末吉9太郎が答える！オタクがバイトで困ること「推しにしか興味がなくて、バイト先の雑談についていけない」

ボーイズグループCUBERSのメンバーであり、SNSで配信している「アイドルオタクあるある」が多くの共感を呼び話題となっている末吉9太郎さん。アイドルオタクだというご自身の経験を踏まえて、バイトにまつわるお悩み相談に答えていただきました。第2回は、流行に疎いオタクへの“コミュニケーション”についてアドバイス！

【悩み】オタ活優先で推しにしか興味がないため、バイト仲間とのコミュニケーションがとれません。

ジャンルが違ってもオタクの信念は同じ！　まずはオタク仲間を見つけよう

僕も学生時代は友だちが全然いなかったので気持ちは分かります。でも、バイト先には年齢問わず色んな方たちがいると思うので、きっと何かしらのジャンルのオタクがいると思うんです。だから、まずはコミュニケーションの相手として軽く趣味の話を振ってみて、テンションのあがり具合などを見てオタクかどうかを探ってみるのはどうでしょうか？　

――運良くバイト先にオタクがいたとして、オタクや推しにも色々なジャンルがあると思うのですが仲良くなれるものでしょうか？

確かにジャンルが一致するのは難しいと思いますけど、オタクってなんだかんだで信念はどこも一緒な気がしていて。僕は『アイドルオタクあるある』をSNSで発信していますが、色んな界隈の方が「うちも同じだよ」と教えてくれるので、オタク同士の“熱中する気持ち”や“抱えている悩み”は似ていると思うんです。“誰か”や“何か”を応援する＝推すという気持ちを持っている人であれば話せることはたくさんあると思うので、そこから始めてみるといいと思います！

バイト仲間にも関心をもってもらえるように、推しの魅力で話題作り！

――では、オタクがいなかった場合はどうしたらよいでしょう。雑談のネタに困っているとのことですが。

その気持ちも分かります。雑談は、色々な話題が必要だから意外と難しいんですよね。オタクがいない場合は、こちらの世界に引き込むのが一番だと思うんです（笑）。オタクじゃない人にも、自分の推しの魅力を刷り込ませていくのはどうでしょうか。

――どのような方法がありますか？

たとえばスマホの壁紙を推しにしておくとか、推しが歌を歌うアイドル（たち）だったら、そのグループの曲の中でも印象に残るようなメロディを常に口ずさんで、「何の曲？」って聞かれるのを待つとか（笑）。聞かれたら、心の中では“やった！”と思いつつ、「実は…」って話をすると推しの話もしやすいし話題も作りやすいと思います。それをきっかけに、ミュージックビデオのURLを送ってみたり、ちょっとずつ推しを知ってもらって、バイト仲間にも自分の推しに関心を持ってもらえたらいいなと。

――声をかえてもらえるまでは頑張ると！

もしくは、自分からオタクであることを打ち明けることにはなりますが、オタクの人って同じCDをたくさん持っていると思うので、それを配ってみるとか。そうやって浸透させていったら、バイト先に仲間が出来て、自分の推しのファンが増えて、推しも喜んでくれるというステキなサイクルが生まれるんじゃないでしょうか！

――推しのためになると思えば頑張れるのも、オタクの強さであると。

それな!! オタクって“推しが頑張ってるから自分も頑張んなきゃ！”っていう気持ちになれるんです。しかも、それが結果的に“推しのためになるのであれば最高”という感じですね。僕を応援してくれる方も、「職場（学校）で9ちゃんやCUBERSを普及してます！」と教えてくれるんですけど、本当に嬉しいです。

――バイト仲間を握手会に連れていったり、ファンレターなどで報告をするのもいいですよね。

そしたら、きっと推しからも感謝されますよー！　それに、僕も握手会で「バイト仲間を連れてきました」と言われたらやっぱり頑張れますからね。ファンが僕のことをススメてくれたと思うと、その気持ちに応えたいですし、推し側としても自慢の推しでいたいですからね。いきなり人間関係を築くのは難しいと思いますが、少しずつ推しを浸透させて自分自身にとっても居心地の良い環境を作ってもらえたらと思います！

■前回の記事はこちら
末吉9太郎が答える！オタクがバイトで困ること「推しのためのバイトをやればやるほどオタ活の時間が減っていく」

企画・編集：ぽっくんワールド企画　撮影：河井彩美　取材・文：原 千夏