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2016年06月01日

災害でパニックにならないために「一人暮らしの大学生」が今日からできる防災準備

メイン
災害多発国といわれる日本。みなさん、防災用品はきちんと準備していますか? でも、一体、何を用意すればいいの? 防災用品を揃えるのってお金がかかりそう…。なんて思っちゃいますよね。そこで、若者に向けて「防災をもっとオシャレでわかりやすく」をコンセプトに防災知識を広める団体『防災ガール』の代表理事、田中美咲さんに“ひとり暮らしの大学生”が今日から実践できる防災準備を教えてもらいました。

東京・横浜は自然災害リスクが高い都市ワースト1位

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まず、みなさんに知ってほしいのは日本が災害大国であるということです。
スイスの再保険会社スイス・リーが2013年にまとめた『自然災害リスクの高い都市ランキング』では東京・横浜が1位にあげられました。
その理由としては、地震活動が活発な地域であり津波の危険性が高いということ。世界的にみても日本は災害が多い国として認定されているのです。

南海トラフ巨大地震が起こった場合、死者・行方不明者は32万人以上!

阪神淡路大震災
内閣府の発表によると南海トラフ巨大地震が起こった場合、死者・行方不明者は東日本大震災の約18倍となる32万人以上となると予測されています。
特に人口密度が高く、建造物が乱立している都心部の被害は甚大!
東京で予想される被害を以下にまとめてみます。

◎東京・都心部で予想される被害とは…

・木造建築の倒壊・火災
大きな高層ビルばかりが目立つ東京ですが、実は木造建築の住居が多く、かつ密集しているため倒壊した際の火災被害が大きい。

・密集地の道幅の狭さによる救護活動の遅滞
都心部の住宅地は道幅が狭く、入り組んでいる箇所が多いため救急車が入れず救護活動が遅れる可能性がある。

・近隣同士の助け合いが少ない
一人暮らしだと近隣住民との付き合いも少なく、自分が被災した場合に気づかれなかったり、助けを求めづらい可能性がある。

色々と不安になることをお伝えしましたが、これは実際に自分にも起こりうることです。そこで、災害が起きる前に今日からでも実践できることを紹介します。

 

今日からできる防災準備リスト

防災グッズ
チェック画像 自宅から一番近い避難場所を確認
基本ですが、意外と知らない人が多いはず。災害が起きたときに、まずはどこへ行くべきかを知っておきしょう。分からない人は「住んでいる場所の市区町村」+「ハザードマップ」や「避難場所」などをWebで検索して調べておき、いざという時にパニックにならないよう備えましょう。

チェック画像 家族・友人でLINEグループをつくる
安否確認の際に有効となるのがLINE。特に、一人暮らしの場合は自分の現状を伝えることが重要。家族や友人とグループをつくっておき、無事な場合はスタンプひとつ送るだけでも確認がとれます。

チェック画像 部屋をオシャレ感覚で安全にレイアウト
わざわざ家具の転倒防止用品を買って固定するのは面倒ですよね。それよりも、部屋が広く見えるように高い位置にモノを乗せないとか、散らかって見えないよう床に物は置かないで動線をつくるなど“オシャレなインテリア”にする感覚でレイアウトしてみてください。

チェック画像 災害グッズを準備しておく
災害用に、自宅に非常用袋としてリュックなどに持ち出せるグッズを準備しておくことも必要ですが、普段から持ち歩いてほしいものもあります。そこで、「普段から持ち歩いておきたいもの」と「非常用袋に入れておきたいもの」を紹介したいと思います。

<普段から持ち歩いておきたいもの>

・スマートフォンの充電器
・常備薬(1週間分)
・ティッシュとウェットティッシュ
・マスク
・水(500mL 1本)
・笛やライト
・メモ帳とペン
・メガネ
・生理用品 ※女性のみ
・ヘアゴム ※女性のみ

普段のバックが重くなるのは負担に思うかもしれませんが、災害はいつ起こるかわからないもの。念のため、生理用品は数個入れておくことをオススメします。
また、ヘアゴムは髪をまとめるだけでなく、怪我をした際の止血としても利用できるので常備しておくと便利です。

<非常用袋に入れておきたいもの>
まずは、NHKが推奨している以下のものを準備しておきましょう。

・現金
・口腔ケア用ウェットティッシュ(100枚入り5セット程度)
・ロープ
・通帳、印鑑
・ヘッドライト
・乾電池
・携帯ラジオ
・ポリ袋(大中小各50枚程度)
・手袋
・スニーカー
・LEDランタン
・水(3日分で9リットル)
・非常食(3日分)
・リュックサック
・救急セット(絆創膏や消毒液など)
・カセットコンロとカセットボンベ
・ヘルメット
・簡易トイレ

さらに、女性は以下のものも準備しておきます。

・生理用品(1周期分)
・おりものシート(下着を替えられない時に必要)
・エッセンシャルオイルorハンドクリーム(香りでリフレッシュ効果も)
・ストール(寒さ対策や目隠し用)
・ドライフルーツ(非常食だけだと便秘になりがちなので)
・洗顔料や化粧水

災害時に必要とされる非常食は3日分と言われています。水だと1日3リットル、3日分で9リットルを用意しておきましょう。食料はわざわざ非常食を買わなくても、日常で自分がよく食べるものを3日分多めに用意しておくのがオススメ。カップラーメンや袋麺、インスタントの味噌汁やスープ、クッキーなど普段、食べているものを少しだけ多く買っておきましょう。

まとめ

田中さんが提案するのは『日常生活の中で楽しみながら防災を取り入れること』。「災害に備える」となるとお金がかかったり、面倒だったりとハードルが高いと思って何もしない人が多くなってしまいがち。そこで、お金をかけずに、今、簡単にできることからはじめてみてはどうでしょうか。

■取材協力
一般社団法人防災ガール代表理事 田中美咲さん
http://bosai-girl.com/

※この記事は2016年6月1日にタウンワークマガジンに掲載されたものです。