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2017年12月25日

面接で聞かれる「学生時代に頑張ったこと」にアルバイト経験を掲げるべき理由とは

履歴書 ES エントリーシート タウンワークES(エントリーシート)や面接で企業から聞かれる学生時代に頑張ったこと、力を入れたこと(通称ガクチカ)。企業からのガクチカの質問に対する答えとして、アルバイト経験を伝えるのが有効という話を良く聞きますが、なぜなのでしょうか。この記事では、なぜアルバイト経験を掲げるべきなのか、掲げる際はどうPRしたらいいのか、などアルバイト経験を活用したガクチカ攻略をご紹介します。

面接で必ずと言っていいほど聞かれる「学生時代頑張ったこと」

履歴書 ES エントリーシート タウンワークほとんどの企業で必ず質問されるガクチカ。この質問にはどの様な意図があるのでしょうか?そして、企業はその答えから、一体あなたの何をみているのでしょうか。

ガクチカはどのような意図をもった質問なのか

なぜ企業は、学生へガクチカを質問するのでしょうか。

それは、学生時代に熱中して力を注いだ経験が、その後の社会人生活の姿勢を映し出す鏡になるからです。つまり、企業側はガクチカを質問することで、あなたが将来、企業でどのように活躍・貢献してくれるのかを見極めているのです。

企業が知りたいのは、あなたの人間性、価値観、物事に取り組む姿勢などの「人間力」です。学生時代に頑張ったことこそがあなたの「人間力」を表す鏡となるのです。

また、人間力に加えて、企業はガクチカに書かれた経験欄から(1)自分の個性を把握しているか、(2)問題把握力や解決能力があるか、(3)機転の良さがあるか、などもチェックしているのです。

これを踏まえ、ガクチカとして伝える内容が企業の求める人材とうまくマッチしていることをアピールできた人ほど、選考通過の可能性が高まります。

ガクチカではどのような回答を求められるのか

では、どのような回答が採用担当者の心を掴むことができるのでしょうか。

「力を入れたことは何?」と聞かれると、どうしても立派な経歴や人に勝る活躍が必要なのではと考えてしまいますが、企業は決して経歴や活躍の派手さで判断しているわけではありません。経験したことや活躍した内容そのものよりも、それを通じて伝わる人間力の良し悪しこそが判断材料となるのです。

ポイントは、行ったことのレポートではなく、そこにどう自分の強みを活かせたかを簡潔に伝えること。そして、直面した困難や課題の解決に向けて自分がどう考えて行動したのかの具体的なエピソードを入れることです。

最終的には、その出来事から学んだこと・得たことまで答えられればベストです。

 

学生時代頑張ったことを「アルバイト」にしてPRできること

学生時代に頑張ったこととしてアルバイト経験をあげるメリット、PRできる点は実はたくさんあります。魅力的なガクチカにするために、アルバイトのどんな経験をピックアップするとよいのかをお伝えします。

学生時代の「アルバイト」経験を就活のPR材料にするには

「アルバイト」は人によっては部活・サークルと同じくらい学生生活の大部分の時間を費やすのではないでしょうか。自分では特に強みになるような経験をしていないと思って諦めるのはもったいないです。なぜならバイトの経験は、あなたの強みを伝える魅力的なPR材料になり得るからです。

アルバイトで学んだことを明確にしておく

ESや面接でいざアピールしようと思っても、事前に伝えるべき話を整理しないままだと採用担当者にしっかりと伝えることができません。せっかく素晴らしい強みがあっても面接でそれが伝えることができなかったら十分なPRが望めません。

確実にあなたの強みを採用担当者に伝えるために、まずは、バイトを通して何を得たのかを、自分のなかで明確にする必要があります。ただ頭の中で考えるだけでは明確にならないので、思いつくことを全て書き出しましょう。書き出したものの中で一番だと思うものを選び、それを社会人としてどう活かせるのかをはっきりと言えるようにすると、採用担当者に確実にあなたの強みが伝わります。

活躍経験を最大の強みとしてやったことをアピールする

次に、書き出した一番の活躍・経験をピックアップし、どうアピールすべきか考えます。強みとしてアピールするにはどうすれば良いか一例を挙げてみます。

・長い間1つのことを続けてきた場合→継続力があることをアピール
「継続は力なり」。何年も続けることで人の信頼や安心感が得られます。注意したいのは、なんとなく続けたのではなく、どんなことに力を入れて努力して続けたのかをエピソードにすることでPRできる内容になります。

・お店の売上に貢献した場合→行動力・問題把握力、解決能力のアピール
自分がどう考えて行動したことが売上に貢献したのかを具体的に伝えることでPRできます。

このように、バイトを通して活躍した経験こそ自分の強みに繋がるのです。

 

アルバイトの経験を生かしてガクチカを攻略するコツと例文

履歴書 ES エントリーシート タウンワークせっかく良いPR材料があっても、ポイントがずれていたら企業に自分の魅力を十分に伝えることができません。ガクチカ攻略のコツを掴んで、最大限自分をアピールしましょう。

どのような困難に直面し、どうやって乗り越えたか

繰り返しますが、企業が知りたいのは、あなたの「人間力」などです。それを踏まえると、大切なのは、何か問題が起こった時に、置かれている状況をどのように分析して、最善となるにはどんな解決策をへて目標に辿り伝のか、そのプロセスをどう作っていったかということです。

実際社会人になると、困難な状況に直面することは必ずあります。その時に自分の強みで「どのように乗り越えることができるのか」を採用担当者に伝えられるかが重要なポイントです。

企業の求める人材に合ったエピソードづくり

どんなに立派なエピソードでも、その企業が求めている人材に合ったものでなければ、採用されることは難しいでしょう。

エピソードを考える際には、まずは必ず企業研究を行い、企業の求めている人材像をチェックします。そして、自分の強みの中からリンクする要素を見つけ出し、そこをクローズアップしてアピールに繋げることが重要なポイントです。ここがズレていてはどんなに頑張っても選考通過は難しいので、しっかりと企業研究を行いましょう。

上記コツを踏まえて作成した例文をご紹介します。回答の参考にしてください。

【ESの例文】居酒屋で接客のアルバイト

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイトでのお客様満足度を上げる取り組みです。私は居酒屋で接客のアルバイトに励んでおります。それまでのお店はいつも忙しく、お客様にリクエストを頂いてから動くという後手を取る形のため、結果、リクエストをいただいてからかなりの時間、お待たせしてしまうことが課題となっていました。
このままではいけないと思い、皆でどうしたら改善できるかを話し合いました。その話し合いの中で、お客様に言われてから動くという点が原因だと分析しました。飲み物が空きそうなお客様には先にこちらからお声を掛けるなどお客様のことをよく観察し、ニーズを把握することに努めました。

その結果、接客にかかるアンケートで【お客様の満足度】を実施前よりも改善することができました。また、先に動くことでお客様に呼ばれる回数が少なくなり、お客様やスタッフとのコミュニケーションが増え、良いサイクルを作ることができました。この経験から、お客様視点で考え、ニーズを把握し、行動することの大切さを学びました。

 

アルバイト以外のエピソードもあればなお良し!

履歴書 ES エントリーシート タウンワークアルバイトの経験だけでも十分アピールできますが、その他の経験も十分に武器となります。面接の武器となり得るその他の経験とは、どんなものがあるのでしょうか。

部活・サークル活動

部活やサークルは結果がわかりやすく、優勝など成功した実績があればより印象付けることができるはずです。ただし、重要なのは結果ではなく、そこに至るまでに自分が実した工程。優勝に対して自分が何をして、どう活躍できたいのかこそそが面接でのPR材料として有効です。チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力などが強みとしてアピールしていきましょう。

ボランティア

ボランティアは社会貢献という点でとても素晴らしい経験です。ボランティアの経験があるなら、それを面接でアピールできるように自分の行動を振り返りましょう。

なぜそのボランティアをやろうと思ったのか、自分が考え、行動したことで、どのような貢献ができ、そこから何を学んだのかを伝えることがポイントです。

留学・資格取得

学生時代に留学や資格取得に励む方も多いでしょう。例えば、TOEICの点数を大きく伸ばすことができたなら、立てた目標、それに対してどのような努力をして達成したのか、そこから何を学んだのかを具体的な数字と共に伝えることができればこれも面接での武器になります。

ここでご紹介したこと以外にも、自分では当たり前すぎて気付いていないだけで、実は面接でPRできる内容がまだまだあるかもしれません。バイト以外の経験も一度考えて書き出してみましょう。バイトの経験だけでも十分アピールになりますがその経験が多いほど面接では武器になります。時間がある学生は、今のうちからボランティアやサークル活動など自分ができることに積極的に参加し、面接での話のタネを蓄えておきましょう。

 

素直に、正確に自分の経験をアピールしよう

ガクチカを攻略するコツは、人間性、価値観、物事に取り組む姿勢の「人間力」、問題把握力や解決能力、機転の良さなどが企業に伝わるように、直面した課題に対してどのように工夫・努力して乗り越えたのか、を企業の求める人材像にリンクさせて伝えることです。

そのために必要なことは、自分が学生時代に何をしていたのか整理し、その経験を自分自身で深堀りしてよく考え、理解することです。

面接では、自分が答えたエピソードに対して面接官が興味を持てば、より深く質問される可能性があります。自分でしっかりその経験を深く掘り下げ、理解しておくと、面接官に何を聞かれても焦らずに堂々と受け答えられるでしょう。

アルバイトしかやっていなくても大丈夫です。バイトでどんな役割を持っていて、その経験を通してどのように成長したのか、を自分なりに深堀して分析し、その考えを素直に面接官に伝えることが大切です。これらのポイントを押さえて、はっきりと自分の強みを伝えることができるように早めに準備をしましょう。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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