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2015年10月21日

なぜ松岡修造はあんなにポジティブでいられるのか?

【納品用】松岡修造似顔絵
「崖っぷちありがとう!」「よっしゃ、面倒くせえ」など、笑える&超ポジティブな名言で知られる松岡修造さん。スポーツ解説やテレビCMなどで、その顔を見ない日はありません。では、その人気のヒミツはどこにあるのでしょうか。「松岡修造の人生を強く生きる83の言葉」など松岡さんの3冊の本の企画・編集に関わったアスコムの取締役編集部長・柿内尚文氏とともに、松岡修造さんの名言を交えながら、その魅力を紐解いていきます。

1.弱い自分にもとことん向き合う

【名言】「真剣に考えても深刻になるな」
(「松岡修造の人生を強く生きる83の言葉」より)

一般に、明るいイメージの強い松岡修造さんですが、本の中では、自分のことを「ナマケモノで消極的、弱くネガティブ」と分析。現在、超〜ポジティブ&積極的に見えるのは、現役テニス選手時代からの鍛錬の賜物だといいます。

「テニス選手としてネガティブな思考はプラスにならない。なので、松岡さんは訓練してポジティブ思考を手に入れたそうです。松岡さんがウィンブルドンに出ていた時、試合が雨天で6日間順延になったことがあったそうなんですが、その間にメンタルがボロボロになってしまい、試合に負けてしまったそうです。天気はどうにもならないことなのに、そのことに頭を悩ませるとネガティブになってしまう。そうならないよう、自分で自分の毎日を楽しくするよう考えて、行動に移し、ポジティブな考えを身につけていったそうです」と柿内さん。

なるほど、「真剣に考えても深刻にならない」といったメンタルコントロール術は、試合に勝つために松岡修造さんが見出した「極意」といえるのかもしれません。

 

2.ネガティブをコントロールする

【名言】「ネガティブになったら心のなかでストップ」
(「松岡修造の人生を強く生きる83の言葉」より)

でも、日々、いろいろなできごとにさらされていると、不安や不満・怒りやグチはつきもの。The後ろ向き&緊張しい、この原稿の筆者は、いつもネガティブな思いがアタマの9割を占めています。そんなとき、修造さんは、「ネガティブになったら心のなかでストップ」という言葉をかけているそう。

「修造さんだって人間です。ネガティブな思いもあれば、ニガテな人、モノもあります。ただ、それをコントロールする術をよくご存知です。ネガティブな考えが出てきたら “ストップ”と止めて、さらに前向きな言葉をプラスする。疲れたでも、あともうひとがんばり、とかね。すると受け入れたうえで、力が出てくる。これも松岡さん自身の経験から出てきた言葉だと思います」

また、著書のなかでも、がんばってきた自分を受け入れ、認めてあげるということも繰り返し発言されています。人は案外、自分の努力を忘れてしまいがち。自分のがんばりを素直に認めることも大切ですね。

 

3.食事もトイレも睡眠も。何ごとも一生懸命

【名言】「トイレでは出したあとに便器に感謝する」
(「人生を変える修造思考」より)

「松岡修造さんは身長189cm、足がスラリと長く、男性から見ても『カッコイイ』人です。そんな修造さんがラーメンや寿司の真剣な食べ方、トイレの真剣な入り方、テレビの本気な見方などを指南する、そのギャップがおもしろいし、修造さんの魅力だと思います」と柿内さん。

「修造さんは、仕事はもちろん、食事やトイレ、睡眠でも、いつも本気・真剣なんです。なんとなく行うことはありません。『トイレでは出したあとに便器に感謝する』なんて、修造さんならではの視点だと思います。また、ファストフードを、できたてをおいしく食べたい、そのためにお店では、アツアツを食べられるようベストな場所取りをするというのもすごいと思います。こうした細かいことを積み重ねて、人生を何倍も楽しくする工夫をしているんですね」

 

4.どんなことも「自分流」にする

【名言】「いま ここ 修造」
(「松岡修造の人生を強く生きる83の言葉」より)

修造さんは、本を読んだり、テレビを見たりしたとき、いつも「自分ならどうするか」と、自分自身に置き換えて考えるそう。

「“いま ここ 修造”は、相田みつをさんの有名な言葉である“いま ここ 自分”を松岡さん用に置き換えた言葉です。どんなことでも、自分ならどうするかという視点をもつことで、人はいろいろなことを自分のものとしてインプットできるのだと思います。それと、いまこの瞬間を真剣に本気に生きる、ということも伝えたい松岡さんの言葉なんだと思います」

 

聞けば聞くほど、奥が深い、松岡修造の世界。なんでも松岡修造さんの本は、甲子園球児やプロゴルファーにも愛読されていて、「力になった」「結果が出た」と喜ばれているそう。テニスプレイヤーとして結果を残し、笑えて、しかも元気が出てくる言葉を持つ男。松岡修造さんの人気は当面衰え知らずといえそうです。

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取材、文:嘉屋恭子/イラスト: t o k i c o

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