新歓コンパや合コンで女子にドン引きされる「それダメ!」自己紹介トーク例11
新歓コンパや合コンなどが増えるこの時期。初対面の女子にうまく自分をアピールして好印象を勝ち取りたいもの。そこで、累計2000回以上の合コン実績をほこる日本合コン協会会長・絵音さんに自己紹介のNG例とOK例をアドバイスしていただきました。
■新歓コンパで…
1.名前や肩書の紹介があいまい
これでヨロシク!と言われても、自分がどんな人なのか、まったく伝わりませんね。最初に自己紹介でしっかり伝えるべきポイントは3つ。
・フルネーム
・学校名やバイトしているお店の名前や会社名
・休日の過ごし方
この3つを言うと、簡潔に自分のことを相手に知ってもらうことができます。
最後のひと押しに「あっちゃん、って呼んでください」などとニックネームを自己申告するとさらに親近感がわいて、急接近が狙えますよ。
2.趣味の紹介が漠然としすぎ
これは、“音楽鑑賞”の部分がNG。自己紹介では趣味を話すことも多いですが、音楽鑑賞だけでは、ジャンルが広すぎて女子たちもどこから突っ込んでいいのか迷ってしまいます。
このくらい具体的なほうが、普段の過ごし方はもちろん、人間性も伝わりますよね。また、小悪魔男子がよく使うテクニックで、「動物好き」「子供好き」を自己紹介に出すというワザがあります。そう聞くと女子は家庭的な人かもしれない、付き合うにはもってこいかも、などと想像してしまうので、豆知識として覚えておきましょう。
3.学歴自慢
まさに単純明快でわかりやすいのですが、他校との合同の新歓コンパの場合、学校名だけをポンと言われてもただの学歴自慢にしか聞こえません。
このように趣味などを経由して学校名を言えば自然です。「へぇ~、ボートが趣味で、東大生なんだ」と、勝手に女子が噛み砕いて理解してくれるものですよ。
4.自虐ネタで自己紹介
男子の自虐ネタは、女子にとっては辛いだけ。そもそもコンプレックスを気にしているというオーラを出している時点でNG決定です。
コンプレックスもこれくらいあっけらかんと言われると、武器になります。さらに「このお腹を引っ込ませてくれる女子に出会いたいです」などと付け加えると、好感度アップ!
5.イケメン気取り
ワンランク上の自分を醸し出すイケメン風の気遣いでしょうか。みんなを先に、自分の自己紹介を後回しにする人。これはダメです。そもそも自己紹介の時間をムダにすること自体がNG。女子には「最初がイヤなら、トリならいいの? めんどくさい人だな」と思われてしまうかもしれません。
積極的な態度は合コンへのヤル気を感じさせるので、好感度大!! 一番に自己紹介に手を挙げるくらいの勢いを持ったほうが、モテるようです。
6.とにかく忙しいアピール
自己紹介がてら、「忙しい」「寝てない」「睡眠不足」「二日酔い」…などのキーワードを使って、俺、すごく頑張ってるんだよアピールをする人もいますよね。ハッキリ言って、女子にはそのアピール、まったく伝わりません。それどころか単に遅刻した言い訳にしか聞こえず、器の小さいヤツと思われかねないのでご注意を。
これくらいオーバーに盛って、遅刻の失敗を笑いに変えてから自己紹介へつなげると、女子に「切り返しの上手な人だな」と思ってもらえるかもしれませんね。
■合コンで…
7.好みのタイプをスペックで語る
自己紹介がてら、好みのタイプを話すこともあるかもしれません。でもそこに年齢や身長など、数字を持ちだすのは絶対ダメ。女子はそこに自分が該当するかどうか瞬間的に判断するもの。該当しなければ即時「私には関係ない」となってしまいます。また、「自分より年下が好みだな~」なども、何気にターゲットを限定してしまうのでNGですね。
この表現は鉄板、万能ですね。そして「よく食べる子」と男性が言うと、女子は「養ってくれそう」などと、勝手にいいイメージを膨らませていくものです。しかも、このひと言で女子の食事が進みますし、人は食事が進むと気持ち的にも積極的になるので合コンも盛り上がりますよ。
8.さらに、好みのタイプを芸能人で語る
好みのタイプを芸能人に例えることもあるかもしれませんが、明らかに美人でスタイルのいい有名人を引き合いに出すのもアウトです。女子たちの気持ちが、その時点でなえてしまいますからね。
引き合いに出すなら、女性から見て好感度が高い人、無難な路線でいきましょう。OK例のように、よく食べるところが好きなど、外見とは関係ない理由を添えるのもひとつの手です。
9.「今は彼女は必要ない」トーク
これは最初の自己紹介の時点で余裕を見せて一歩リードを取りたい男性心理かもしれませんが、女子からすれば「彼女を作る気もないのに、何で来たの?」となってしまいます。ややもすると、遊びに来たただの下心野郎と思われることもあり、まったくメリットがありません。
たとえ、今スグ彼女がほしいと思ってなくても、“将来的には”というニュアンスを入れてポジティブに話すといいかもしれませんね。
10.傷心トークから入る
女子の心をつかみたい、気をひきたいという気持ちで、つい言ってしまうかもしれませんが、これもダメです。女子に「そうなの、どんな人だったの?」などと同情を受けるとご丁寧に写メやFBを見せる男子もいますが、必ずドン引きされますので絶対やめましょう。
単純に合コン時のマナーとして、「元カノは引き合いに出さないこと」と心得ておきましょう。
11.モテメンを落とす合いの手
自己紹介中の他のメンズを落とす発言はダメ。笑いを取る“合いの手”のつもりかもしれませんが、女子にとっては「器の小さい人」としか映りません。
他のメンバーのことは、何はなくとも持ちあげましょう。それだけで株が上がりますよ。
自己紹介は自分を知ってもらうための最大のチャンスの場
もし、緊張してうまく話せなくても一生懸命さが伝わればOKです。これは新歓コンパに限らず、合コンにおいても同じこと。「僕、今日は緊張しててうまくしゃべれないんですけど~」などと自己紹介を始めれば自分の緊張も解けますし、逆に「かわいい男子!」と、女子の母性本能をくすぐることだってできるかも。
とにかく、最初が肝心です。しっかり自分のことを知ってもらえるよう準備をして、自己紹介に臨んでくださいね。
合コンシェルジュ
絵音(えのん)さん
2000回以上もの合コン実績を基に、一般社団法人日本合コン協会を設立。「結婚につながる恋のはじめかた」など多数の著書を手掛けるほか、各メディアでのコメンテーターとしても活躍中。合コングッズブランド「GOKON MANIA」のプロデュースや、合コン幹事の資格講座「合コンマスター講座」も手掛けている。
取材・文/中島典子
取材協力/一般社団法人日本合コン協会 http://gokon-jpn.org/