2022年の初詣、オンラインでどこまでできる？ 鶴岡八幡宮に聞いてみました
年のはじめに神社やお寺にお参りに行き、新しい一年の無事や平穏を祈願する初詣。コロナ禍で密を避け、神社やお寺に直接出向けないけれども、祈願をしたいという人のために、鶴岡八幡宮に、2022年の初詣はオンラインで参拝が可能かどうかをお聞きしました。
鶴岡八幡宮ではライブカメラで参拝状況を配信
鶴岡八幡宮では、境内にライブカメラを設置し、参道の様子を見られるようになっていますが、LIVE配信は神社での参拝をパソコンやスマホの画面を通して行うものではなく、あくまで現在の混雑状況を確認して、密を回避して神社で参拝する判断に役立てられるよう設置しているものだそうです。カメラは御本殿でなく、正面参道入り口に向けて設置してあるので、残念ながらオンライン上で参拝を行うことはできませんが、神社に出向くのと同じように、祈祷済みのお守りやお札を手に入れることは可能です。
お札・お守り・絵馬など一部の授与品がオンラインで申し込みできる
鶴岡八幡宮では、参拝に来られない人のために、毎年お札やお守りの発送を行っていますが、今年からホームページ上での「オンライン申込受付」を開始しています。今まではメールやFAX、手紙で申し込み、郵便振替のみだった受け付けを、2021年11月27日よりホームページ上で申し込み、カード決済・ヤマト便（※送料別）で受け取ることができるようになっています。
オンラインで申し込みできるもの
オンラインで申し込み可能な授与品は、「新年祈祷札」「交通安全祈祷札」「鶴岡八幡宮神札」などのお札類、「合格守」「仕事守」「開運厄除け守」などのお守り類、「破魔矢」など。申し込みから2週間以内に発送をしてくれます。
祈祷札は直接受け取るときと同様に、名前を入れたものを郵送してもらえます。絵馬は、破魔矢に付属する縁起物の干支絵馬の申し込みができます。願い事を書いたり神社へ返送する絵馬ではないので、届いたら一年の開運を願って自宅に祀っておくといいそうですよ。
御朱印、おみくじはオンライン申し込みできない
御朱印やおみくじは、残念ながらオンラインでの発送はしていないとの事。なお、参拝に行き、御朱印を受ける場合は、御朱印帳への記帳ではなく、紙朱印での対応となるそうです。
ご利益に違いはない
オンライン申込みしたお札やお守りは、神社でお祓いと祈願を行ってから発送をしてくれます。届いたお札は家に祀り、お守りは身に着けておきましょう。ご利益に関しては、参拝して受け取るものも発送されるものも同じようにお祓いして祈願してくれるので、違いはありません。
まとめ
オンラインやリモート参拝に対応する神社やお寺が増えつつある昨今。直接行けないのは寂しくもありますが、この機会に遠方で出向けない寺社仏閣のオンライン初詣について調べてみるのも面白いかもしれません。ともあれ、健康に、何事もなく1年を過ごせることがいちばんですよね。
鶴岡八幡宮取材・文：編集部／写真提供：鶴岡八幡宮