶の方法です。受付での挨拶、面接担当者と顔を合わせた時の挨拶、面接終了時の挨拶の3つのシーンを例文とともに紹介します。
【目次】
受付での挨拶マナー
受付に人がいる場合
受付に人がいる場合は、挨拶をしたのち、面接で訪問した旨と、自分の名前、採用担当者の部署と名前を伝えます。
「00時から〇〇部の〇〇様と面接のお約束で伺いました〇〇と申します」
インターホンの場合
企業によっては、受付が不在、または内線やインターフォンが設置されているケースがあります。内線などの近くに各部署の内線番号が書かれているか確認し、担当者の部署に入電し、面接で訪れたことと、自分の名前、採用担当者の部署と名前を伝えます。
「00時から〇〇部の〇〇様と面接のお約束で伺いました〇〇と申します」
面接担当者との最初の挨拶マナー
面接担当者との初対面の挨拶は、先に部屋に案内されるかで少し変わります。
自分で部屋に入る場合
名前を呼ばれたらドアを3回ノックし、返事が聞こえたらドアを開け、「失礼します」と一礼して入室します。ドアがない場合は、ノック不要です。閉める際は、ドアの方に向き直って静かに閉めます。その後、面接担当者の正面を向き、ゆっくり丁寧にハッキリと挨拶をしてからお辞儀をし、面接担当者から「どうぞ」などの声をかけられたら、「失礼します」と言ってから座ります。話しながらお辞儀をしないよう注意します。お辞儀は、入室時は30度くらい、面接終了時は45度くらい頭を下げると良いでしょう。
(立った状態で)「〇〇と申します。本日はよろしくお願い致します」
すでに部屋に通されている場合
履歴書などの書類は、すぐ渡せるよう机の上に置くなど準備しておきましょう。面接担当者が部屋に入ってきたら立ち上がり、挨拶とお辞儀をしてから再度座り直します。
(立ち上がって)「〇〇と申します。本日はよろしくお願い致します」
面接担当者と一緒に部屋に入る場合
部屋に通される際に、「失礼します」と言い、部屋に入ります。席の横についたらとひとこと添え、お辞儀をしてから座るようにします。
(立った状態で)「改めまして、〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」
オンライン面接の場合
オンラインでの面接の場合は、時間になってから指定されたURLにアクセスしましょう。面接時間前にアクセスをすると、チャットルームに入室できないケースがあります。座ったまま、PCのカメラに向かって挨拶をし、その後お辞儀をします。
(カメラに向かって)「こんにちは。〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」
面接が終わったときの挨拶マナー
面接が終わったら、座ったままでお礼を言います。もらった書類や名刺をカバンにしまったらイスの横に立ち、再び一礼します。カバンやコートなど荷物をまとめ、ドアの前まで進んだら面接担当者の方を向き「失礼します」と再び一礼し、ドアを開けて退室します。部屋の外に受付がいる場合は、そこでも「ありがとうございました」と一礼します。建物を出るまでは見られていることを意識し、スマートフォンを見たり、コートを羽織るのは建物の外に出てからにしましょう。
「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」
(ドアの前で振り返り)「失礼いたします」
その他気になる面接での作法
面接会場への到着時間
到着時間の目安は、オフィスビル内の企業なら10分前に建物前に、建物内の面接会場には5分前に着くようにしましょう。15分前など早めに受付に行くと面接担当者の準備ができていないこともあります。店舗での面接の場合は、店舗前に5分前に着くと良いでしょう。早く着きすぎた場合は、時間が来るまで近くで待つことをお勧めします。
建物内に入る前に冬場はコートを脱ぎ、夏場は汗をぬぐうなど、身だしなみを整えます。スマートフォンの電源も切っておきましょう。
履歴書を渡すタイミング
履歴書は、受付で渡す場合と、部屋に入ってから面接担当者に直接渡す場合とがありますが、受付であらかじめ履歴書はカバンから出し、誰に渡すかを受付時に確認するのが良いです。先に部屋に通されて、その場で面接担当者に渡す場合は、履歴書を封筒から出して、机の右側に置きましょう。
【参考】履歴書を持参する時の手渡しマナー
座り方、カバン・傘の置き方
部屋に面接担当者と一緒に入る場合は、「どうぞお座りください」と促されたら着席し、カバンを置きます。カバンの置き場所は椅子の脇の床に置きます。カバンを椅子の背にかけるのは、面接中に滑ったり何かの拍子に落ちたりして慌てることもあるので避けた方が無難です。カバンを選ぶときは床に置いた時に自立するタイプにしておくといいでしょう。傘がある場合は、カバンと並べて床に寝かせて置きます。コートは背もたれに掛けましょう。
座る時は、イスの奥まで腰掛けず、座面の前の方に座り、背筋を軽く伸ばします。男性は脚を腰幅程度に開いて両手を軽く両膝の上に乗せ、女性は脚を揃えて両手を重ねて腿の上に置きます。
面接時の服装など身だしなみ
転職の面接では、応募先から特に指示がない時はスーツで行くのが一般的です。服装自由と言われた場合もジャケットを羽織るビジネスカジュアルの方がきちんとした印象を与えることができます。詳しい服装マナーはこちらの記事を参考にしてみてください。
【参考】転職面接の服装マナー
【参考】「私服、服装自由」と言われたら?
※更新履歴:
2019年9月18日
2023年10月4日