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2016年02月03日

2月3日は節分! 豆まきや恵方巻きのローカルルールを調査してみた

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毎年2月3日は節分。「季節を分ける」と読んで字のごとく、本当は年に4回あります。日本では、1年の始まりである春を重要視して、立春の前の節分に豆まきなどの行事を行っています。

そんな春の節分の行事には、地域によって異なる習慣があります。ひょっとしたら、自分が思っていた“節分ルール”はスタンダードではないのかも!?

ということで今回は、節分のローカルルールを調査してみました!

その1:北は「落花生(殻付き)」、それ以外の地域では「大豆」を巻く

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節分といえば、豆まきを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ところがこの豆まきにも、地域によって大きな違いがありました。

豆まきに使う豆は、東北地方から北は「落花生」、関東地方から南は「大豆」がメジャーなのです!

大豆と落花生
アンケート(※1)によると、豆まきに大豆をまく人は73.4%、落花生(殻つき)をまく人は29.8%。殻つきの落花生は掃除も楽とのことなので、後片付けが面倒だと感じている大豆は鞍替えを考えてみてもいいかもしれませんね。

その2:「豆まき」の発祥の地は京都!?

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そんな豆まきの起源は、中国の「追儺(ついな)」という行事に由来しているようです。鬼の面をかぶった人を、桃の木で作った弓矢で射って追い払う行事だそう。確かに、日本の「豆まき」と似ている部分もありますね。(※2)

また、日本国内でいうと、発祥は京都であるという説が有力。京都には古くから「大豆を投げつけて鬼を退治した」という伝説があるそう。また、今でも京都では、吉田神社や壬生寺などで、伝統的な豆まきの行事が行われており、大勢の人で賑わっているようです。(※3)

その3:群馬県では「鬼も内」!?

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「福は内、鬼は外」で知られていることが多い豆まきのかけ声ですが、こちらも地域によってローカルルールが存在します。群馬県藤岡市の鬼石地域では、「福は内、鬼も内」というかけ声の「鬼呼び豆まき」があるとのこと。同じように、鬼も内に呼び込むかけ声は全国にちらほらとある様子。(※4)

他にも、千葉県成田市にある成田山新勝寺のかけ声は「福は内」のみ。また、熊野本宮宮司の九鬼家では「福は内、カミは内」と、登場人物が変わっています!

その4:「豆まき」後の豆で占いをする地域がある

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豆まきが終わった後、余った豆はどうしていますか? 年の数だけ食べる、熱いお茶をかけて「福茶」にする、けんちん汁に入れる…‥など、いろいろな習慣があるようです。

山口県の防長地域では、「豆占い」に使うとのこと。「月焼き」とも呼ばれるこの占いは、豆を12粒使ってその年の天気を占います。火鉢の灰の上に豆を並べるそうで、なんだか神秘的なイメージが湧き上がりますね!(※5)

その5 恵方巻きは大阪のローカルフードだった!

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今では全国区で節分の日に食べられている恵方巻き。ご存知の方も多いかもしれませんが、もともとは大阪のローカルフードだったそうです。「恵方巻き」と名付けたのはセブン-イレブンだとか。関西では、「太巻き」や「丸かぶり寿司」という名前で親しまれていました。(※6)

1989年に売り出してからあっという間に、その年の恵方に向かってかぶりつく「恵方巻き」は全国に広がりました。セブン-イレブンの力は凄まじいですね……!

その6:四国では節分にこんにゃくを、静岡県では「動物ヨーチ」を食べる!?

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四国を中心に、節分でこんにゃくを食べる風習があるそうです! こんにゃくには「砂おろし」と言って、体内にたまった砂を出す役割があるとか。

また、真相は定かではありませんが、「静岡県では節分に動物ヨーチを食べる」ということがツイッターで話題になっていました。「動物ヨーチ」とは、カラフルな砂糖でコーティングした動物型のビスケット。これを、豆と一緒にまいたり、豆まきの後に食べたりする……という噂です!(※7)

その7:広島県三原市の節分は、まるでハロウィン!?

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節分の楽しみ方は、地域やご家庭によってまちまち。とはいえ、広島県の一部地域に、聞いたこともないような節分ルールがありました!

広島県三原市には「節分の日には、子供達が大きな袋を持って、住まい・店舗等をまわり、お菓子をもらう慣習がある」とのこと。(※8)もう少し調べてみると、子供達が「鬼の豆」と称したお菓子をねだって商店を回るのは、100年以上前から伝わる風習だそう。まるで和製のハロウィンですね!(※9)

以上、節分のローカルルールでした! 

「私の地域だけだったの!?」「こんなルールがある地域があるの!?」という、驚きや発見はありましたでしょうか?

地域によってだけではなく、各家庭によって風習が異なることの多い節分。バイト先や学校で、自分の家の節分ルールを紹介しあえば、きっと盛り上がるはず。その際はぜひ、今回ご紹介したローカルルールたちも話してみてくださいね!

文:平岡あみ(エフェクト) 企画:エフェクト

■参考サイト
※1 アットホームボックス http://www.athome.co.jp/vox/life/26790/
※2 チャイナネット http://japanese.china.org.cn/jp/ide/2009-02/04/content_17223840.htm
※3 キョウトデザイン http://kyoto-design.jp/special/setsubun
※4群馬県藤岡市オフィシャルサイト http://www.city.fujioka.gunma.jp/kakuka/f_onishi/onikoisetubunn.html
※5 バイオウェザーサービス https://www.bioweather.net/column/kotowaza/gw20.htm)
※6 ぐるなび http://r.gnavi.co.jp/food/sushi/ehoumaki/ehoumaki_04.html)
※7 AllAbout (暮らしの歳時記ガイド・三浦康子さんの記事) http://allabout.co.jp/gm/gc/220642/3/
※8 アットホームボックス http://www.athome.co.jp/vox/town/31471/
※9 朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/area/hiroshima/articles/OSK201302030149.html)

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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