花粉やウイルス、実はブロックできてない!?美人専門家に聞いた “正しいマスクのつけ方”
今年もやってきました。そう、ニクいアイツ(花粉)が飛び散る季節。ふと気がつけば、右も左もマスク着用の人ばかり。でも、マスクって正しいつけ方をしないと意味がないってご存じですか?今回は専門家に、「清く正しく美しい」マスクのつけ方を聞いてきました。
日本に数人。マスクのつけ方の専門家とは
今回、話を聞いたのは、(公財)労働科学研究所の飯田裕貴子さん。日本で数人しかいない、マスクのつけ方を研究するエキスパート。マスクのつけ方の研究って、そんなジャンルがあることにびっくりです。
ちなみに、労働科学研究所内にいるマスク研究の第一人者は、エボラウィルスの封じ込め対策として、日本代表としてアフリカに派遣されているのだとか(!)。失礼しました、マスクって効果大なんですね。
ではさっそく教えてもらいましょう。コレが正しいマスクのつけ方だ!

1.まず鼻のところに折り目をつけます。

2.折りたたんであるプリーツをしっかりしっかり広げ、

3.耳にかけて、まずは鼻から空気がモレないように、しっかり沿わせます。

4.鼻がずれないように片手で押さえながら、あごまでしっかりマスクで覆います

5.頬骨にそって、顔の骨格にマスクが密着するよう、軽く押しつけます

6.マスクをつけた状態で、何回か呼吸し、空気がもれていないかを確認。

これで完了!
マスクのつけ方はフィットが最重要。その理由は…
では、なぜこのつけ方になるのでしょうか。理由を教えてもらいました。
確かに、筆者もマスクのフィットなんて、意識したことはありません。そのため、エキスパートの飯田さんからみると、街ゆく人のなかには「それ、マスクの意味ないですから!」と突っ込みたくなる人がたくさんいるそうです。
きれいにフィットしていると、小顔効果も大です!
ちなみに、最近では美肌とか小顔、メガネが曇らないとか、さまざまなマスクが販売されていますが、専門家から見て美人&小顔に見えるマスクってありますか?
どうやらマスク美人へのカギも、フィットにあるようです。ちなみに、きちんとフィットしていれば、花粉対応メガネ&マスクで花粉を除去できるため、薬いらずになるのでは、と分析されています。また、メガネが曇る現象も、正しくつけられておらず、空気が漏れているから起きるとのこと。メガネっ子は専用製品でなくても、まずは正しいつけ方をマスターしたいところですね。
災害に備えて、1人1枚の勝負マスクを用意しよう
最後に、どんなマスクを買ったらいいのか迷うという人に、オススメのメーカーを教えてもらいました。

先生のオススメマスク。左上が興研製、右上がシゲマツ製、下の折りたたみ式が3M製
また、単に備えるだけでなく、ヒモの長さを調節して、マスクをつける訓練をしてほしいとのこと。小さな子どもがいる筆者からみると、災害時にウィルスに負けることはできないし、防災用マスクって必要かも。今日、さっそく勝負マスクを買いに行こうと思います!
文・撮影:嘉屋恭子